はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は水垢(水シミ・イオンデポジット)の検証をしていこうかなと思います。
どんな検証なのか?
僕自身が気になっていることなんですが、純水と水道水これが乾いた時の水垢に違いがあるのはご存じだと思いますが、カルキ抜きをした水や雨水が乾くとどうなるのか?
なんとなく想像はつきますが、実際に検証したことはないので、自分の目で確かめたいと思います。ただ水垢を作るだけでは面白くないので、その水垢を拭くとどうなるのか? どれが一番目立つ水シミなのか? 違いがあると思うので実験してみます。
この記事の目次
TDSメーターを使って数値を測ってみる
「カルキ抜きをした水」「雨水」「水道水」「純水」を用意したので、TDSメーターを使って数値を測定していこうと思います。
TDSメーター(Total Dissolved Solids Meter)は溶存固形物全般を測定します。具体的には、水中に溶けている無機物や有機物などの総量を測定することができます。これには、以下のような物質が含まれます:
硬度の原因となるカルシウムやマグネシウムの塩類
塩素化合物
ナトリウム、カリウムなどの金属イオン
有機物質など
TDSメーターは水質の総量を示す指標として広く使用されていますが、具体的にはどの成分がどれだけ含まれているのかまでは区別できません。
【測定結果】
純水:0.4ppm
雨水:32.5ppm
水道水:120ppm
カルキ抜きをした水:175ppm
という結果になりました。
ボンネットに吹きかけて乾かしてみる
ボンネットをマスキングテープで4面に区切ったので「カルキ抜きをした水」「雨水」「水道水」「純水」を吹きかけて乾かして水垢にどのような違いがあるのか見てみようと思います。
カルキ抜きをした水を吹きかけてみます。
部分的に乾いてきたのですが、シミになっています。カルキ抜きをした水だったらワンチャン水垢にならないと思っていたのですが、しっかり濃いシミができていてビックリしています。
このような感じで4種類の水を全てボンネットに吹きかけて乾かしてみます。
4種類の水を乾かした結果・・・
全て乾きましたが、パッと見どうでしょうか?
近くで見てみます。右側が純水で左側が雨水です。明らかに純水の方が水垢が目立っていません。
左側が水道水、右側がカルキ抜きをした水です。両方ともガッツリ水垢が出来ています。
こう見ると純水が凄いということは分かると思います。
が・・・
純水も水垢が出来ています。
水拭きすると水垢どうなるのか?
この水垢は水拭きで消えるのか? 試してみようと思います。
いかがでしょうか?
この中で水拭きしても水垢が1番目立っているのは圧倒的に水道水です。
その次にカルキ抜きをした水のところです。水道水より若干薄いなぐらいです。
雨水は肉眼で見て光が当たった時に若干見えるかな? 程度。ほぼないに近いぐらい薄いです。
純水も水垢があったはずですが、拭いたら水垢がなくなりました。
純水(雨)と砂が交わるとどうなる?
純水と砂を使用した水垢実験
どこかで雨水は0ppmだから汚れないと聞いたことがあるのですが、車って汚れるよな?という疑問も払拭すべく0ppmに近い純水を使って実験をしていこうと思います。
-追記-
純水は、蒸留や逆浸透などの方法でほぼすべての不純物が取り除かれた水で、そのTDS濃度は0 ppmに非常に近い値になります。一方、雨水のTDS濃度は通常10~20 ppm程度ですが、地域や気象条件によって異なる場合があります。
水垢を除去したボンネットに純水を吹きかけて、その上から砂をかけて乾かしてみます。
乾きました。近くに畑があるので、このように砂が乗っていることがあります。雨では水垢はできないけど砂が乗っていることで水垢ができるのではないのか?という検証です。
再び、純水をかけて乾かします。この時に砂は追加しません。
同じ行為を3回ほど繰り返しました。
最後に純水を使って砂を水圧で吹き飛ばします。
ん? 砂が乗っていた面に汚れ?砂?水垢?明らかに純水だけをかけていた面にはない汚れがあります。
分かりますか? 茶色い? 金色? ぽい水滴の跡があります。
思っていたより汚れとして残っています。ということは雨が降っても綺麗になることもなければ、逆に汚れるということです。今回は砂で実験していますが、それ以外の外部的汚れ(排気ガスに含まれている油分など)で車は汚れていきます。
純水だけをかけていた面には、同じような汚れはありません。
洗ってみるとどうなるのか見てみます。
先ほどの汚れは落ちました。
近くで見ても茶色いシミみたなのは確認できません。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回は「カルキ抜きをした水」「雨水」「水道水」「純水」この4種類の水を使って水垢ができるのか? できたとしてどういう水垢なのか? というマニアックな検証をしてみました。
結論から言うと、純水最強です。なので純水器を買える人は買った方がいいです。純水器を使える環境の方は買った方がいいです。圧倒的に洗車が楽になります。
というのも1番目立つ、落ちなくなる水垢が生成される水が水道水だからです。けど、純水器も1万円以上はするし、樹脂も交換する必要があるのでランニングコストが発生するので全員買えるわけではありません。
そうなった時に如何に水道水を乾かさないかが重要になってきます。乾きそうになったら再度水をかけるのも1つの方法ですし、1番良いのは大判タオルなどを買ってスピーディーに拭き上げることです。
その辺のコツはまた動画で紹介したいと思います。
カルキ抜きをした水は普通に水アカが生成されるので、わざわざ作る必要はありません。
雨水は溜めたもので参考にならないかもしれませんが、少し調べてみたら雨水も大気中の微粒子やガスが溶け込んでいる為、少量の不純物が含まれており地域や気象条件によってことなりますが、TDS濃度は通常10~20ppm程度みたいです。
今回この検証をした理由は、「雨は汚れない」「雨で綺麗になる」という言葉を耳にしたからです。
けど、外に置いてある車には砂も乗るし、油分も付着してるから雨でも水垢ができるのでは? と思っていたので1番不純物が少ない純水を使って砂をかけて水垢に変化があるのか?汚れ方が変わるのか自分の目で確かめてみました。
結果としては、砂に含まれている不純物が溶けだして?そこまで具体的に理由は分かりませんが、汚れてるということが判明しました。
無菌室に車を入れて雨が降ったら汚れないのかもしれませんが、雨は外で降るものなので現実的ではありません。
結果として、雨でも水垢は付くということです。車を乗っている以上は汚れていくものなので定期的なメンテナンスをオススメします。
そいじゃ、また!
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