はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はよく「撥水・疎水・親水、どれが1番良いんですか?」と聞かれるので、ボディの水弾きに関しての動画になります。
コーティング剤とか撥水剤もたくさん種類がありますし、それぞれ性能とかも違くて水弾きも様々で、じゃあどれがいい? ってなるんです。
以前、企画でジェームスにバイトに行った時も、「親水系を使っているんですが、これで間違いないでしょうか? ”」と聞かれました。
その時に僕がお答えしたのは、 「好きなやつで良いと思います。バチバチした水弾きが好きなら、撥水で良いと思います。水を流した時にこの水引きがすごく気持ちいいとか洗車しやすいというのがあれば、疎水とか親水を選べばいいんじゃないでしょうか」とお答えしました。
というのも僕なりの答えは見つかっていませんし、洗車は楽しくやるものだと思っているので、自分が楽しめていればいいんじゃないのかなと思ってそうお答えさせていただきました。
勿論楽しもうと思って車に何か被害が起きてしまったとなると話は別だと思うんですが、水弾きに関しては好みで良いんじゃないのかなと思っています。
コーティング剤とかワックスを含む被膜の話になっちゃうと、ゴチャゴチャしちゃうので、今回はボディの水弾きのみにフォーカスした動画になります。
ガラスは視界とかに関わってくるので、別の回でどれがいいのかとしっかりやっていこうと思っています。
それで水弾きでいうと色々な種類があります。
撥水・親水・疎水・滑水・流水とか聞いたことがあると思います。
それで僕自身は大きく分けて、水を弾く撥水・水が馴染む親水、の2つだと思っています。
その中で色々なメーカーさんが撥水力とか接触角等を色々調整して、色々ブレンドして出来上がった造語達が疎水・流水・滑水などになるかなと思っています。
それで、ジェームスで質問してくださった方は親水を使っていたので、どうして撥水は嫌なのか訪ねたところ、 「撥水は太陽光が当たった時にレンズ効果でウォータースポットになりやすいから撥水は使っていません。だから親水の方が良いですよね?」 とおっしゃっていました。
確かに、レンズ交換で塗装面を焼いてしまうってよく聞くなと思いました。
ですが一概にそれがどれだけ車に影響を与えているかっていうのは正直わからないし、逆にそこまで影響が与えているものなのかな? って思っています。
実際に車に撥水と疎水を施工しておいたので、2つの特徴とかもお話しながら僕なりの考えをお話していきたいと思います!
撥水と疎水の水弾き比較
今回は黒い車で試していきます。左右でコーティング剤を変えてあります。右側はVoodoorideの『シルク』。左側はソフト99の『レインドロップ』を施工しています。
右側(『シルク』)に水を大量にかけると1つの塊になって水が引いていきます。
なので、水滴の残りが少ないというのが特徴です。
一方左側(『レインドロップ』)は水を大量にかけても撥水系なので、1つの塊になりきれずにすぐに分裂しちゃいます。これが撥水と疎水の特徴かと思います。
それでボディで親水状態をつくるというのは作りづらいので、今あるコーティング剤の中で1番両極端の物を今試しています。そうしたら水滴の違いを見ていきますか。
水滴の違い
噴霧器で水をかけてみたんですが、左側(『レインドロップ』)の方が丸っこい水滴で右側(『シルク』)の方が少し大きめの水滴で形が歪になっています。
丸っていうよりは三角っぽい水滴があったりします。これが撥水と疎水の水滴の違いです。
左側の水滴の方がプックリしているので、その分太陽が出ている時に日が差してレンズ効果で塗装面を焼いてしまうと言われています。
逆に疎水の方が高さが無い分レンズ効果が撥水に比べて効果が弱く、焼けにくいといわれています。
撥水の方に雨のように水をかけた時、水滴が転がり落ちてきますがこの様が格好いいと思います。
しかも水滴が立っていることによってキラキラしているように見えるんです。
これが撥水のいいところです。
それで逆に疎水の方は洗車した時に大量に水をかけられるとまとまって水が引いていくので水滴残りが少ないです。
だから汚れが付きにくく拭き取りがしやすくなっています。
これが疎水のいいところです。
太陽光で撥水の方はプックリしているからレンズ効果で焼けちゃう、という話なんですが雨が降っている時って晴れてますか?って思うんです。
勿論天気雨だと可能性はあると思うんですが、雨でカンカンに晴れている時ってなかなかないと思います。だから日が差す前に大体乾いちゃうんです。
雨っていうのは水道水と違ってミネラル分が含まれていませんが、汚れないかどうかって言われたら汚れます。
それは雨に砂とかが混じっていたり、排気ガスの油分とかが混じっていたりするからなんですが、水道水のような丸い水アカにはなりにくいです。なので僕的に塗装面が焼けるっていうことは、あんまりないんじゃないのかなって思ってます。
水滴が残っているうちに太陽光がビンって当たることって、天気雨ぐらいだからそんなにないと思いますし、撥水系のコーティング剤を使っている人、みんなの塗装面が焼けているかって言われたらそうでもないと思うんです。
塗装面が焼ける可能性があるとしたら洗車の時です。
暑い時に洗車をしてこのまま残っていて、拭き上げる前に乾いちゃうとか日が差して焼けちゃうとか。そういった理由で塗装面がやられることの方が僕は多いと思っています。
疎水は水をかけた時に1つの塊になるので水残りが少ないです。
なので撥水に比べて拭き上げにゆとりを持てるという特徴があるんですが、これは洗車の時にしか発揮できないんです。
突然の雨で水滴比較
今急に雨が降ってきたんですが、その雨で疎水の方が1つの塊になるかっていったらならないんですよ。
実際なってないですよね? ということは雨の時にあの効果は使えないんですよ。だから疎水の1つの塊になって水が引いていく効果は洗車の時だけなんです。ホースで水をかけられる時にしか効果がないんです。
ホースでかけた水が引き終わったあとの雨粒がポツポツついている状態は、撥水とそんなに大きな差はありません。
雨がパラパラ降っていますが水滴の残りがが疎水の方が少ないということはないです。
逆に撥水の方が摩擦抵抗が少ない真ん丸な水滴なので、水滴が転がっていった跡があると思います。なので雨のあとは撥水の方が水滴は残りづらいと思います。
あと、車を走らせた時に風が当たるとやっぱり撥水の方が水滴は飛んでいきやすい。疎水の方がベチャっとなって飛んでいきづらいんです。
ということは水滴が飛んでいきづらいから残って水滴が乾きましたってなると、雨とかに含まれている汚れがボディに乗って汚れとして見えるといった感じです。
拭き上げについて
今天気雨が去って、雲が抜ければ太陽が出るかなといった感じです。
こういう時に撥水は注意した方がいいのかなといった感じです。だけどこんな日がしょっちゅうあるかっていうのもそうだし、車に撥水使っている人みなさんボコボコかって言われたら、そんなことないよねって僕は思ってます。
かなり雨がやみましたが水滴の大きさの違いわかるかな。
こっちの水滴とこっちの水滴だと大きさが全然違うと思います。それで疎水とかを使うと、逆に大き目な汚れが結構大きく付着しちゃう。
過去にシュアラスターの『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』のどっちが汚れがつきにくいのかっていう検証をしたことあります。
その時は4面施工して、平等に対角線上に『ゼロウォーター』『ゼロドロップ』を施工したんです。そうしたら綺麗に対角線上に『ゼロドロップ』、撥水タイプの方が汚れが少なかったんです。
色々な原因があると思うんですが、その時は撥水の方が明らかに汚れが目立たちませんでした。
逆に『ゼロウォーター』は親水タイプと呼ばれているんですが、こういう疎水系に近い感じは汚れが1個は1個は大きくて、「うわっ、すごく汚れてるな」って僕は思いました。それであと拭き上げにも違いがあります。
撥水の特徴としては洗車後水滴が残った時に拭き上げやすいっていうのがあります。
ボディに水が残っていますってなった時に、タオルで拭くじゃないですか。その時に撥水の方が水滴は結構残りづらいです。
水滴が立っているからなのかかなり吸ってくれます。
ですが疎水の方も水の塊をつくれば水がドンドン引いていって水滴の残りが少ない為、拭き上げも残った水滴を拭き取るだけで済みます。
ですが、疎水ではなく親水ぐらいまでいくと、残った水滴が多くて拭けないことがあります。
色々な原因があるんですが、拭きスジなどが残りがちになります。なので、普通のクロスではなく、『シルクドライヤー』とかワークスタッフのタオルで拭くようにすると拭き取れます。
それで拭きスジが残りますよっていう人はボディ面が撥水していないか、タオル自体がもうビチャビチャになっているかだと思います。
撥水・親水・疎水でそういった水弾きの違いは出てくるのかなと思います。
まとめ
といった感じで方以上になります!
今回はボディの水弾きは色々あるけど何がいいんじゃい?という所で僕なりの考えをお話させていただきました。
結果この動画を見てどう思いましたか?僕も伝えきれていない部分もあると思うし、僕が持っているのと違うこともあるだろうし、その辺はYoutubeのコメント欄等でみなさんの意見を聞きたいなと思っております。
それで結論から言うと、どっちがいいの?って感じだと思うので僕は好きな方でいいんじゃない?っていう感じです。
まとめると撥水のいいところは、雨が降った時とかすごくキラキラしてて、「うわぁ~、洗車してるよ」っていう感があります。それが撥水のいいところ。
だけど撥水は水滴が丸いので、レンズ効果で太陽光を浴びた時に塗装が焼けてしまうリスクがある。
だけど僕は雨が降った時とかは大体曇りだし、いきなり日がビンっていうこともそうそうありませんし、撥水を使っている人の車の塗装面がボコボコしているっていうのもなかなか見ないので、撥水が一概にダメですとも言いづらい。
ただ、1番撥水で気を付けてもらいたいのは洗車した時の拭き上げです。
やっぱり水道水には注意してもらいたい。純水器を使っていればよりリスクを低減することが出来るんですが、普通の水道水を使っているとやっぱりミネラル分が蒸発して水アカが固着してしまうことがあります。
これが1番結構厄介なので気を付けてもらいたいなと思います。
それじゃあ疎水がいいの?っていう話でいくと、人それぞれ洗車をいつやるかとかも全然違うと思いますし、仮に炎天下の中でどうしてもやらないといけない人が疎水でいつまでも1つの塊になるまで1面ずつ水をかけてやることは大変じゃないのかなとも思うので、疎水が正義だとも思っていません。
とにかく出来るだけ炎天下の中とか洗車する際っていうのは、水滴を蒸発させないように速やかにボディ面の水滴をなくす。
これが1番重要なことだと思います。
それで疎水も逆に水滴が丸っこくないので風で飛んでいきにくいというのがあるので、砂埃とか雨に含まれている汚れみたいなのが付着したりとか、水溜まりとかの泥汚れとかで汚れがすごく目立ったりっていう部分もあったりするので何とも言えません。
だから、洗車は楽しく好きな方を選ぶのが1番だと思います。
特にセルフ洗車をする方は自分の車を洗う訳なので自分が満足していれば1番いいのかなと思います。
なのでどれが絶対っていう訳じゃないんですが、この辺はもっと突き詰めていきたいなと思っています。一旦は好みでいいのかなといった感じです。
あとはYoutubeのコメント欄で話し合いましょう。僕もわかってない部分もあるでしょうし、逆に共感できる部分もあったかもしれません。なので話し合って、みなさんのより理想なものを見つけだせればいいのかなと思います。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!