はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はこちら!
クリンビュー『コンパウンドスピーディー』を使っていこうかなと思います。ちなみに、私1回使ったことがあります。けど、動画にしていなかったなと思い、今撮影しております。
パッと見は同メーカーのガラス用撥水剤『ハイブリッドストロング』なんですよね。だけど、パッケージの上の方に “ガラス撥水剤ではありません” と記載されています。
じゃあ何?
“劣化して見えづらいガラス撥水剤やギラギラ油膜汚れをWパワーで根こそぎ落とす!” と記載されています。要はガラスの油膜と撥水剤を落とすモノです。Wパワーって何じゃい? これはパッケージの裏面に記載されています。
クリンビューで実証された、ケミカルによる油膜洗浄除去作用とナノセラミックス、サブミクロンセラミックスコンパンドを用い物理的にこすり取る研磨作用を複合。このハイブリッド効果により、ガラス表面の劣化したガラス撥水剤や頑固でしつこい油膜などを、根こそぎ落とします。
※パッケージ引用
と言われてもなんのことかサッパリなんですが、簡単に説明すると食器用洗剤みたいな油分を落とす作用と、ヤスリみたいに物理的に削り落とす研磨作用を複合して落とします。みたいな感じだと思います。※ヤスリとかは大袈裟です。
消費者を何とか説得して買わそうとしていますね。笑
ちなみに僕は1度使って使いづらいと思いました。
あの時の感覚と変わらないのか、それとも「いや、使いやすいぞ」となるのか、実際に使って僕が付いづらいと思った部分などをお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
施工する車の説明
外にやってきました。まずはこの車で試していきたいなと思っています。
ちなみに後ろに見えるエブリイはガヤさんがキャンプで使用していた車なんですが、ウロコが凄いんですよ・・・。
今回使用するの『コンパウンドスピーディー』はウロコについては記載されていなかったのですが、落とせたら嬉しいなっていうのも正直あるのでウロコが酷いエブリイも試してみようと思います。
それと先日「同じ撥水剤でも水のかけ方で見え方が違う!!!」の動画で使用した車にカインズの撥水剤が施工されているので撥水剤がどの程度落ちるかも見ていく予定です。
一旦は、この車に施工していきます。
【1台目】ガラスの状況確認
まず、この車のフロントガラスの状態です。
助手席側は少し撥水剤が残っている感じで、運転席側はワイパーでほぼ撥水剤が落ちていて油膜が少し付いているのか若干弾く感じがあります。
助手席側はワイパーが可動する部分は親水状態でワイパーが当たらない部分は撥水剤が残っている状態です。
こう見るとワイパーで撥水剤が削ぎ落されているのが分かりますね。とりあえず、使い方を確認して実際に使ってみようと思います。
『コンパウンドスピーディー』の使い方
【使用方法】
キャップを閉めたままボトルごと良く振ってください。
①ガラス面のキズつき防止のため、泥・砂・ホコリなどを水洗いし、水分を完全に拭き取ってください。
※ガラス面に水分が残っていると充分な効果が得られないことがあります。
②先端のカバーキャップ(グリーンのキャップのみ)を回してはずし、フェルト面を出してください。
③液が飛び散らないようにフェルト面をガラスに密着させ、ボトル部を押しながら液を適量出し(ボトル部を押すとフェルト中心部の穴から液がでます。)縦・横と直線的にガラス面を擦ってください。
④スポンジなどを使って清水で完全に洗い流してください。(この時に水をハジク部分は、撥水剤や油膜などが完全に除去できていませんので、その部分だけ再度作業してください。)水洗いが不充分な場合、乾いたあと白く残ることがあります。窓枠の隙間についた場合、歯ブラシなどで落としてください。
とのことです。
ここに書いてあったんですが、乾いた状態で施工するじゃないですか?
砂埃はガラス面に付着している可能性があって傷が付く可能性があるので1度水洗いします。
ガラス面は濡れますよね? けど、ガラス面が濡れていたら効果を充分に発揮することができないんですよ? 拭き上げますよね? 擦りますよね? 落ちているか水をかけて確認しますよね? 落ちてなかったらガラスをまた拭き上げて施工するんですよ?
これを繰り返すんですよ? 面倒じゃないですか?
と、文句ばかり言っていても仕方がないので実際に使ってみます。
『コンパウンドスピーディー』を実際に使ってみる
実際に使っていきます。容器を振ります。
容器は本当『ハイブリッドストロング』と全く同じです。
これもちょっと1つ物申したい! なんで同じにしたんだ? もちろん容器が一緒だったらその分型代もないからね・・・(独り言)
これが使いやすいんだったら、これで良いんですけど・・・
ちょっと使ってみますね。
見ての通り、『ハイブリッドストロング』と全く同じです。
ボトルを押す。
そうすると、このように液剤が出てきます。液剤が出てきたら縦・横で擦っていきます。押しながら(液剤を出しながら)擦りにくい・・・
見て分かると思いますが、指1本分くらいの幅しかコンパウンドが付いていないんです。これフェルト全体にいきわたるまでに時間がかかります。
この容器にしたのは僕は失敗だと思う。
しかも、擦りにくい。
ガラスの角が施工できない
『ハイブリッドストロング』って大型のヘッドで撥水剤が塗りやすいよっていうのが特徴なんですが、この角が濡れないんですよ。
だから、『コンパウンドスピーディー』も角の撥水剤や油膜を落とすことができません。
僕が普段使っているカーオールの『水アカとりパッド』だったらスポンジが四角いので角の撥水剤や油膜も難なく落とすことができます。
『コンパウンドスピーディー』はどう頑張っても入らない。なんで『ハイブリッドストロング』と同じにしたんだろうね!
力を入れにくいから疲れる・・・
力が入りにくいです。良いことなのかもしれませんが、擦るという作業なので疲れます。
しかも、柄の角度が斜めなのでパッドに上手く力が加わらず斜めに力が加わるのでカタカタしてしまいます。
この持ち方が良さそうです。
柄が長いからワイパーなどに干渉する
しかも、ワイパー付近は柄が長いので干渉して擦りにくいです。
このように柄が長いとワイパー付近やワンボックスなどのリアウイングが干渉して施工できない部分があるので不便です。
水をかけて油膜等が落ちているか確認してみる
全体的に擦ったので、この辺で水をかけて実際に落ちているか確認をしていみます。
運転席側はワイパーが当たる面積が広いので、そこまで撥水剤は残っていなかったので、全体的に親水状態(撥水剤が残っていない状態)なのですが、下の方が落ち切っていないです。
9割ぐらいは綺麗になっています。下の方が落ち切っていないのは容器の問題だと思います。容器の形状からして端に力が加わりにくいので端は徹底的に擦った方が良さそうです。
そうなると、再度ガラスに水が残っていない状態にして、『コンパウンドスピーディー』で擦っていきます。これ面倒じゃない?
【2台目】頑固なウロコが落ちるのか試してみる
続いてガヤさんの車です。見て分かるぐらいのウロコです。
カメラでここまでハッキリ映るウロコは珍しいです。笑
最初にも説明しましたが、『コンパウンドスピーディー』でウロコが落ちるとは記載されていません。ただ単に落ちるかどうか気になるので検証してみるだけです。落ちなくてもOKです。
やはり角は施工できないのと、力を入れづらいので疲れます。
それとコンパウンドなのでボディに付着した場合は、しっかり洗い流すか、ボディを間違って擦らないようにマスキングテープを貼っておくといいと思います。
しっかり擦ったので洗い流します。
油膜などは水弾きで判断できるのですが、ウロコは拭き上げてみないと分からないことがあるので、1度ガラス面を乾かします。
どうですか? 落ちてますね!
圧が加わりやすいところは落ちているけど、端の方は力が加わりにくいのかウロコが残っています。
ウロコが落ちているところと、落ちていないところの差がハッキリしています。
続いて、左側半分を『水アカとりパッド』で試してみます。
パッド全体に圧が加わりやすいので作業もコンパウンドスピーディーに比べて楽です。
ちなみに、『水アカとりパッド』はガラスを少し濡らした状態で施工していきます。ここは『コンパウンドスピーディー』との多いな違いで、仮に落ちていなくても1度拭き上げる手間がないのが良いところです。
このようにガラスに吸い付きます。パッド全体がガラス面に当たっている証拠です。
擦り終わったら水をかけてウロコを確認していきます。
完全に落ちたとは言えませんが、全体的にウロコが落ちています。
右側が『コンパウンドスピーディー』、左側が『水アカとりパッド』です。
落ちている部分だけを見ると『コンパウンドスピーディー』の方が綺麗になっていますが、『水アカとりパッド』の方が均等にウロコが落ちています。
検証結果では『コンパウンドスピーディー』でもウロコは落とせます。
【3台目】撥水剤を楽に落とせるのか?
続いて、『カインズの撥水剤』が施工されている車で、撥水剤を落とせるのか検証してみます。施工して1週間程度なので、かなり弾いています。
水アカとりパッドと比較してみる
まず、『水アカとりパッド』から行きます。
ガラスが濡れた状態で擦るとパッドに付着している液剤が弾かれます。これが弾かれなくなるまで擦るだけです。
こういう風になったらOKです。擦りながら落ちているかどうか確認できるのも良いところです。
全体的に弾かなくなったら一旦作業終了です。
水をかけて白い液剤を洗い流します。これもコンパウンドなのでボディに付着しないよう気をつけてください。
運転席側と見比べると一目瞭然です。全く弾いていません。
一応、ストップウォッチで計測しました。約4分50秒でここまで撥水剤を落とすことができました。
続いて、運転席側をコンパウンドスピーディーで落としていきます。
ガラスが乾いた状態で擦っていくのですが、ご覧の通り液剤が弾かれません。そうなると洗い流すまで落ちているかどうか確認することができないので、どこまで作業を続けていいのか分からない状態です。
4分ほどガラス全体を擦ったので、水で洗い流します。
赤丸部分が落ちていません。
やっぱり端の方ですね・・・
ガラス面を乾かして再度端の方だけ擦りました。
コンパウンドスピーディーの方が落ちていない?
ん? 待って! 待って! 落ちてない?
さっき水をかけた時は全体的に親水状態になっていて、端の方だけ少し弾いていたので再施工したんだけど、逆に端は親水状態だけど全体的に水が弾かれてる・・・なんで?
濡れたタオルで拭いてみます。
落ちてない。濡れたタオルで拭いた方が水の膜が薄いので分かりやすいです。
縦・横で擦っていたので縦横の線があります。タオルで拭いた時にクリアになっている箇所は落ちていますが、白っぽくなっているところは撥水剤がまだ残っている状態です。
水アカとりパッドの方は少し詰めが甘い部分もありますが、全体的にクリアです。
この違いです。『コンパウンドスピーディー』(左側)のマスキングテープ付近は追加施工したのでクリアになっています。
クリアになっているのは濡れたタオルで拭いた時に薄い水の膜がガラス面をクリアに見せています。
水をかけると最初は親水状態なのですが、少しすると水が弾かれていきます。
やっぱり落ちていません。
この後、『コンパウンドスピーディー』自体に撥水剤に近い何かが含まれているのかと思い、水アカとりパッドを施工したところに『コンパウンドスピーディー』を塗ってみましたが、水が弾かれることはありませんでした。ということは・・・
落ちていないってこと。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回はクリンビューの『コンパウンドスピーディー』というガラスの油膜とガラスの撥水剤を落とすモノを使ってみました。使ってみた感想で言うと使いづらいです。
使いづらいっていうのは力を入れづらいだったり、パッド部分が丸型なので端の方がちょっとやりづらいだったり…
あと1番使いづらいと思ったのは乾いたガラスに施工するんですが、その時に施工しながら撥水剤が落ちているのかどうかを確認できないし、確認するために1度コンパウンドスピーディーを洗い流して撥水剤や油膜が残っているか確認して再度拭き上げてから乾いた状態で施工するのが面倒です。
この説明をするのも面倒なぐらい面倒です。
しかも、この液剤が水に馴染みやすいみたいで、パッと見落ちたように見えても落ちていないケースがあります。
『水アカとりパッド』と使い比べてみましたが、『水アカとりパッド』が9割落とせたとしたら『コンパウンドスピーディー』は2割ぐらいかな。
基本的には撥水剤と油膜を落とす商品なんですが、ウロコも落とせました。
けど、均等に力を加えることが難しいのでウロコが落ちているところと落ちていないところの差は激しかったです。
個人的には『水アカとりパッド』の方が全然使いやすいです。
だから『コンパウンドスピーディー』の改良に期待。って感じですかね。
イチネンケミカルでガラスの油膜取りで有名なものがあまりないので(クリンビューのようなスプレータイプを除いて)やっぱりプロスタッフとかと比べるとまだまだかな。
そもそもコスト面を考慮したのか分からないのですが、『ハイブリッドストロング』と同じ容器に入れてしまったのが失敗だと僕は思います。とりあえず、使いづらかったです。
そいじゃ、また!
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