はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はWILLSON(ウイルソン)のコーティング剤『艶Max GOLD(反応系コート剤 油性)』と『艶Max 拭き取りスルー(一般コート剤)』を購入しました!おそらく新商品だと思います。
僕は過去にウイルソンの『ツヤエキスパート(反応系コート剤 油性)』と『艶Maxコート(反応系コート剤 油性)』を使ったことがあるのですが、メチャメチャ撥水するし、耐久性もあるのに金額も2000円くらいで驚きました。
硬化型のコーティング剤って他のメーカーだと1万円くらいするのになんでそんなに安いんだろう…。
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今回購入した『艶Max GOLD』と『艶Max拭き取りスルー』も例にもれず、両方とも約2500円と安価です
なのに、『艶Max GOLD』は硬化型で耐久性が1年、『艶Max拭き取りスルー』は簡易的なタイプで耐久性が3か月とかなり違いがあるみたいなので、実際に使って施工性・艶・水弾きなど色々比較したいと思います!
この記事の目次
施工する車の現状
今回はこの車に施工していきます。現状は親水状態で、水が引いていくような感じですが、若干コーティング剤が落ち切れていない部分があります。
これくらいなら多分問題ないので、マスキングテープでボンネットを2等分して、右に『艶Max GOLD』、左に『艶Max拭き取りスルー』を施工していきます!
ボンネットに『艶Max拭き取りスルー』を施工
助手席側に『艶Max拭き取りスルー』を施工します。
パッケージに
「ムースを付けて伸ばすだけ 拭き取り入らずで速攻ガード 被膜がしっかり3か月 重ね塗り可能」
と記載されています。
1プッシュの実寸サイズをのせてくれているのはありがたいですね。
『艶MAX拭き取りスルー』の使い方
①あらかじめ洗車して、ボディに付いた砂やほこりを落としてください。
②缶をよく振ってから付属のタオルにペットボトルのキャップほどの大きさにスプレーし、ムラなく塗り広げてください。
※逆さにして使用しないでください。
※本品は濡れた状態では使用しないてください。
※拭き残しがないように、タオルのキレイな面で仕上げてください。
セット内容は缶とタオルのみです。タオルは綿でよくお中元でもらうような感じのタオルです。
ボディが濡れた状態だと使用できないみたいなので、必ず乾いた状態で施工しましょう!
よく振ってスプレーします。本当にムースみたい。
すぐさま拭き上げていきます。
すごくツルツルだしムラにもなりませんが、施工できている感じはメチャメチャあります。
施工が終わりました。マジで簡単だし、ツルツル。
ボンネットに『艶Max GOLD』を施工
運転席側に『艶Max GOLD』を施工していきます。
先ほど手持ちの『艶Maxコート』と何が違うのか見比べてみましたが、セット内容のタオルとスポンジは似たような感じだし、成分はシラン化合物・石油系溶剤・硬化促進剤・固体フッ素化合物と完全に一致していたので、ほぼ同じような感じなのかな。
だけど容量は『艶MAXコート』が58ml、『艶Max GOLD』が53mlで違うので、多分リニューアルしたんだと思います。
『艶Max GOLD』の使い方
①下準備 洗車をし、水分を完全に拭き取ります。水アカがついていたり、塗装が荒れている場合は下地処理をしてください。
②ビンをよく振る 液が均一になるように、上下によく振ります。
③塗り広げ 適量をスポンジ不織布面にとり、塗り残しの無いように塗り広げます。
④アラブキ 指定の拭き上げ時間で、付属の白いタオルで表面のくもりが消える程度まで大まかにアラブキして下さい。
⑤仕上げ 付属のやわらかい仕上げ用クロスでスジ、ムラが無いように軽く軽く撫で拭き仕上げてください。※ゴシゴシと強く拭き取らないでください。
⑥最終確認 最後に拭き残しが無いかよく確認してください。
⑦定着 被膜硬化までに、20~35℃は4時間、5~20℃は12時間、雨にあたらないようにしてください。
※③~⑥は部分施工
セット内容はスポンジ・クロス2枚・手袋・液剤で使い切りタイプです。
検証系YouTuberとして使い切りタイプは勿体ない感じがしますが、2500円だからまだ大丈夫。
ビンをよく振り、液剤にスポンジを付けたら塗り広げていきます。すごく薬品の臭いがする…。
全面に塗り広げました。
今は夏なので5分経ったら拭き上げていきます。
5分経過しました。力を入れずに円を描くように拭き上げていきます。
あっぶな!
塗った膜が薄すぎて5分で固まったのかと思ってビビりました。
円を描くように拭き上げて、仕上げ拭きをすれば拭きムラなく拭き上げることができました。使ってみた感じはガラスっぽいです。
『艶Max GOLD』は置きすぎると絶対ムラが取れなくなる感じしかしないので、炎天下の中で施工したらどうなるのか検証してみようと思います。
【検証①】炎天下の中で施工したらどうなる?
17マジェのボンネットです。
涼しくなってきたのでブロアーで暖めて、炎天下の中で『艶Max GOLD』と『艶Max拭き取りスルー』を施工したらどうなるのか見ていきたいと思います。
『艶Max GOLD』を塗りました。やはり施工面が熱いと速攻で乾きますね。
待ち時間の間に『艶Max拭き取りスルー』を施工します。
『拭き取りスルー』は普通に施工出来ちゃいました。熱いボンネットでもすぐに拭き上げれば特に問題ないのかもしれません。良くはないだろうけど。
5分以上経過したら『艶Max GOLD』を拭き上げていきます。
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あれ?綺麗に拭けてしまった。
マスキングテープを剥がしました。両方ともしっかり艶が出ています。
予想を裏切ってどちらも普通に施工ができてしまったので、液剤を塗ってうっかり1日置いてしまったらどうなるのか?という検証を行います!
【検証②】拭き上げをしないで1日置いたらどうなる?
ということで『艶Max拭き取りスルー』と『艶Max GOLD』を施工しました!
こんなベッタリ残すことはないだろうけど、ワックスを施工した時とかも端の方を拭き取り忘れるケースもあるので、このまま置いておきます。
明日無事拭き上げることができるのだろうか…。
施工翌日『艶Max GOLD』『艶Max拭き取りスルー』の水弾き
施工翌日です。艶は両方とも出ていますが、差はないように見えます。
さっそく水をかけてみます!
『艶Max GOLD』はバチバチに撥水していて、『ツヤエキスパート』・『艶Maxコート』と非常に似た水弾きです。
『艶Max拭き取りスルー』は弾くところと弾かないところがあるので、施工が甘かったんだと思います。
【ウイルソン】艶MAXコートとツヤエキスパートを比較してみた!【コーティング剤】この記事を読む
アップで見るとこんな感じです。
『艶Max GOLD』はスポンジで塗るからムラになりにくく、『艶Max拭き取りスルー』はムース状だからムラになりやすいのかもしれない。
【検証②続き】拭き上げをしないで1日置いたらどうなる? 翌日
昨日施工して、わざと拭き上げなかった部分です。まずは『艶Max拭き取りスルー』を拭き上げてみます。
綺麗に見えますが、全体的に薄っすらムラがあり、液剤が濃く残っていた部分はムラがハッキリ残っています。だけどかなりマシになったかな。
続いて『艶Max GOLD』を拭き上げてみます。
あっ…。
ヤバいです。余計にムラになりました。めっちゃ固い。
仕上げ拭きのクロスで割と仕上がりましたが、全体的に拭けていません。
やはり『艶Max GOLD』は拭き上げを忘れたら大変なことになります。
水をかけてみます。
『艶Max GOLD』はかなり弾いていますが、『艶Max拭き取りスルー』は全然弾いていませんね…。ムラを取るためにゴシゴシ拭いたのが良くなかったのかもしれない。
ちょっと実験的に両面ともゴシゴシ拭いてみます。ボディが傷付く可能性があるので、皆さんはマネしないで下さい。
『艶Max拭き取りスルー』は水拭きでゴシゴシすればある程度綺麗になりますね。もうほとんどムラは残っていません。
『艶Max GOLD』は液剤がガチガチに固まっているのでもうダメですね。もう1回水をかけてみます。
先ほどと同じく『艶Max GOLD』はバチバチ弾いていますが、『艶Max拭き取りスルー』は全然ですね。というかもう取れているのかもしれない。
なので『艶Max拭き取りスルー』はサッと拭く感じで施工した方が良いのかもしれません。
【検証③】『艶Max拭き取りスルー』は拭き上げの仕方で水弾きが変わる?
先ほど『拭き取りスルー』を施工した面ですが、磨いて落としたので親水状態になっています。
ここにもう1度『艶Max拭き取りスルー』を2種類の拭き上げ方で施工し、水弾きに違いが出るのか見ていきたいと思います。
左側は先ほどと同じようにクロスの面を変えながらしっかりめに拭き上げて、右側はクロスの面を変えずにムラになりにくいよう拭き上げました。
5~10分経ったら水をかけて撥水を見ていこうと思います。
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右の方が弾いているような感じがあります。やはり拭き上げが水弾きに影響しているんだと思います。
だけど艶を見た感じムラっぽくなっていないから不思議。
とりあえず『艶Max拭き取りスルー』を施工される方はムラにならないよう気を付けて施工してください!
まとめ
といった感じで以上になります。
今回はWILLSON(ウイルソン)のコーティング剤『艶Max GOLD(反応系コート剤 油性)』と『艶Max 拭き取りスルー(一般コート剤)』を使ってみました!
使ってみた感じ、『艶Max GOLD』は過去に使った『艶Maxコート』『ツヤエキスパート』とメチャメチャ似ていました!
『ツヤエキスパート』は2液なので施工性がちょっと違いますが、『艶Maxコート』は同じく1液でセット内容も水弾きもパッケージに書いてあることも似ているので、内容量以外の違いが正直な所わかりませんでした。
『艶Max拭き取りスルー』はウイルソンのコーティング剤の中では今までにない感じで、施工が簡単でした。
なので、『艶Max拭き取りスルー』は施工が簡易的、『艶Max GOLD』は施工が難しめという考え方で良いと思います。
というのも〝【検証】拭き上げをしないで1日置いたらどうなる?〟で『艶Max拭き取りスルー』は拭き上げしないで1日経っても水拭きで何とかなりましたが、『艶Max GOLD』は全くリカバリーできませんでした。
過去にもGYEON(ジーオン)の硬化型コーティング剤『CAN CAOT (キャンコート)』をボンネットに適当に吹きかけて、固まったらどうなるのかという検証を行ったのですが、結果的にポリッシャーでは歯が立たず、ペーパー掛けじゃないと落とせなかったので、硬化型は施工を失敗すると大変なことになります。
【GYEON】硬化タイプのコーティング剤「ONE」と「CAN COAT」を使ってみた!この記事を読む
なので施工に慣れていない人は『艶Max拭き取りスルー』みたいな簡易的なコーティング剤が良いのかなと思います。
しかし『艶Max拭き取りスルー』と『艶Max GOLD』は同じ位の金額なのに耐久性が3か月と1年で大きな差があり、撥水力も『艶Max GOLD』の方が断然高かったので、何を取るかですね。
両方ともメリットとデメリットがあるので、皆さんの基準でどちらが良いかお選び頂ければと思います。
そいじゃ、また!
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