はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
事件です。リンレイから手紙と荷物が届きました。荷物に関してはめちゃくちゃ大きな段ボールが2つも…
まずは手紙の内容を確認してみました。
御礼状
車の大辞典cacaca しのピー編集長様
拝啓
『水アカスポットクリーナー』を取り上げていただいてから時々拝見させていただいております。
ある時に急に売れ始めて最初は理由が判らず困惑していましたが、何ヶ月か経ってようやく車の大辞典cacaca様で取り上げられていたことに気づきました。
おかげ様で以前の2倍も売れるようになり生産が追い付かない時期もありました。
御礼と言っては何ですが、Gガードシリーズの固形WAXをお送りさせていただきます。
先日『Gガード』と『GガードNEO』を買いに行かれた時に気付いていただけなかったのではないかと思います。
『GガードNEO』も『Gガード固形WAX』も徹底的に撥水にこだわった商品ですので、是非お試しください。
ただし予めお伝えしておきますが、『Gガード固形WAX』は使い方を間違えると拭き取りが重くなりますので、そのあたりもしっかりとお伝えいただければと思います。
敬具
株式会社リンレイ
リンレイに確認の連絡してみたところ、『Gガードネオ』と『Gガードの固形ワックス』を送ってくれたということ。両方とも撥水、特に「滑落角」にこだわって作っている商品だそう。
撥水力を表現する言葉でよく耳にするのは「接触角」だと思います。これは水滴が、撥水している面に接触している角度のことで、これが高いと撥水力が高いと言われています。
今回の『Gガード』は接触角だけではなく水が滑り始める角度、滑りの良さを追求したのが商品だということです。
届いた箱を開けてみると、『GガードNEO』と『Gガード固形ワックス』がビッシリ20個ずつも入っていました。
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業者か!!!
ということで、今回はせっかくなので『GガードNEO』と『Gガード固形ワックス』を使い比べてみたいと思います。
ちなみに使用前にわかる違いとしては、『GガードNEO』がコーティング剤で約18か月の耐久性を持っているのに対して、『Gガード固形ワックス』は名前の通り固形ワックスタイプで6か月耐久だということ。
『GガードNEO』はヘッドライトや未塗装樹脂にも使えるのかな?
耐久性だけで言えば『GガードNEO』が3倍の性能を持っています。ここからは、実際に使用しながら比較をしていきましょう!
この記事の目次
今回使用する車について
今回はこちら、ステップワゴンのボンネットに施工していこうと思います。
施工は半分ずつ分け、運転席側(画像左側)に『GガードNEO』。助手席側(画像右側)に『Gガード固形ワックス』を施工していきます。
現状は古いコーティングは全て落としましたので親水状態、水を弾きません。このボディがどのように変化するのか、楽しみです。
『GガードNEO』を施工する
先に施工するのは『GガードNEO』。これは過去に使ったことがあるコーティング剤です。
【比較】『Gガード』を買いに行ったら『Gガードネオ』という商品もあったから両方買いました!
この記事を読む
使い方は洗車をしてスプレーをして塗布するだけ。もう、めちゃめちゃ簡単です。
ボディにスプレーするときの使用量は50cm×50cmに10~12回スプレーが目安。
結構いっぱいスプレーします。あとは乾燥する前に塗り込んで終了です。
工程は簡単なのですが、結構たくさん塗布しないといけないので、手はちょっと疲れるかもしれません。
注意点としては、夏場の施工などは気温が高いので日陰などを選び、ボディが冷たい状態で施工するようにしてください。
この商品に限ったことではありませんが大切なポイントになります。
全体にまんべんなく塗り込んだら施工完了です。
スプレーして塗り込むだけなので、非常に簡単。ボディが熱くなる日向を避けさえすれば、失敗することもないと思います。
『Gガード固形ワックス』を施工する
助手席側に『Gガード固形ワックス』を施工していきます。パッケージには大きく「流動撥水」の文字。高撥水成分HC-Rと滑水促進成分Si-Wを配合でボディに水滴をよせつけない!とのこと。
要は滑りも良くしていますよということみたいです。
手紙にも書かれていましたが、使い方を間違えると拭き取りが重くなるそうです。
連絡した際に、どういう使い方をすると重くなるのか聞いてみたところ、「炎天下の中で施工してしまうこと」「拭き取り時間を守らないこと」の2つが問題な模様。
パッケージにもしっかり書かれている注意点でしたが、これをしっかり守らないといけないようです。
特に拭き取り時間に関しては5~10分と書かれていますが、ボディを1周して戻ってくる頃にはオーバーしてしまいそうな時間。
特に濃色の車はボディが熱くなりやすいので注意が必要でしょう。
また、1回に施工する面積も注意しておいた方が良さそうです。また、撥水効果を高めたい気持ちで多量のワックスを塗りつけてしまう人もいるかもしれませんが、余分は拭き取る形になりますので、薄く塗ることを心掛けた方が良いと思います。
注意点を確認したところで、早速施工していきましょう!
黄色のスポンジが同梱されているので、これで『Gガード固形ワックス』を塗っていきます。
『Gガード固形ワックス』の缶を開けるのに10円玉を使う人も多いかと思いますが、ケースの縁を使えば、硬貨を使わなくても簡単に開けられるので是非やってみてください。
中身は真っ白。ちょっとロウのような匂いもしますが、臭くもないしいい匂いでもないといった印象です。使い方は以下の通りです。
- 洗車をして傷の原因となる砂・埃等の汚れを洗い流し水分を拭き取る。
- ボディを手で触って熱くないことを確認する。(熱い場合は日陰等に移動し、ボディを十分に冷ます)
- ワックスを付属のスポンジに適量取り、薄く均一に塗布する。(塗布量が多いと拭き取りにくくなったり、ムラの原因になることがあります。)
- 5~10分を目安に乾燥させてから、拭き取る。
使い方は普通の固形ワックスと同じです。早速施工していきましょう。
そしたらスポンジにワックスを取ってボディに塗り込んでいきます。
スポンジにワックスを付ける際にはワックスの上にスポンジを置いて、90度ひねるような形にするといい感じです。塗りすぎにならない程度に、まんべんなく塗り広げていきましょう。
塗り込みが終わったら5~10分時間を置きます。
5分ほど経過したので拭き上げていきます。
今は夏場ですので、短い方の基準に合わせておくとよいと良いと思います。
拭き上げをしてみた印象としては「確かに重い」。
Twitterでも「拭き上げが大変だった」というコメントをもらったことがあるのですが、固いというか重いといった感覚です。
拭き上げを行ったボディがこちら。ちょっと大変でしたが綺麗に拭き上がりました。やっぱり予想していたよりも大変でした。
コーティング成分なのか、最初はムラが少しあったのですが、2~3回拭くことによって落ち着きました。
今回の「日陰+短時間」の施工でもギリギリだった感じがあるので、施工場所や時間はしっかりと気にしながら施工する必要がありそうでした。
艶を比較してみる
両方とも施工が終わったので艶の違いを確認してみました。左が『GガードNEO』、右が『Gガード固形ワックス』です。
艶はどちらもしっかり出ていますが、『Gガード固形ワックス』の方が色が濃くなっているような印象を受けます。
未施工部分はと比べてみるとよくわかります。
どちらの施工箇所も艶が出ています。『Gガード固形ワックス』の方が施工に手間がかかりますが、ワックスタイプだけあって艶感が出やすいのかもしれません。
撥水効果を比べてみた
施工から1日が経過したので撥水効果を比較してみました。
左側が硬化タイプのコーティング剤『GガードNEO』で、右側が『Gガード固形ワックス』を施工した面です。
どちらもバチバチの強撥水。かかった水が塊になることなく、綺麗な形の水玉となって弾かれます。
そんな両者も水を止めた後の効果が異なりました。
水滴がピタッと止まった『GガードNEO』に対して、『Gガード固形ワックス』の方は水が止まった後でもゆっくりと水滴が移動。どんどん流れていきます。
水滑り、水滴の残り方といった部分では間違いなく『Gガード固形ワックス』の方に軍配が上がると思います。
1回拭き取った状態から水を上からかけました。
水滴が移動し始めるタイミングも全然違いました。『Gガード固形ワックス』の方がかなり早いタイミングで水が滑り始めます。少ない量、少ない角度で水が落ちていくので、ボディに残る水滴は当然少なくなります。
拭き上げもほとんど必要ないとなれば、メンテナンスも非常に楽になるでしょう。
至近距離で水をかけてみたところ、単純な撥水力でも差がありそうだと感じました。
両方ともしっかりと撥水しているのですが、右側の方が親水になる部分が少ない。中央を境にくっきりと違いが出ています。
かなりの撥水力だと思います。
画像は実際に雨に打たれた時の様子です。水の量が少ないだけあって、かなりの違いを感じました。
左が『GガードNEO』、右が『Gガード固形ワックス』です。
半分から左側の方が黒っぽく感じますが、これは水が溜まっているから。
右側の『Gガード固形ワックス』の方は頻繁に水滴が落ちているのでボンネットに水滴が残っていない状態です。
雨が強くなってきました。このくらいになるとそれぞれの差は縮まってきますが、それでも『Gガード固形ワックス』の方が小さい水滴でも動き始める印象です。滑りが全然違いました。
走行中よりも、車が止まった状態で差が付く。『Gガード固形ワックス』はそんな撥水なのではないでしょうか。
施工方法をまちがえてしまったらどうなるのか
拭き上げが大変だと聞いている『Gガード固形ワックス』。
私が施工した印象としては、聞いていたほど大変ではなかったように感じます。
ではどうしたら大変になってしまうのか知りたい!
ということで間違った方法で施工した場合、どのようになるのか検証してみたいと思います。用意したのは17マジェのボンネット。こちらに大量のワックスを長時間つけっぱなしにしてみました。
20分ほど放置してみました。正しい施工方法の倍の時間です。
施工面は結構真っ白な感じに変色していました。
拭き上げてみると……確かに固い!場所によってはいくら拭いても取れないのではないかと思ってしまうほど頑固に固着しています。
それでも何度も拭いているうちに段々と綺麗になっていきます。撥水力を高くする分、拭き上げやすさを犠牲にした部分があるようです。
長時間の放置程度ではSNSで目にした「ガチガチで取れない状態」とまではいかなかったので、今度は炎天下での施工を再現してみたいと思います。
真夏の直射日光にさらされたボディは70℃にも達するといわれています。そのため、ヒートガンで施工面を温めて、熱くなってしまっているボディに施工してみました。
時間を置いて拭き上げてみると、今度は全然拭けません。跡が残ってしまうのと、少しずつコーティング表面を削っている感触はあるものの固すぎて取れない感じ。思いっきり力を入れて、なんとか拭けるといった印象です。
ボディが熱くなっている状態で施工してしまうと、拭き上げられないほどワックスが固着してしまいました。これには注意した方が良さそうです。
ちなみに綺麗に拭けなくなってしまった部分に水をかけてみましたが、めちゃくちゃ撥水していました。撥水力はしっかり発揮されていました。
まとめ
っといった感じで動画の方は以上になります。
今回は『GガードNEO』と『Gガード固形ワックス』を使ってみました。
大きな違いは、『GガードNEO』が硬化型のガラス系コーティング剤であるのに対して、『Gガード固形ワックス』の方は 固形ワックスだということ。
これによって施工方法も異なりました。
今回は実際に施工して、撥水力や施工性を見てみました。結論から言うと、施工性は『GガードNEO』。撥水力は『Gガード固形ワックス』が優れていると感じました。
まず施工性に関してですが『GガードNEO』は塗り込むだけで終わりなので、手間としては最小限だと思います。『Gガード固形ワックス』は、塗った後に拭き上げる手間があるので面倒だと感じる方もいると思います。
僕としては「洗車している感」があって好きなんですけどね!
事前にメーカーから聞いていた、『Gガード固形ワックス』の「拭き上げの重さ」に関しては、先に聞いていたこともあってか、それほど苦ではありませんでした。
一般的な「固形ワックスを拭き上げているときの抵抗」というくらい。
ただ、今回の実験から、施工面が熱くなっているときに施工してしまうと固着してしまい、拭き上げが非常に難しくなってしまうことが分かりました。
施工時にはしっかりと施工面が冷えていることを確認した方が良さそうです。そして時間もしっかりと注意しましょう。
いずれにしても使用方法をしっかりと守って施工すれば、問題ないと思います。
撥水力に関しては、『Gガード固形ワックス』の方が優れていると感じました。両方ともバチバチ系の強撥水なのですが、その中でも「滑落角」がより高いのが『Gガード固形ワックス』なのでしょう。
少ない量の雨、角度の少ないボンネットでも早い段階から水が流れていきます。ボディに残る水が少ないので、メンテナンスも楽になるだろうと感じました。
まとめると、撥水力を求めるなら『Gガード固形ワックス』楽に施工したいなら『 GガードNEO』を選ぶと良いと思いました。
今回は『Gガード固形ワックス』20個、『GガードNEO』 20個をもらいました。
僕一人で使いきるには多すぎる数なので、皆さんにプレゼントしたいと思います。どちらか欲しい方があれば、選んで応募してください。
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!