はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、ちょっとした実験を行っていこうと思います。
以前、ソフト99の『プリズムシールド』と『レインドロップ』をボンネットに施工しました。
両方共、撥水系のコーティング剤だったのですが、その撥水系のコーティング剤の上に親水系のコーティング剤『ゼロウォーター』を施工したらどうなるのか?という実験をしてみたいと思います。
参考になるかはわかりませんが、撥水コーティングを施工したけれど、やっぱり親水系や疎水系にしたくなった時に、その上から施工してハッキリとした差が出るのかどうかを確認してみたいと思います。
ちゃんと上に乗るのか気になる人いるのではないかと考えています。いちいち下地処理をするのは面倒だと考える人ですね。耐久性に関する検証は難しいと思いますが、撥水効果がどのように変化するのか、それを確認していきたいと思います。
『ゼロウォーター』を施工する
今回もこちらのボンネットに『ゼロウォーター』を施工していきます。以前このボンネットを4分割して、左から『レインドロップ』(乾式)、『プリズムシールド』(乾式)、『レインドロップ』(湿式)、『プリズムシールド』(湿式)の施工を行いました。
今回の検証で比較を行うために湿式で施工を行った部分はコーティングを落としてあります。
そのため、ボンネットの右半分はコーティングの無い状態、親水状態になっています。今回はこのボンネットの中央2面部分で検証を行いたいと思います。
今回の検証は乾式で行います。
乾いた状態のボディに『ゼロウォーター』をかけて拭き上げていきます。施工方法はどちらも同じ、違いは下に撥水コーティングが施されているか、いないかです。
施工後1日定着の時間を置き、後日水をかけていきたいと思います。
効果を比較してみた検証
施工後1日が経過したので、水をかけて効果を確認してみました。
撥水コーティングがあった面もなかった面も、水の膜ができたので親水系のコーティングができています。しかし一点、水の引いていく速度が違います。
こちらは『プリズムシールド』のコーティングの上から施工を行った面。『ゼロウォーター』のみを施工した面と比べると倍近いスピードで水が引いていきます。疎水系の水引と言ってもいいのではないかとも思います。
正直親水と疎水に明確な違いがあるわけではないので感覚的な話にはなりますが、水の引く速度はかなり違うと思います。
ちなみに、一番左側の面にはソフト99の『レインドロップ』が施工されています。以前の検証で『レインドロップ』と『プリズムシールド』の間に大きな差はなかったので、『プリズムシールド』の面がどれだけ変わったのかよくわかると思います。
対して『ゼロウォーター』だけを施工した面は、水の膜が分裂せずにゆっくりと引いていきます。
時間が経てば水滴を残さずに流れていくので拭き上げはほとんど要りませんが、『プリズムシールド』の上から施工した面と比較するとじれったく感じてしまいます。日の当たる場所で水に濡れることも考えると、もう少し早い水引の方がいいかもしれません。
実際にやってみたものの、どうしてこのような動きになるのか僕には見当もつきません。同じ動きになるようであれば、耐久性も検証してみようかと思ったのですが、それも難しいです。改めて洗車は奥が深いなと感じました。
まとめ
今回は、ソフト99の『プリズムシールド』という撥水コーティング剤の上から親水系のコーティング、『ゼロウォーター』を施工していました。
結果としては普通の『ゼロウォーター』の水の動きではなく、それよりも少し速度の速い疎水系の動きになりました。もう決して撥水とは言えない動きだったのは確かです。
以前、『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を混ぜて施工を行ったことがありましたが、その時の水の動きに近くなっていたかもしれません。
ただ、以前と違うのは液剤を混ぜたわけではなく、コーティングの上から再施工したという点。しかも施工してから数日経過したのちです。そのためコーティングは層になり、後から施工したコーティングの効果に上書きされると考えていたのですが、結果としては混ざった感じになったと思います。
ボディ上でどのような化学反応が起きていたのか僕には判断が付きませんが、その商品の効果をしっかりと発揮させるには、以前のコーティングをしっかり落とす「下地処理」の工程が欠かせないというのはわかったと思います。
下地処理でボディを磨くと、塗装面はだんだんと擦り減っていきます。磨きまではやらないとしても、『水アカスポットクリーナー』などを使用するなど、コーティングを落としてからの施工を行ったうえで施工した方が良さそうです。
僕としては、今回の混ざった感じの水引きも好きだったんですけどね!
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