はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、CCIの『スマートビュー ガラスコンパウンドクロス』を使ってみようと思います。
これは劣化した撥水剤&油膜取りで、特殊クロスに活性フッ素と2種類の研磨剤が入っていて、汚れを浮かせて2種類の研磨剤で削り取るという商品です。
セット内容としては、フェルトの様な茶色の布が付いたクロスが4枚。おそらく使い捨てとなります。
この商品の特徴としては、パッケージに劣化した撥水剤まで落とすことができると明記されていること。油膜取りは多数販売されているのですが、劣化した撥水剤まで明記されている商品はあまり見かけません。
今回は、CCIのスマートビューの『ガラスコンパウンドクロス』を使用してどれだけ楽に汚れを落とせるのか、実際に使って検証していきたいと思います。
実際に油膜を落してみた
今回は、こちらの車に施工していきます。
現状ではガラス表面に油膜とコーティング剤が多少残っている感じ。
コーティングと言っても、これだけ親水膜を張ってしまう状態では効果を発揮していません。油膜同様に運転の邪魔になるため、落としてしまった方がいい状態です。
まずはこのガラスを使用して、どれだけ楽に油膜とコーティングを落すことが出来るのかを確認していきます。
使い方は以下の様になります。
- ガラス面の砂・ホコリ・汚れをよく洗い流す。
- ガラスが濡れた状態で、コンパウンドの付いた 面をガラスに当て、手のひら全体で押さえ ながら磨く。
※水分を弾かなくなるのが除去完了の目安です。
※クロス1枚でフロントガラス1枚分です。
※クロスは折りたたまれた状態でご使用ください。
※こすり方によってはガラスにキズが付く恐れがあるので、必要以上にこすらないでください。
※外国車には使用しないでください。 - 水をかけながらタオル等で、コンパウンドを きれいに洗い流す。
クロスは折りたたまれた状態で袋に入っています。おそらくそのまま使用するイメージで大丈夫です。ガラスが水を弾かなくなるのが除去完了の目安です。
油膜が除去できたら、別のタオルなどを使ってガラスを綺麗にしてあげれば大丈夫だと思います。
今回は丁度ゴム手袋を切らしてしまっていたので素手のまま施工していますが、この場合液剤が水で溶けだして手に直接付着することになるため、肌の弱い方は手袋をして施工した方がいいと思います。
実際に使用してみると非常に楽に油膜が落ちていきます。そして落ちるスピードに関しても驚くほど速い。使ってみてびっくりです。
クロスが水を含むことによって、ガラス面に吸い付くようになります。そのためガラスに押し当て続けなくても布を動かすだけで素早く油膜を落せるようになっていました。
難点があるとすれば、ガラスに吸い付く力が強く、布を動かすためにスポンジ以上に体力を必要とします。
しかし、油膜が落ちるスピードが速い。使ってみると驚くと思います。
クロスでガラスを磨いたら、水で洗い流しながら他のタオルを使ってコンパウンドを落していきます。
この時に、ガラスから流れ落ちたコンパウンドがワイパーの根本部分の未塗装樹脂のあたりに溜まりますが、そのまま放置して乾いた場合はコンパウンドの跡が残ってしまい、落としづらくなってしまうので注意が必要です。
水もたくさん使って、しっかりと洗い流してあげましょう。
上写真は油膜が落ちた後の様子。この時に使用したガラスコンパウンドクロスはメチャメチャ汚くなっていました。汚れまで落とせているということしょうか。ガラスの方はしっかりと全体的に水を弾かなくなりました。予想以上に楽だし、早い施工ができてびっくりです。
コンパウンドの粘度が高いのか、水をかけるだけではコンパウンドを落しきれなかったりします。
こういった場所は別のタオルを使って拭きながら水で流してあげます。
ガラスの隅の方などは施工を忘れがちだったりするので、すすぐ際にはしっかりと確認することをオススメします。
タオルでこすりながら流せば、しっかりと油膜も撥水剤も落とすことが出来ていました。
仕上がりを見た限りでは、ウロコを落すような研磨ではないと思います。それでも油膜と撥水成分に関しては完全に落とすことが出来ているので、名前の通りの商品だと思っていいでしょう。
1枚のクロスでどれくらいの範囲を施工できるのか
続いて、フロントガラスと1列目サイドガラスの間の部分に施工してみました。
『ガラスコンパウンドクロス』は、フロントガラスで使用したものをそのまま続けて使用してみました。
フロントガラスに使用した時(新品開封時)と比べると、落ちるスピードが落ちた気がします。
フロントガラスを終えた時にはまだまだ余裕があるように感じたのですが、説明書の通り、ガラス1か所に付き1枚使うと考えておいた方が良さそうです。
新しいクロスに変えると、出てくるコンパウンドの量が全然違いました。
やはり油膜の落ちるスピードに関しても、コンパウンド量に比例して早くなります。なるべく新しいものを使用した方が良さそうです。
今回はガラスの周りにマスキングをせずに施工していますが、このコンパウンドクロスは一般的な油膜落としとは異なってクロスで施工するタイプなので、ガラスのフチ部分に引っかからず、ボディを傷つけてしまう可能性がスポンジタイプに比べて高いと感じました。マスキングをしてからの施工をお勧めします。
そのままの流れで1列目のサイドガラスも施工してみます。
サイドガラスに付いていたのは、フロントガラスに比べて撥水性の少ないコーティング。ほとんど油膜だと思います。
サイドガラスなどに関しては、1枚のクロスで複数枚施工が可能でした。しっかりと粘度の高いコンパウンドがガラスに付いてくれるので、油膜を落すのは非常に楽。素早く油膜落としが可能です。
ただしコンパウンドの粘度が高いため、油膜の落ち切っていない箇所でもコンパウンドが乗っていて油膜が落ちたように錯覚してしまう場合があります。施工時には注意深くガラスを見ておく必要があります。
コンパウンドクロスで簡単に擦って、洗い流すだけでこのようにガラスが簡単に綺麗になっていきます。
2列目のガラス部分も綺麗にしました。
やはりガラスのフチや角部分は、厚みのあるスポンジの方が施工しやすいと感じるのですが、逆にスポンジでは施工できないバイザーの内側などまで、手さえ入れば施工できるという事が分かりました。
バイザーの内側部分の掃除は疎かになってしまいやすいポイントなので、こういった部分の掃除でお困りの方にはぴったりの商品かもしれません。
最後の洗い流す工程を適当にやってしまった場合、上写真の様にコンパウンドがガラス面に残り、施工前より汚く見えてしまう事があります。
こういった場所を作らないためにも、すすぎ洗いはしっかり行っていただきたいのと同時に、最後はシャンプー洗車を行って、コンパウンドを含めてボディに異物を残さない様にしましょう。
ガラスから落ちてもボディに付着してしまう場合もあるので、傷防止の保険にもなります。最後の工程までしっかりと行うことが、車を長持ちさせる秘訣だと思いますよ。
まとめ
っといった感じで今回は、スマートビュー『ガラスコンパウンドクロス』を使って劣化した撥水剤だったり油膜の方を取ってみました。
使ってみた感想はとしては、「早い!」。油膜が落ちるのも早いし、劣化した撥水剤のような所も思っていたより素早く落とすことが出来ました。
良いポイントとしては素早く施工が可能という部分で、難点としてはクロスタイプなのでスポンジと比べてボディなど他の所に触れやすいこと。
マスキングなどをしていれば問題ないのですが、ちょっと触れやすいと感じた事と、吸水性が高いからかガラスへの吸い付きが良く、クロスを動かすのに力が必要だということ。
ガラスに押し付ける力が要らなくなる半面、動かすことで体力を使うようになっていました。その分施工も早く進むのですけどね。
もうひとつ、ポイントとなるのが「使い捨て」という部分。
1セットに4枚のクロスが入っていて、施工してみた感じでは車1台分くらいは施工しきれるであろう量が入っています。車1台分、使い切りで450~460円と、コストパフォーマンスは決して良いとは言えないと思います。
しかし、逆に使い捨てが良いという方もいらっしゃると思います。いつまでも容器を取っておいて、また使用する際に探すのが面倒な方もいると思うので、そういった方には1台分使い切りで便利な商品だと思います。
とにかく施工が早い! 施工速度が落ちたと感じたら、クロスを変える事でまた素早い施工が可能になります。気になった方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
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