はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はコチラ!
Holts (ホルツ) の “R-Fineシリーズ” の『スクラッチゼロ』という商品を使ってみようと思います。
この商品はコンパウンドなんですが、普通のコンパウンドと違い粉砕系のコンパウンドが使用されています。
粉砕系というのは最初は粗いコンパウンドなんだけど磨くうちにコンパウンド自体が粉砕していき最終的には鏡面仕上げになるものです。普通だったら何種類かコンパウンドを用意して傷消しを行うのですが、スクラッチゼロの場合は1本で事が済むということになります。
しかも、最終が鏡面仕上げではなく、最終的にはポリマー被膜でコーティング効果も得ることができます。一石二鳥、三鳥みたいな商品です。
とりあえず、どんな傷に対応できるのか、どんな感じのポリマーコーティングなのか、その辺を見ていこうと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
落ちるか試してみる傷の紹介
この “BMW MINI” は中古で購入したので浅い傷があります。そこの試していこうと思います。
で、やる前に分かるのですが、こういった下地まで見ている深い傷は直すことができません。これを直すにはパテを盛って再塗装が必要になります。
どちらかというと、こういった浅い傷を対象にスクラッチゼロを使っていきます。
代表的なところで言うとドアノブ周りだね。
これはドア開ける時に付いた爪傷です。何気目立つんですよね。
スクラッチゼロのセット内容と使用方法
まず最初にセット内容と使用方法を紹介します。
【セット内容】
・コンパウンド
・マイクロファイバークロス
・スポンジ
・ミガキシート
【使用方法】
①作業箇所のホコリや汚れを落とし水分は拭き取ってください。※汚れが残っているとキズの原因になります。
②付属のミガキシートをスポンジに巻き付け、コンパウンドを適量とります。(小豆1・2粒程度)
③キズに対しやや力を入れながら縦・横と直線的に磨いてください。
④コンパウンドが乾かないうちに付属のクロスでよく拭き取ってください。
※仕上がりが不十分な場合はもう一度②~④の作業を繰り返してください。
実際に傷が落ちるのか試してみた
使い方も理解したので、実際に傷が落ちるのか試していきます。
付属のミガキシートをスポンジに巻き付け、コンパウンドを適量 (小豆1・2粒程度) 取ります。
あとは傷に対して縦・横と直線的に磨くだけです。
実際に磨いてみて思ったのですが、粉砕系コンパウンドの粉砕していくのが何となく分かります。
最初は少しザラザラしている感じがあるのですが、磨いていくうちにキュッキュッといった感触に変わります。
最後まで磨いたらコンパウンドが乾かないうちに付属のクロスで拭き取って終わりです。
これがビフォーアフターです。傷が消えています。素晴らしい。
こちらの傷にも試していきます。
使い方は一緒です。力の入れすぎに注意が必要です。
どうでしょうか? 根元の傷が深かったのか完全には消えていません。
しかし半分以上は消えています。
横に長い傷も発見したので、ここにもスクラッチゼロを使ってみます。
しっかりコンパウンドが粉砕していくのを感じながら磨いてください。
最初は粗いので途中でやめてしまうと逆に磨き傷が残る可能性があります。
ほぼ傷は消えました。
これって内装にも使えるかな!?(小声)
もしかして内装にも使える?
気になったら試す。ミニのインパネに傷が付いていたので使ってみようと思います。
これは僕が勝手に試しているだけなので実際にやろうと思う方は自己責任でお願いします。あと端の方でパッチテストをしてから使った方がいいと思います。
たぶん爪が引っかかったような傷ですね。果たして消えるのか?
お! 消えてる!
深すぎる傷は消えない
逆に消えない傷ってどういう傷? ボンネットに少し深めの傷があったので試してみます。
使い方は同じです。
傷の中の汚れが落ちたからなのか? ある程度、目立たなくなったのですが、傷自体は残っています。
違う角度から見れば分かりやすいですね。
鏡面になっているのですが、傷自体は凹みのようになっているので残ってしまいます。
ポリマー被膜の撥水性能を確認
そうしたら先ほど施工したところに水をかけて撥水性能を見ていきます。
撥水なのか、疎水なのか、親水なのか、それ以外なのか。
水をかけると磨いたところだけ水が引いていくので疎水系の動きです。
よし、検証終了。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回はドアノブ周りの傷や、ボディに付いた浅い傷に粉砕系コンパウンド『スクラッチゼロ』という商品を使ってみました。
実際に使ってみた感想なんだけど、コンパウンドに抵抗ある人だったり、コンパウンドが怖いと思っている人にオススメできる商品かな。
初心者向けという言い方もおかしいんだけど比較的優しめのコンパウンドでした。その理由は粉砕系というところです。
傷消しから仕上げまで1本で出来るので何種類もコンパウンドを買う必要がないので何を買おうか迷わなくていいところもメリットですね。
細目などの粗いコンパウンドで磨くと削りすぎて戻すのが大変だったりするので非常に楽だと思いました。
もちろん注意点もあります。粉砕系なので磨きたて最初のうちは粗めのコンパウンドで徐々にコンパウンドが粉砕して小さくなっていくので早い段階で磨くをやめてしまうと粗いコンパウンドを使ってやめることになるので磨き傷が残る可能性があります。なので、最後まで「キュッキュッ」「ツルッツル」になるまで磨いてください。(※力はいらないです。)
あと気になったのが、マイクロファイバークロスが少し小さいところかな。
まあ、これは手持ちのクロスを使えば問題なのですが、少し小さいなと思いました。
消せる傷に関しては深くない傷。
深い傷は傷の中に入った汚れなどを落としてくれるので軽減できるのですが、完全に落とすことはできません。
これは『スクラッチゼロ』が悪いわけではなく仕方ないことです。どちらかというと浅めの傷に向いています。極力コンパウンドでの失敗を減らした商品だと思います。
それと外装だけでなく内装も使ってみたんだけど、これは商品には記載されていないことを僕が勝手に試したことなので、試したい方は端の方でパッチテストを行ってください。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!