はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は手動式オイルチェンジャーを使ってエンジンオイルの交換を行っていきたいと思います。
通信量に余裕がある方は動画をご覧ください。
この記事の目次
購入するエンジンオイルの調べ方
まず、どのエンジンオイルを購入すればいいのか?
何にも分からない場合は車検証と一緒に入っている取扱書に指定油脂が記載されているので、そちらを確認してみましょう。
10系アルファードの場合は、トヨタ純正モーターオイルの「SL 5W-30」、「SL 5W-20」、「SL 10W-30」と記載されているので、これを基に購入するオイルを決めます。
エンジンオイルを購入する際に確認すること
今回購入したエンジンオイルは『カストロールGTX』の「SL 10W-30」になります。
缶も記載されていますが、「SL」というのが性能レベルで「10W-30」が粘度になります。性能レベルはAPI規格といってアメリカ石油協会(American Petroleum Institute) が定めた石油に関する規格の総称になります。
SAから始まりSB、SC、SDとグレードが上がっていきます。変に安いエンジンオイルはグレードが低い可能性があります。
続いて粘度ですが、エンジンオイルを選ぶ際に一番重要な項目になります。「10W-30」を例に上げると「10」が低温時の粘度、「W」がWINTER (冬) の略、「30」が高温時の粘度になります。
最近ではエコカーが増え「0W-20」のような低粘度オイルを使用している車が多いです。
メリットは低温時の始動性が良く燃費向上に貢献してくれます。デメリットはエンジンの保護性能が高粘度オイルより劣っています。
逆に高粘度オイルは低粘度オイルに比べると燃費に貢献しにくいです。
その代わり高温時でもエンジンをしっかり保護してくれます。自分の車に合ったエンジンオイルを選ぶ必要があります。
もし、エンジンオイル選びに自信がない場合は、量販店 (オートバックスやイエローハット) の店員さんに聞けば適正オイルを教えてくれると思います。
エンジンオイル交換に使用するもの
今回エンジンオイルを交換する為に用意した道具がコチラになります。
・手動式オイルチェンジャー
・エンジンオイル(2缶)
・オイルジョッキ
・オイル漏斗
・ポイパック
・タオル (クロス) 数枚
エンジンオイルの抜き方ですが、一番主流なのは車の下に潜ってドレンボルトから抜く方法です。
その方法だとジャッキアップする必要があったり、パッキンがダメになってオイル漏れを起こしたり、そもそも下に潜るのがしんどかったり、面倒なことが多いので、今回は手動式オイルチェンジャーを使って上から抜いていこうと思います。
作業を始める前に確認しておくこと
まず、エンジンオイルを抜くところと入れるところを確認しておきます。
赤丸部分がエンジンオイルのレベルゲージです。今回はここからエンジンオイルを抜いていきます。
そして青丸部分がエンジンオイルを入れるところです。エンジンオイルを抜く前に蓋が開くか確認しておきましょう。
手動式オイルチェンジャーでエンジンオイルを抜いていく
そうしたら早速、エンジンオイルを抜いていきます。
手動式オイルチェンジャーをセッティングします。セッティングと言ってもホースを接続するだけです。
太さの違うホースが何種類か入っているのでレベルゲージに入る太さのホースを接続してください。
レベルゲージは抜いて砂埃が付かないところに置いておき、先ほど接続したホースを入れていきます。
あとは自転車の空気圧みたくポンピングして放置すれば勝手にエンジンオイルが抜けていきます。
約10分で抜けた量
何回かポンピングして抜けたエンジンオイルです。
まだ1Lも抜けていません。この調子だと4L抜くのに1時間近くかかってしまいます。
遅いのでホースの太さを変えてみた
抜けてはいるんですが、さすがに遅すぎたの少し太めのホースに変えました。
最初からこっちで抜いとけば…それぐらいスピードが違います。レベルゲージのところに入るギリギリのホースを選択した方が良さそうです。
あっという間に4L弱のエンジンオイルを抜くことができました。
あ、言い忘れてた!
取扱書にエンジンオイルを抜いた時の充填量が「4.5L」と記載されていたので、ほぼ抜けていると思います。全部ではないけど、ここまで抜ければ十分です。
ポンピングしてもエンジンオイルが抜けないで抜く作業は終了です。
ホースを抜いてレベルゲージを戻します。
新しいエンジンオイルを入れる
あとは新しいエンジンオイルを入れていくだけです。
漏斗を使う理由ですが、エンジンオイルを入れる場所が低い位置にあることが多く、オイルジョッキで入れた時に勢いよく入ってしまい溢れることがあるからです。その為に高さを調節しています。
一応、4L弱抜けたので4L入れたいのですが、オイルジョッキに4L入れると充填する時に勢いよく入ってしまうので何回かに分けて入れた方がいいと思います。
ゆっくり慎重にエンジンオイルを入れていきます。
エンジンオイルの充填量を確認する
入れ終わったらレベルゲージで充填量を確認します。
ちなみにレベルゲージの点と点の間隔が約1Lになります。
これを目安に適量を入れてください。
エンジンオイルを充填したら必ず蓋を閉める
エンジンオイルを入れ終わったら必ず蓋を閉めてください。
これを忘れて走行してしまうと逆噴射してエンジンルーム内がオイルまみれになってしまいます。本当に気を付けてください。
抜いた廃油はポイパックに入れて終了
あとは廃油をポイパックに入れて地域のルールに従って処理して終了になります。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回はエンジンオイルの交換をやってみました。
僕は上抜きのオイルチェンジャーを使うのは初めてで、今まではドレンボルトを外して抜いていました。
ドレンボルトを外した時にオイルが飛び散ったり、寝っ転がる時に服が汚れたり、面倒なことが多いんですが、上抜きはポンピングが少し疲れるぐらいで簡単に抜くことができました。
とりあえず、エンジンオイルは定期的に交換しよう!という話です。
エンジンオイルは人間でいう血液みないなもので、これが汚れると心臓 (エンジン) が壊れてしまいます。高いエンジンオイルを入れるより定期的に交換することが重要です。
自分で交換するのは・・・と思った人は、量販店 (オートバックス、イエローハット) や車屋さんに頼んでエンジンオイルを交換してもらいましょう。
エンジンオイルは車に乗らなくても劣化します。少なくても15,000kmまたは1年に1回、ターボ車なら5000kmまたは6か月に1回は交換するようにしてください。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!