はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は最近最も多くのリクエストを頂いている、「ブードゥーライドのシルクの上に撥水剤は乗るのか」を検証してみます。シルクは水アカ・水シミを落とすと同時にポリマーコーティングを施工できる商品です。水シミなどを落とす力も強く、簡単に落とすことができるのでクリーナーとして使用したい方もいるようです。しかし同時に疎水系のコーティングを施すことになるので、撥水系が好きな方は疎水効果が邪魔になってしまい、使用を躊躇される方もいるでしょう。そこで、疎水系コーティングの上からキラサクGPコーティングを施工して、疎水系コーティングに撥水コーティングを上書きすることができるのかを検証してみたいと思います。
今回は、普段洗わないような場所を洗ってみます。ドアを開けた内側の部分など、あまり目立たない部分ではあるのですが、ちょっと綺麗にするだけで印象が変わったりします。
他にもナンバープレートなど、普段あまり目につかないけれど綺麗になっていると一味違う、そんな部分を綺麗にしてみたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
今回の検証について
今回はこちらのボンネットに施工していこうと思います。これは以前に「簡易コーティングを重ねて施工することで膜厚は変化するのか」を検証したものです。マスキングテープの右側部分には、キラサクGPコーティングが4回重ね塗りされています。そのため、かなりの高撥水状態です。
両脇に新しくマスキングを行い、以前のマスキングテープを剥がしました。中央部分と左側部分はコーティングが施されていない状態なので親水状態です。水をかけると、ボディ上で水が膜を張る状態です。
今回は、このボンネットすべての面にブードゥーライドのシルクを施工。すでにキラサクGPが施工されている面では、撥水コーティングの上に疎水のコーティングが乗るのかを検証します。一番左側の面では、シルク施工後にキラサクGPを施工し、疎水コーティングの上に撥水コーティングを施工できるのかをそれぞれ検証してみます。
シルクの施工方法
シルクはボディ上の水たまりができやすい場所。水アカや水シミを簡単に取り除くことができます。水をかけた際に、画像のように水滴がポツポツと残る面には水シミがあると考えられます。水滴が引っかかってしまって残っている状態ですね。
シルクの使い方は簡単です。軽く湿らせたクロスに、シルクを良く振って適量付けます。シルクの付いたクロスで施工面を軽く擦ります。
その後、乾いたクロスで拭き上げれば完了です。これだけで水アカ・水シミを除去。さらにポリマーコーティングを施すことができます。
先ほどまで水滴が大量に残っていたボディでしたが、水アカ・水シミが無くなり、コーティングが施されたことで、水がまとまって引くようになりました。
水がまとまって引いていくので、水滴が残らずに拭き上げが簡単になります。また、水滴が残らないのでウォータースポットができるのも防いでくれます。ちなみに既に出来てしまった頑固なウォータースポットなどはシルクでは落とせません。しかし、こまめに施工していれば頑固なウォータースポットはできません。キレイなボディを簡単に維持できるというのが特徴だと思います。
ボンネットにシルクを施工する
今回はボンネット全体にシルクを施工していきます。まずは未施工部分にシルクを施工します。先ほど同様にクロスにシルクを適量取り、ボンネットに塗り込みます。その後、乾いたクロスで拭き上げれば完了です。施工手順はワックスに似ていると思います。
これが施工後のボディに水をかけた後です。右側のキラサクGP施工部分は水が弾かれて小さな水滴になってボディに乗っていますが、左側のシルクを施工した部分は一つのまとまりになった水がだんだんと引いていき、後に残る水滴が少ないのが特徴です。親水にも似ていますが、水引の速度が比較的早いのが特徴です。
キラサクGPコーティングによって撥水している部分にも、同様にシルクを施工していきます。先ほどまではバチバチの撥水状態でした。シルクを施工することで撥水効果に変化はあるのでしょうか。今のところ、拭き上げやすさなどに変化は感じませんでした。
シルクの上にキラサクGPを施工してみる
ボンネット一番左側の面には、先ほど施工したシルクの上にキラサクGPコーティングを施工していきます。キラサクGPの施工方法はスプレー後にクロスで拭き上げるだけ。先ほど疎水になっていたこの面が撥水するようになれば、シルクの上からでも撥水系コーティングを施工できるということになります。施工を終えたら、定着のために1日置きたいと思います。
キラサクGPの上にシルクを施工したら……
シルクの施工から1日が経過しました。現状のボンネットにはすべてシルクが施工されている状態。中でも一番右側部分は、キラサクGPの撥水コーティングの上にシルクを施工した状態になります。1日経ったことで汚れが付いている可能性もあるので、一通り洗っておきます。
ボンネット中央はシルクだけを施工した面、右側はキラサクGPの上にシルクを施工した面です。水をかけてみたところ、シルクだけを施工した面はもちろんのこと、キラサクGPが施工されていてバチバチの撥水状態だった面まで疎水系の水引きに変化していました。キラサクGPの上でもシルクは綺麗に施工できることが分かりました。
左側はシルクの上からキラサクGPを施工した面です。こちらに水をかけてみたところ、水がまとまらずに弾かれています。しっかりと撥水コーティングが施された状態になっているということでしょう。シルクの上からでも、他のコーティングを綺麗に施工することができました。
まとめ
今回はシルクの上にキラサクGPコーティングを施工できるのかを検証してみました。元々は動画の視聴者様から頂いた「シルクを使っているけど撥水系のコーティングにしたい」というコメントから始まった検証でした。キラサクGPという指定があったわけではないのですが、今回はキラサクGPで試してみたところ、きちんと上から施工することができました。通常施工に比べると若干撥水が弱い気もしたのですが、撥水コーティング自体は効果を発揮していたと思います。シルク自体、水シミを簡単に落とすことができるので、撥水系コーティングが好きな方も一度使用してみてはいかがでしょうか。
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