はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
皆さんは固形ワックスを施工する際に、未塗装樹脂にワックスが付いてしまって取れなくなってしまった経験はありますか?
車のボディは塗装部分と未塗装樹脂が隣り合わせになっている箇所がたくさんあるので、そういう経験がある方も多いのではないかと思います。未塗装樹脂にワックスが付いてしまうと、乾燥した際に白化してなかなか落とすことができません。
そこで今回は、この未塗装樹脂に付いてしまったワックスを落す方法を検証したいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
未塗装樹脂にわざとワックスを塗ってみた
今回、検証に使う車はコチラです。
ミラーの下部分から支柱部分に未塗装樹脂が使用されています。今回はあえてワックスをベッタベタに塗りたくってみました。ワックスが乾燥し始めて、白くなってきています。
塗装されたボディ部分と隣り合わせになっているので、端までしっかりとワックスを塗っていると、どうしても若干は未塗装樹脂部分にも付いてしまう場合があります。
まずは、タオルでワックスをふき取ってみました。
ある程度のワックスを拭き取る事は出来ました。右画像の状態になるまで、しっかりと拭き上げを行ったのですが、やはり完全に落とすことはできないようです。
特に乾燥が進んでしまったワックスは落としづらく、拭き上げを行っている間にもパーツの隙間に入り込んでしまって、どんどん取りづらくなってしまいました。
ミラー上部なども未塗装樹脂部分が非常に狭く、拭き取りが非常に難しいと感じました。
たしかにふき取りを行うことで均一にワックスが伸びるからか、目立たなくはなります。しかし、白い場所がなくなるまでを拭き取りのみで行うのは難しいと感じました。
ミラーの支柱部分は特に拭き上げが難しいと感じました。
力を入れて擦りたくても場所が狭くて力を入れられず、パーツの隙間や、樹脂の凹凸に入り込んでしまった部分を落すことができませんでした。
カーシャンプーで落としてみた
まずはカーシャンプーで洗ってみました。
いつも通りの洗車という形になるので、これで落ちてくれるのであれば、特に問題になる事はないんですけどね。パーツの隙間部分もちゃんと洗えるように、今回はハケまで使って洗ってみました。
洗い流して拭き上げると…やっぱりワックスは落ちていませんでした。
うっすらと白い跡が残ってしまっていて、水アカのように見えてしまうので、逆に見栄えが悪く感じられます。
水アカスポットクリーナーで落としてみた
おそらくこれなら落ちるだろう!
ということで、リンレイの『 水アカスポットクリーナー』を使う事にしました。
使い方としては、施工面に直接吹きかけて、ハケを使って凹凸の部分になじませて行きました。
注意点としては、ボディに液剤が付着してしまった際、液剤が乾いてしまうとしみになりやすいので、晴れた日などは特に注意が必要です。
この撮影を行った日は曇りだったので、乾燥してしまう前に終わらせる形を取りました。今回は硬めのハケを使用しましたが、ボディ付近は傷になりやすいので、柔らかいものと使い分けながら施工しました。
場所によっては歯ブラシでも大丈夫だと思います。
『水アカスポットクリーナー』を使った後は、カーシャンプーを使って洗い流します。
1回の施工で大分ワックスは落とせたと思います。若干残っている感じもありますが、『水アカスポットクリーナー』施工前に比べると、白濁感がかなり無くなったのがわかると思います。
ミラー下の隙間部分に関しても、ハケを使用して掃除することでワックスを取り除くことが出来ました。
奥まった部分も、硬いハケや歯ブラシを使うと比較的簡単に洗えました。
ただし塗装面に近い部分にハケや歯ブラシを使う際はボディを傷付けてしまう可能性もあるので注意しましょう。
『水アカスポットクリーナー』は未塗装樹脂の清掃にも有効?
僕の場合は、このドアハンドルの様な未塗装樹脂を洗う際にも『水アカスポットクリーナー』を使用することがあります。
未塗装樹脂は時間が経つと白濁してきます。これも汚れが原因なのかもしれないと思い、『水アカスポットクリーナー』を吹きかけてみると、汚れが噴出して来ることもあります。今度は上画像のフェンダー部分の白濁した箇所にも『水アカスポットクリーナー』を施工していきたいと思います。
この部分も水アカの様な汚れが付いているので、『水アカスポットクリーナー』を吹きかけてハケで塗りこんでいきます。やはりスポンジや洗車グローブなどだと、平らな面への施工をする分には良いのですが、凹凸がある箇所や隙間になる部分への施工には向きません。
その点、『水アカスポットクリーナー』は隙間にも入り込んでくれるので、洗い流すのをしっかりと行えば、非常に楽に作業を行うことができます。
洗い流すと、施工前の白く濁った感じが少なくなりました。
これで汚れはかなり取れたと思います。やっぱり、未塗装樹脂の白濁の原因の一つは汚れなのかもしれません。
せっかく綺麗にしたので、今回はそのまま信越シリコーンを使って、もっと綺麗にしていきたいと思います。
このシリコーンはオイルっぽい感じがあるので、油膜などを気にされる方は使わない方がいいと思います。
しかし、これを施工したのとしないのでは仕上がりの綺麗さに大きな差が出るので、気になる方は一度試してみてください。
シリコーンオイルは水が残っていると弾かれてしまって浸透しないので、拭き上や、ブロア等で乾かすなどで水気を飛ばしてから施工した方が綺麗に施工できます。
しっかりと水気を取ったら、タオルなどに染み込ませて施工面に塗り広げていきましょう。施工面にオイルっぽさが残るようであれば、後から乾拭きをして馴染ませてあげるといいと思います。
シリコーンも施工したことで未塗装樹脂の黒さも戻り、かなり綺麗になったと思います。
未塗装樹脂のコーティング剤を施工する前などにも、『水アカスポットクリーナー』を使用することによって、見た目ではわかりづらい汚れも落とすことができるのでお勧めです。
まとめ
といった感じで検証の方は以上になります。
今回は、未塗装樹脂に付いて白く固まってしまったワックスを落してみました。
やはり未塗装樹脂に付いてしまったワックスは通常洗車では落ちませんでしたが、『水アカスポットクリーナー』を使うことで簡単に落とすことが出来ました。
以前、ボディのワックスを落とす検証を行った際にも『水アカスポットクリーナー』が効果的だったために、今回も有効だと予想してはいましたが、今回もしっかりと効果を発揮してくれました。
検証で使用して以来、未塗装樹脂の汚れを落とす際にはワックスの有無を関係なく『水アカスポットクリーナー』を使用しています。
また、未塗装樹脂の掃除後には、信越シリコーンや未塗装樹脂用のハードコートなどを使用すると、ムラも出にくくなるのでお勧めです。
気になった方は、是非一度試してみてください。
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!