はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
突然ですが、最後にタイヤの空気圧点検したのっていつですか?
ついこの間やった人もいれば、いつやったのかも思い出せない人もいると思います。タイヤは車で唯一地面と接している部品で、タイヤの空気圧を疎かにしているとバーストして事故を引き起こすこともあります。
また、身近なことでいうと燃費に関わってきたりします。
といっても、本当に空気圧で燃費が変わるのか? どれぐらいの差がでるのか? 気になる人もいると思うので、今回はタイヤの空気圧で燃費が変わるのか検証してみたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
タイヤの空気圧で燃費は変わるのか検証!
燃費の測定方法ですが、指定空気圧より空気圧を下げるのは危険なので「指定空気圧」と「指定空気圧より50kPa増し」で測定しようと思っています。
まず、タイヤ空気圧を指定空気に設定して燃料が満タンの状態で約300km走行します。アクセルの踏み方などで若干誤差が出ると思いますが、極力差が出ないように同じ速度、同じ回転数ぐらいでの走行を心がけます。
約300km走行したら燃料を入れて、燃料がどれぐらい減ったのかを計測します。これをタイヤの空気圧を変えて同じことを繰り返し燃費に何か変化があるのかを検証していきます。
指定空気圧で燃費を測定
今回実験に使用する車は「ハイエース」です。指定空気圧を確認すると前輪が325kPa、後輪が300kPaと記載されているので、まず指定空気圧に合わせて走行し燃費を測定します。※軽積時
検証を行う前に燃料を満タンにしておきます。
同じ距離を走ったのが分かるようにトリップメーターもリセットして検証開始。
長旅が始まりました。
ルートの確認なんですが、常磐道柏インターから北上してきた関東道で西に走り関越自動車道、外環道、常磐道で柏インターに戻ってくるルートです。距離でいうと約330kmです。アクセルワークも気にしながら安全運転で走行します。
ちなみに、先ほど走行していたら路肩にハイエースが止まっていてリアタイヤがバーストしていました。
空気圧点検したのかな?
そうだ! この検証をやる前に色々調べていた “JATMA 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会” がパーキングエリアで車の空気圧をチェックしたところ4台に1台は空気圧不足だったみたいです。
もしかしたら、僕の前を走っている車も、後ろを走っている車も空気圧不足の可能性があります。4台に1台って凄い数字だよね。
・・・
なんて言っているうちに壬生パーキングに到着しました。長旅なので途中で休憩を挟みます。ここまでの走行距離は124.8km、時間が14時54分です。
それとタイヤの空気圧が、前輪346kPa、後輪約320kPaです。
走行したからなのか前後20kPaぐらい上がっています。走行しただけで空気圧ってこんなに変わるんだね。とりあえず、後半戦も気を緩めず安全運転で柏インターまで突っ走ります。
最初に給油したガソリンスタンドに戻ってきました。走行距離は329.6kmです。そうしたら燃料を入れていきます。※結果は最後にまとめて発表します。
指定空気圧より50kPa増しで燃費を測定
検証2日目です。2日目はタイヤの空気圧を高めに設定して走行します。
どれぐらい高めに設定するのかというと前後50kPa高めに設定します。
50kPaも高く設定して大丈夫? と思った人も少なくないと思います。
一応、超有名タイヤメーカーさんにタイヤの空気圧について問い合わせをしたら「ハイエースの場合は指定空気圧より50~70kPa高めに設定してください。」という返答がありました。これは遠出とか下道とか関係なしに普段から高めに設定しておいた方がいいみたいです。
ちなみに普通車の場合は10~20kPaぐらい指定空気圧より高めに設定しておいた方がいいみたいです。普通に走っているだけで10~20kPaは1か月~2か月ぐらいは抜けるみたいなので、あくまでも指定空気圧は下限みたいです。だから50kPa高めに設定することは異常ではなく正常みたいです。
ということで、前輪370kPa、後輪350kPaに設定して検証を行います。
少し車を走らせたので、再度燃料を満タンにします。
再び同じルートを走行しています。
壬生パーキングで休憩して・・・
無事、329.6kmを走破しました。あとは燃料を入れて計算するだけです。
どれぐらいの差があるのだろう。
結果
結果発表~
指定空気圧で走行した場合:走行距離329.6km、燃料単価が122円、実際に入れた燃料の量が22.41L、計算するとリッター14.7km。
指定空気圧より50kPa高めに設定した場合:走行距離329.6km、燃料単価が122円、実際に入れた燃料の量が21.39L、計算するとリッター15.4km。
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リッター3~4kmぐらい違かったら全然違うなって思うけど、リッター0.7
これはアクセルワークとかで変わってくるから何とも言えない。
僕も機械じゃないのでそこら辺の誤差も若干あると思う。けど、物理的に言うと、空気圧が高い方がタイヤの接地面積が少なくなるので抵抗も減って燃費が良くなります。けど、入れすぎも注意です。
結果的には、これぐらいの空気圧の差だったら燃費に大きな差はでないということが分かりました。
具体的にどのくらい悪化するのかというと、適正空気圧より50kPa不足したまま走行すると、市街地で約2.5%、高速道路で約4.8%燃費が低下すると言われています。
タイヤの空気圧が不足していると「タイヤの寿命が短くなる」、空気圧が高すぎる場合は「乗り心地が悪くなる」といったデメリットがあります。
少しぐらい大丈夫と思わずに日頃からタイヤの空気圧に気を配っていきましょう。
タイヤの空気圧は1か月に1回はチェック!
タイヤ接地部のたわみの状態から空気圧が不足していないかを日常的に点検し、月に一回はエアゲージでチェックするか、リアルタイムで常にタイヤの空気圧を管理できる「TPMS」を取り付けて空気圧が低下してきたらタイヤに空気を入れてあげましょう。
タイヤの空気圧を車内から確認できる「TPMS」がオススメ!
TPMSとは?
TPMS (タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム Tire Pressure Monitoring System)とは、自動車のタイヤ空気圧を常時モニタリングするシステム。アメリカで2000年に起きたタイヤ空気圧の低下により発生した事故により、自動車の安全規制TREAD法が可決された。そのため、タイヤ空気圧を監視し低下を警告するシステムの装着が義務付けされた。アメリカでは、新車販売に対し数年前から段階的に義務化され、2007年9月より完全義務化となる。又、ランフラットタイヤを装着する場合は、本ユニットを装着する事が協定で定められている。出典:wikipedeia
車によっては高速走行時や乗車人員の変化により空気圧の調整を勧める場合もあります。厳密に指定空気圧を守るのが一番ですが、安全上から見て指定の数値を下回らないようにしておきましょう。
今回使用した WEDSGEAR「TPMS MR」の特徴
今回、燃費の検証で使用させてもたった「TPMS MR」には、様々な特徴があります。
OTO センサーポジション自動認識機能
① 車両を20分以上運行することにより、前輪と後輪にタイヤ内の温度の差異が現れます。当システムはその個別の温度差を認識することで、装着されたセンサーの位置(前輪または後輪)を判断します。
② センサーの左右の回転方向を元に識別機能が判断し各センサーの位置(左右)を識別します。その情報は、自動的にモニターに反映されます。
幅広い監視範囲
140〜758kpaまでの空気圧警告値設定が可能。軽自動車、コンパクトカー、セダン、ミニバン、SUVはもちろん、ハイプレッシャーが求められるキャンピングカーまでカバーします。
電波法をクリア
センサー作動周波数は315MHzで、国内の電波法に認定された小電力無線設備となり、安心してご使用いただけます。
簡単接続
エンジン始動で自動ON。乗るたびに電源を入れる必要はありません。またタイヤローテーション時にもセンサーが自動的に位置を判断するので、煩わしい設定作業から解放されます。
エア充填もいつも通りでOK
バルブキャップセンサー式と違って、タイヤ内にセンサーが組み込まれるため、空気圧調整も容易です。
リアルタイムでタイヤのコンディションを表示
タイヤ内に設置したセンサーの情報を、車内へ設置したモニターで確認します。
タイヤ空気圧・タイヤ内空気温度の管理値をあらかじめ設定しておき、その管理値から外れた場合に、モニターから異常の発生をリアルタイムでお知らせします。
まとめ
といった感じで以上になります。
世界で言うとアメリカやヨーロッパ、台湾や中国もTPMSの着用が義務付けられています。それぐらいタイヤの空気圧が原因で事故が起こっているということです。
日本は義務化されてないので、JAFの救援要請率No.1がタイヤ関係になっているのかもしれません。唯一、地面に接しているのがタイヤです。それなのにタイヤって疎かにしがちじゃないですか?
タイヤの空気がなかったら、まともに走る事も出来ません。そう考えるとタイヤってすごく重要な部品です。タイヤの事をもう少し気にかけてみてください。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!