はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は素朴な疑問「撥水と疎水どっちの方が汚れは付きにくいのか?」というのを検証してみたいと思います。
今回使用するコーティング剤は、同じメーカーで検証したかったので『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を用意しました。
撥水効果の話をすると『ゼロウォーター』が “親水(疎水)” 、『ゼロドロップ』が “撥水” です。
この撥水効果の違うコーティング剤を施工して数週間ぐらい様子を見て汚れの付き具合に違いがあるのか観察していこうと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください!
この記事の目次
施工する前の汚れ具合を確認
まず、現状の汚れ具合を確認していきます。
汚い!!!
今回の実験ではドアパネルに撥水効果の違うコーティング剤を施工して汚れの付き具合を確認するのですが、施工する場所 (上下左右) で汚れの付き方が違う可能性があることを懸念していました。
しかし、この汚いボディを見ていただければ分かる通り上下での差はあるけど左右 (前後) では汚れの付き具合に差はありません。これを知れただけも価値はあります。
洗車せずに放置しておいて良かった!(笑)
ここで皆さんに確認しておいてもらいたいことは汚れの大きさ (水滴の跡) です。
ボディの上部は水滴の跡が小さく、下にいくと大きくなっていることが分かります。そして左右では水滴の大きさに変化はありません。
つまり、上下ではなく左右で違うコーティング剤を施工すれば施工場所の有利不利はないということです。
そうしたら早速、残っていたコーティング剤を落として『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を施工していきます。
対角線上に同じコーティング剤を施工
色々と考えた結果、マスキングテープを十字に貼って斜めに同じコーティング剤を施工することにしました。(保険)
右上と左下に『ゼロウォーター』を施工して、右下と左上に『ゼロドロップ』を施工していきます。
こうしておけば、もし汚れの付き具合に変化があった場合、パッと見で違いが分かると思います。
この方法を考え付いた時は天才かと思いました!(小声)
施工が終わったので、翌日に水をかけて撥水効果だけを確認しておきます。
右上と左下は『ゼロウォーター』を施工したので “親水 (疎水)” 、左上と右下には『ゼロドロップ』を施工したので “撥水” しています。
どこに何を施工したか忘れていましたが、水をかけただけで何を施工したか分かるぐらい違いがハッキリ出ています。
とりあえず、このまま洗車せずに放置して数週間後、数か月後? 汚れの付き具合に変化があったら撮影を再開したいと思います。
1週間後、汚れの付き方に変化が!
『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を施工して約1週間が経ちました。
少し汚れの付き方に変化があったのでご報告させていただきます。
▲ 『ゼロウォーター』 |
▲ ゼロドロップ |
見てもらいたいのは汚れの形と大きさです。
左側の『ゼロウォーター』(親水、疎水)は水滴の跡が大きく形がハッキリしていなく水滴が垂れたような跡になっています。
しかし右側の『ゼロドロップ』(撥水)は水滴の跡が小さく形がハッキリしています。
これが境目です。右側が『ゼロウォーター』で、左側が『ゼロドロップ』です。
こう見ると汚れの付き方が違うように見えませんか?
▲ 『ゼロウォーター』 |
▲ 『ゼロドロップ』 |
ドアパネルの下側も見ていきます。
僕が肉眼で見た感じは、『ゼロドロップ』より『ゼロウォーター』の方が水滴の跡が大きく汚れっぽく目立っていました。
と言っても、今の状態では「違うような気がする・・・」ぐらいで決定的な違いまでは出ていないので、もう少し様子を見ることにします。
1か月後、パッと見でも分かる変化が!
お疲れ様です。ここまで見てくれて本当にありがとうございます。皆さんに良いお知らせがあります。
『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を施工してから約1か月、昨日雪が降り融雪剤が撒かれた場所を走行したことにより誰が見ても分かるような状態になりました。
それではご覧ください!
マスキングテープは剥がしてしまったのですが、境目が分かりますよね?
▲ 『ゼロウォーター』 |
▲ 『ゼロドロップ』 |
分かりやすくマスキングテープが貼ってあった場所に線を引いてみました。
この違い分かりますか? 左上と右下(『ゼロドロップ』) と比べて、右上と左下 (『ゼロウォーター』) の方が明らかに汚れています。なんなら国旗のようになっていました。
これは違いが出ていることに気が付いて出先で撮った写真です。
ここまでハッキリ斜めに汚れの付き具合が違うのはコーティング剤によるものとしか考えられません。
1か月放置してよかった~。
施工して1か月後、撥水効果は残っているのか?
念のため、撥水効果は残っているのか確認しておきます。
???
左上は若干撥水しているような気もするけど、その他は親水状態です。
全部落ちたの? 融雪剤のせい? どういうことだ?
もしかしたら、ボディの表面に汚れが付着してだけかもしれないので、普通に洗車をしてから再度撥水効果を確認していきます。
ん?
カーシャンプーを用意している間に、ゆっくり水が引いて『ゼロウォーター』と『ゼロドロップ』を施工した境目がハッキリ浮かび上がってきました。
けど、撥水と親水(疎水)の違いというより水の引いてくスピードに若干差が出たぐらいなので洗って再度確認します。
あ、残ってたわ!
汚れの膜がボディの表面を覆っていただけで汚れを落としたら『ゼロウォーター』を施工したところは親水(疎水)、『ゼロドロップ』を施工したところは撥水していました。
最初に比べると少し弱まった気はしますが、問題ないレベルだと思います。今回の検証はこれにて終了。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回は「撥水と疎水どっちの方が汚れは付きにくいのか?」という素朴な疑問を検証してみました。
結果的に撥水(『ゼロドロップ』)の方が汚れは付着しにくいということが分かりました。恐らく撥水 (『ゼロドロップ』) の方は走行している時に水滴が飛んでいくので汚れ残りづらいんだと思います。
逆に親水 (『ゼロウォーター』) の方は撥水と比べて水滴の接触角が低いので、水滴が転がりにくく水滴が垂れたような跡になり汚れが広範囲に付着していたのだと思います。
洗車時は役立つ親水(疎水)にもデメリットがあるということが知れて本当に良かったです。
けど、これが全てというわけでもないです。親水(疎水)のメリットもありますし、環境によっても差が出ると思うし、好みもあると思うので、参考程度に頭に入れておいていただけたら幸いです。
そいじゃ、また!
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