はい！ こんにちは、しのピー（@shinopp_yu）です！

突然なんですが「撥水」「親水」「疎水」をご存知ですか？

洗車をしている人なら知っている人も多いと思います。
けど、どういうのを「撥水」「親水」「疎水」というのか、いまいち曖昧で分からないという人も少ないと思うので、今から実際に「撥水」「親水」「疎水」を再現して、どういうメリットがあるのか、どういうデメリットがあるのかを、紹介していきたいと思います。

水の動きが違うので、動画で見た方が分かりやすいと思います。

ドアパネルを三等分にして「撥水」「親水」「疎水」を施工

まずは運転席側のドアパネルをマスキングテープで三等分しました。

右から「撥水」「疎水」「親水」をコーティング剤などを使って再現していきます。

撥水を再現するために固形ワックスを施工

一番右側にシュアラスターの『マンハッタンゴールド』を使って撥水を再現します。個人的には撥水といったら固形ワックス、固形ワックスといったらシュアラスターという考えがあるので、その中でも一番人気のある『マンハッタンゴールド』を使用しました。

使用方法は簡単です。洗車をしてからボディに薄く塗って乾いたクロスで拭き上げていくだけです。

疎水を再現するために『シルク』を施工

続いて疎水。
以前に使用した『SILQ (シルク) 』が、今まで使用してきた疎水コーティング剤の中で一番優秀だと思ったので『SILQ (シルク) 』を選びました。

使い方は湿らせたクロスに『シルク』を適量とって伸ばしていくだけです。疎水性のポリマーコーティングもできて、イオンデポジットを取ることもできるのでオススメです！

親水はパネルを磨いて親水状態を再現

続いて親水です。
僕自身、ボディに使用する親水コーティング剤を持っていなかったので、バフがけをして親水状態を再現してみました。

ボディの状態を肉眼で確認しました。固形ワックスとポリマーコーティングを施工した右と真ん中は、やや黒の深みが増しているような気がします。

そうしたら実際に水をかけて「撥水」「親水」「疎水」の違いを見ていきたいと思います。

撥水とは？

まず、撥水から見ていきたいと思います。

近い位置からシャワー (強) で水を当てると

水を弾いて、車体に残る水も非常に少ないです。
※動画の方が分かりやすいと思います…

【撥水： ハツ・バチ・はねる・はじく】撥水性という文字からも分かる通り、水をはじく性質のことを「撥水」と言います。接触角によって「強撥水」や「超撥水」呼ばれることがあります。

特徴としては、水を弾きコロコロした水滴が風などで飛んでいきます。
そのためフロントガラスなどに施工すれば雨の水滴を飛ばしてくれるので視界が良くなります。
デメリットは、水滴が若干残るので洗車時に素早く拭き上げを行わないとイオンデポジットを生成させてしまいます。

疎水とは？

次は疎水です。余談なんですが、疎水も厳密にいうと撥水に分類されます。

近くからシャワー (強) で水を当てると親水状態になります。
親水については、この後に説明するつもりなんですが、画像でも分かるとおり水の膜を張った状態です。 この状態から水が一気に引いていきます。

特徴としては、まとまった水が引いていくのでボディに水が残りにくいというところです。
なので、洗車するときに拭き上げが容易になり、イオンデポジットを生成させにくいうメリットがあります。

親水とは？

親水は疎水に似ているのですが、疎水のように水が引いていかず、水の膜を張った状態を親水と言います。

若干、水が引いているのですが、水が残っている部分が親水状態になります。

親水と疎水は雨のような細かい水だと撥水のように水滴になる

先程は、近い距離からシャワー (強) で水を当てましたが、このように遠い距離 (雨を再現) で水をかけると親水も疎水も水滴ができてしまいます。 

なので、親水と疎水は小雨のようなパラパラとした水では効果を発揮してくれません。

親水がボディだと難しいので窓ガラスで再現

ボディだと親水の再現が難しかったので窓ガラスで再現してみました。

このように水をかけると水の膜を張ります。ボディより弱い水でも親水を再現することができました。

親水のメリットは、風などが吹かない限り視界がクリアなところです。
パット見は乾いていると思いますが、実際はガラス全体がビチョビチョです。

このようにティッシュを置けば分かります。ガラス面が濡れているため簡単にティッシュがくっつきます。

親水のデメリットは、風が吹いた時や雨が降っている時に水の膜が波を打ってしまい視界が悪くなることです。
なので、基本的に親水のコーティング剤はフロントガラスに施工することはできません。風の当たらないサイドミラーやリアガラスに施工することが多いです。

まとめ

最後まで見ていただき、ありがとうございます。

「撥水」「親水」「疎水」について分かりましたか？
どれもメリット、デメリットがあるので、自分で考えて施工してみてください。個人的にはボディは疎水、フロントガラスは撥水、サイドミラーは親水っていう感じかな…。

これも好みがあるので、自分の好きなやつを施工するのが一番だと思います。
けど、フロントガラスを親水にしておくのは非常に危険なので、撥水コーティング剤を使用するようにしてください。

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