イチゴ狩りの写真の女の子かわいいな~!
イチゴ狩りの旬がそろそろ終わりますね~。
あったかい風が吹いて来てもうすっかり春です。花見です。
花見の旬もあっという間だけど、イチゴ狩りも冬から春にかけてだけ。
しかし
もしかしたら、
自動車大手のトヨタがそんな常識を変えるかもしれない…
この記事の目次
トヨタによっていちご業界が変わる?
みんな大好きイチゴ。
自分も2月に千葉の山武市までイチゴ狩りに行ってきました。
でもこのイチゴ狩り、できる期間がすごく限られているんです。
日本でイチゴが採れる期間は、大体冬の間。
いちご狩りのシーズンは12月~5月と言われています。
実は国内ではイチゴの生産がこの時期に集中しており、そのほかの期間はほとんど輸入でまかなわれているそうです。
イチゴって一年中必要ですよね?
自分の誕生日は7月なんですが、やっぱりケーキを買いに行ってイチゴのショートケーキがないと寂しいと思う。
さすがに夏だからって「スイカのショートケーキしかないよ」みたいな話になると困ります。
いくらなんでもスイカに蝋燭を立てて吹き消すわけには…
イチゴの旬っていつなの?
Wikipediaによると本来イチゴの旬の期間は初夏(5-6月)、でも1990年代以降はクリスマスケーキの材料のとしての需要が高まる12月から年末年始にかけて出荷量が最も多くなるらしい。
確かにクリスマスケーキにはイチゴが乗っていてほしい。
こうした市場の需要に合わせてイチゴの旬の時期は冬になっているのだとしたら、一年中いつでもイチゴ作れるじゃん。
なんて思ってしまう。
いや、イチゴはそんなに簡単に生産時期を変えられない。
日本でのイチゴの生産量は年間20万トン。そのほとんどは11月から4月に生産され、その他の5月から10月の間の生産量はわずか1万トン以下であって5%に過ぎない。
基本的に私たちが食べている国産のイチゴが冬から春に身を着ける一季成りイチゴというものであって、夏から秋にも身のなる品種は四季成りイチゴ、夏イチゴと呼ばれるイチゴで違う品種らしい。
また、連作障害があることから、1~4年で圃場を移動しなくてはならないので新しい品種を試すのも大変。
そもそもそのイチゴ自体がDNA配列構造が複雑で遺伝情報の解析が難しいため、簡単に一年中生産できるイチゴの品種改良が進んでこななかった経緯があるようです。
そこでトヨタが立ち上がる。農研機構と『高精度選抜技術』を開発
出展:youtube.com
トヨタ自動車株式会は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構と共同研究を行い、DNAマーカーを用いることでイチゴの品種改良を効率化する技術を開発。
トヨタが独自に開発した遺伝子情報を迅速に解析する、DNAマイクロアレイ技術をベースに、イチゴの遺伝情報を高精度に解析する技術開発に成功。イチゴの重要障害(うどんこ病、炭疽病)に強い個体、および「四季成り性」を有する個体を選抜することができるDNAマーカーの開発に成功。
つまり短い期間、狭い面積で品種改良のテストができることから、イチゴの品種改良の効率化ができるってこと。
四季成りのイチゴなら、採れる期間が一年中になるため、いまままで生産できていなかった期間でもイチゴの生産が可能になったってこと。
『豊作計画』トヨタ式生産方式を農業へ
トヨタおよび農研機構は、これらの結果を3月30日に開催された日本育種学会発表。そこで発表したDNAマーカーは農業関係者に幅広く活用していただけるよう積極的に情報開示・提供に応じていきたいと考えているそうだ。
トヨタは、2014年にトヨタ生産方式の考え方を農業に応用したクラウドサービス「豊作計画」を開発・提供するなど、自動車事業で培った生産管理手法や工程改善ノウハウを農業分野に応用してきた。また、本日、愛知県の農業法人2社とトヨタの考える先端農業モデルの開発に向けた業務提携契約の締結についても発表しており、今後も農業の持続的成長に向けて、さらに貢献を進めていきたいと考えているとのこと。
自動車だけではなく、日本のいろいろなものに技術や考え方を転用して発展させていくというトヨタの考え方ってすごいとおもう。
やっぱり自分の作ったものは自分のものだと主張したくなってしまう気持ちが自分にもあるのだが、やっぱりトヨタの様に共存・共栄していく方が気持ちがいいし色々な面で信頼感がありますね。
まとめ
実は私の実家のそばはイチゴ農家が多く有名な場所で、両親が贈り物をする際にイチゴをよく送っているのですが、イチゴにそんな難しい話が隠れていたなんて知りませんでした。
そもそも自分の誕生日に食べていたイチゴがアメリカ・韓国・ニュージーランド・オーストラリア産のイチゴだったとは…
まぁイチゴにこだわりがあったわけではないので、特に問題があるわけではないのですが、一度イチゴ狩りに行って様々な品種を食べ比べてしまうと、どんなイチゴなのかにも興味が出てしまったわけで。
今までなんとなく食べていたイチゴですが、今回の研究成果も含め、日本のおいしく魅力のあるイチゴが一年中流通する未来が近いのかもしれません。
イチゴファンのみんな!トヨタの動きも要チェックだ!!
それにしてもかわいいな!おい!