フランスの首都パリは大気汚染が深刻な問題となっているのをご存知だろうか?
今までヨーロッパでは、炭素排出量を基準内に抑えることのできるディーゼル車が推奨されてきたが、ディーゼル車から排出される割合が高い、窒素酸化物(NOx)及び粒子状物質(PM)による大気汚染が問題となっており、パリでは汚染物質の濃度が警戒水準を超え、2015年にはナンバープレートの末尾が偶数の車両はパリ市内へ乗り入れることが禁止し、大規模な交通規制も行われた。
この交通規制は翌日に解除されて、当たり前だが1日だけで大気汚染レベルを下げることもできず、長期的な大気汚染対策をとることになった。
そして先日、メキシコシティで11月30日から12月2日まで開催された「気候変動に関する首長サミット」で、パリだけでなくメキシコシティ、マドリード、アテネは2025年までにディーゼル車の走行を禁止すると発表した。
オランダでは2025年までに電気自動車以外の車を販売することが禁止される法案が可決される方向で進んでいる。
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日本では2003年から一部の都道府県で、環境規制に適合しない商用ディーゼル車の乗り入れ規制を規定した条例を制定しています。そのうち日本でも同じようなことが起こるかもしれませんね。