スマホのアプリを使ったタクシー配車サービス業を行っている「Uber」も自動運転に力を入れており、自動運転の技術が急加速すると言われていますが、日本の建設機械・鉱山機械のメーカー「小松製作所」が運転席のない自動運転ダンプカーの開発に力を入れています。
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といっても、既に小松製作所では2008年に無人ダンプカーを実用化している。今回開発しているダンプカーは、「Innovative Autonomous Haulage Vehicle」というもので、従来の無人ダンプカーと違うところは、完全に運転席がないことだ。
運転席をなくすことによって、前後方向を選ばない走破性の高いシャトル走行が可能になり、切り返し動作が一切不要になるので、無人ダンプカーのメリットを最大限に生かせる。現在使われている、運転席のある無人ダンプカーでは作業しづらい狭い現場での活躍が見込まれる。
運転席がなくなることで積載容量も増やせるので、現場を往復する回数も減らすことができる。
発売時期は、まだ明らかになっていないが、9月26日からラスベガスで鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL 2016」に実車が展示されることが決まっている。
まだ発展途上の自動運転システムですが、フォードが2018年にレベル4(完全自動運転)を搭載した車両を販売することも発表しており、これから自動運転技術に期待が高まる。