こんにちは、しのぴーです。絶好調です。
みなさんは、ETCを利用した時にバーが中々開かなかったり突然前の車が止まりヒヤッとした経験やはございませんか?月に何件か誤作動で正常に動かいときがあるみたいですが、事故が起こした人の理由ほとんどが、止まると思っていなかったという思い込みです。そんな事故が多いこともありETCレーンのバーが撤去される方針で現在進んでいます。
この記事の目次
ETCレーンのバーを撤去してスムーズに通過
なぜバーを撤去する方針となっているかというと、国土交通省は高速道路を利用する車のうちETCを搭載した車が90%まで増えたこともあり、よりスムーズに高速道路を走行できるよう、料金所でETCレーンのバーを撤去する試みを20日から始められています。実際に、埼玉県桶川市にある圏央道の桶川北本インターチェンジの料金所で、ETCレーンのバーが撤去されました。バーを撤去したからといって通行速度を上げずにあくまでもスムーズに通過してもらうことが狙いとしています。また、ETCカードの入れ忘れや機器自体の不具合によりバーが開かず停車をした際に後続車に追突される事故も減るからです。
ETCレーンのバーがなくなったことによって起こる問題
・スピードの超過
バーがなくなったことにより料金所がスムーズな分、規定速度以上で料金所を通過する車も増えてくるので悪い面もあるという声もあがっている。
・料金未払い
ETCを搭載していない車やカードの有効期限が切れてしまっていた場合、料金が未払いになってしまいます。これに関しては出口や料金所で徴収するとしている。
・現金払いの車との合流
スムーズに料金所を通過できてスピード超過の車が増えてしまうと一度停止する現金払いの車は合流が難しくなり事故が増える可能性もある。
ETCレーンの突入速度は何キロ以下?
機械自体は80kmぐらいでも開くように作られていますが、ETCレーンを通過するときには規定の速度は20km/h以下と定められています。
後ろから追突されたけど過失はどうなるの?
追突したときの状況により多少異なりますが、基本的には後続車の方が過失は大きくなります。
なぜなら、道交法により「その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができる」だけの車間距離を確保する義務があります。相手が停止する可能性は十分予測できるわけですから、それを考慮して行動すべきです。さらに利用規定にも、「前車が停車することがあるので、必要な車間距離を保持すること。」ということなどが明記されているのですから、なおさらです。前者も急停止をした責任があるように見えますが、道交法上は「危険を防止するためやむを得ない場合」には仕方ないということになっています。
ゲートの故障によりバーが開かず停車し後方から追突された場合
ゲートの故障によってバーが開かず停車した場合には、基本的に停車した車両には過失は認められず、追突した後続車に100%の過失があると考えられます。
カードの差し忘れやカードの有効期限が切れていてバーが開かず追突された場合
ETCシステム利用規程6条には、このような記述があります。
「ETCシステムを利用する者は、ETCカードを車載器に確実に挿入し、ETCシステムが利用可能な状態になったことを確認の上、ETCシステムを利用することができる車線を通行してください。」ETCを利用する場合は事前に利用が可能かを確かめる義務があります。そうなると差し忘れや有効期限切れのカードで急停車した場合には、停車した側にも過失がでてくる可能性があります。
先行車に過失があっても10~20%
理由としては、ETCレーンの進入速度は20km/h以下という規定があり、後続車には必要最低限の車間距離を保つ義務があるからです。どんな理由で先方車が停止しても車間距離と規定速度を守れは追突することはないからです。
まとめ
どんな理由にしろ、ほぼ後続車に過失があります。ETCで止まることはないと思い込んでいると思いがけない事故に遭遇します。事故を防ぐためにも規定速度を守り安全運転を心がけましょう。