こんにちは、しのピー( @shinopp_yu )です。
今では電気系統の大半にLEDが使われている時代です。車でいうとヘッドライトやルームランプ、テールランプから光るところ全てがLED化されています。
ちょっと前までは社外LEDヘッドライトは光量が足りずに使えるレベルになく、やっと光量が追いついてきたと思ったら車検基準が変わり、社外LEDヘッドライトが多くで回ることがありませんでした。
けど、今では色々なLEDヘッドライトが出回っています。「どれを買えば良いのか分からない…」「とりあえず失敗したくないから安いのでいいや!」「高いの買っとけば間違いないでしょ!」色んなことを思うかもしれませんが、ちょっとしたことを覚えておかなければ「車検に通らなかった…」なんてこともあるので、基本的なことでもいいので購入する際は、頭に叩き込んでおきましょう!
この記事の目次
ヘッドライトをLEDに交換するメリットとは?
何故、LEDヘッドライトが流行っているのか? LEDヘッドライトに交換するメリットを紹介したいと思います。
HIDに比べて取り付けが楽すぎる!
– HIDの取り付けが面倒だった人にオススメ!
HIDにはバラストやリレーなど色々な配線があって取り付けができない人も多かったと思いますが、LEDヘッドライトはバルブと配線を繋げるだけなので、凄く簡単に交換作業ができます。また販売店で取り付ける時も作業時間が短いのでHIDよりも工賃が安く済むこともあります。
熱を持ちにくい!
– フォグランプのレンズが溶ける心配がない!
HIDやハロゲンバルブに比べて消費電力が少ないため、発熱量も少ない。といっても全く熱を持たないわけではなく、LEDバルブでも光量を上げると熱を発してしまう。そのためLEDバルブには灯体を冷やすヒートシンクやファンなどが取り付けれており、フォグランプのレンズを溶かすということもない。
バルブ自体の寿命が長い!?
– LEDは寿命が長いというのは聞いたことありますよね?
LEDは、ハロゲンバルブと違ってフィラメントがないので半永久的に切れないと言われています。またHIDに比べてLEDの方が消費電力も少なく、高熱になりにくいなどの特徴があるため寿命が長いです。といってもLEDチップにも耐熱温度があり無理に光量を上げすぎるとチップが破損して不点灯を起こすこともあります。
点灯速度が速い!
– LEDは瞬時に100%の力を発揮する!
HIDを付けている人なら分かると思うが、HIDは点灯させてから安定するまで多少のタイムラグがあります。しかし、LEDヘッドライトなら点灯させた瞬間に100%の光量を出すことができます。
色味に違いがない!
– HIDキットを購入して左右の色味が違うという経験はないでしょうか?
HIDの色味はバルブ内にガスを入れてガス量で調整しているため、ガスを入れる際に若干の不純物が入るだけでバルブの色味が変わってしまいます。そういった面では、LEDはガスで色味を調整するわけではないので、色味で左右ばらつきがでることがありません。
LEDヘッドライトのデメリットは?
やっぱりメリットがあるならデメリットもあるだろう?
レンズに付いた雪が溶けにくい!?
– HIDやハロゲンと比べると発熱量が少ないだけ!
LEDヘッドライトは全く熱を出さないというわけではなく、HIDやハロゲンと比べると少ないというだけです。光量を上げるために熱量も増えるのでヘッドライトなどに使用するLEDは、HIDやハロゲンまでとは言えませんが熱を発します。どこを重視するかによって変わってくるのですが、このデメリットはフォグランプに使用する際にはレンズが溶けないというメリットにもなるので、なんとも言えません。
バルブ後方が大きくて取り付けられない!?
– LEDバルブを買ったけどスペースがなくて取り付けができない…。
一時期流行ったバラストとバルブが一体型のHIDキットのようにLEDヘッドライトもヒートシンクの関係でバルブ後方にスペースがないと取り付けられないものが多いです。今回紹介する紹介する商品はヒートシンクが取り外し可能で逆に付けることでクリアランスの狭い車でも取り付けしやすくなっています。
LEDヘッドライトの取り付け、交換方法!
※ 分かりやすいようにヘッドライトを取り外しています。
純正のハロゲンバルブを取り出す。
※ 分かりやすいようにヘッドライトを取り外しています。
LEDヘッドライトを取り付ける。
※ 分かりやすいようにヘッドライトを取り外しています。
ゴムパッキンをして最後にヒートシンクを取り付ける。あとは配線をコンセントのように差し込むだけで取り付け完了です。
ユニットによってはヒートシンクを逆にすることで、バルブ後方のスペースが狭くても取り付けることができます。
LEDヘッドライトの明るさを分析!
LEDヘッドライトは暗いというイメージがあるので、実際どうなのか比較してみました。ハロゲンバルブは純正品、HIDはメーカー不明、LEDはGrit (グリット) を使用しています。
ハロゲンバルブとLEDヘッドライトを比較してみた!
左がハロゲンバルブ、右がLEDヘッドライトになります。右下に記載した文字を見れば分かると思いますが、明るさで言ったらLEDバルブの方が圧倒的に明るいです。
LEDヘッドライトは暗い? HIDと比較してみた!
左がHIDキット、右がLEDヘッドライトになります。明るさだけで言うとHIDの方が明るいのかな? LEDヘッドライトの方が明るくも見える…。というぐらい大差ありません。
結果:LEDヘッドライトはHIDと変わらないほどの光量が出せる!
左がHIDの数値、右がLEDヘッドライトの数値になります。車検基準のLoビームで測りたかったのですが、HIDの方がカットラインが出ず測定不能だったのでHiビームで測定しています。一番右の数値がカンデラになります。HIDが257カンデラに対してLEDの方は310カンデラも出ています。
※ Loビームの数値に関しては測定でき次第、更新させていただきます。
LEDヘッドライトは車検に通るのか?
最近ではLEDヘッドライトは車検に通らないというのを耳にするのですが、「何故、車検に通らないのか?」それにはきちんとした理由があります。せっかく購入しても車検に通らないということもあるので、きちんと覚えておきましょう。
何故LEDヘッドライトは車検に通らない?
– ヘッドライトの車検基準が変わったから!
平成27年9月1日からヘッドライトの検査基準が変わる!この記事を読む
ヘッドライトの車検基準は、平成27年9月1日から変わりました。大きく変わったのはハイビームで検査していたところをロービームに変えたことです。新基準になったことで社外バルブ(HIDやLED)の光量が強すぎてカットラインやエルボー点がはっきりせず機械が合格にしてくれないのです。
– ヘッドライトレンズの劣化がひどい!
ヘッドライトの黄ばみ?そんなのへっちゃらさ!この記事を読む
紫外線などでヘッドライトが黄ばみ、光量が規定値より出ずに不合格になる場合もあります。逆に磨いただけで通るというケースもあります。
– 単純に光量が出ていない!
僕はファッションバルブと呼んでいるのですが、「H8」「H11」「HB4」などの形状で光量が出ない光ってるだけというものもあります。フォグランプなどに明るさを求めないならいいのですが、前照灯としては使えないので注意してください。
– エルボー点、カットラインが出ない
※ 重要:このように光量が基準値より出ていて、カットラインとエルボー点がしっかり出るLEDヘッドライトだったら問題なく車検に通ります。
この画像を見れば分かるのですが、光が強くなっている部分がエルボー点になります。光量が強すぎたり、光軸が合っていないと機械がエルボー点を認識することができずに車検不合格になってしまいます。ルーメン数が大きければいいというのは間違っていますので、購入する際は気を付けてください。
車種によって反射角度が異なる!?
車検に通すならエルボー点とカットライン重要ということを言いましたが、車種によって反射角度が異なるので、カットラインの位置を調整できるLEDヘッドライトだったら、より安心して使用することができます。
※ 重要:この微調整ができないと、「車検対応」と記載されていても車種によって車検に通る車種と通らない車種が出てくるので十分注意しましょう。
Grit (グリット) ロービーム基準をクリア!
出典:youtube.com
純正ハロゲン級でもヘッドライトユニットの劣化、ヘッドライトレンズの劣化で車検が通らない車種が続出している中、Grit (グリット) は見事にヘッドライトの車検(新基準)をクリアしています。
LEDヘッドライトを購入する際は、車検に通るのか? 光量はどれくらいなのか? 自分の車に合う形状はあるのか? など、きちんと確認してから購入することをオススメします。