こんにちは、しのピー( @shinopp_yu )です。
高齢運転者標識(もみじマーク)についてですが、何歳以上から取り付け義務があるか知っていますか?
この記事の目次
高齢運転者標識のデザインが変更!
2011年1月までは左側のデザインが使われていましたが、落ち葉や枯葉に見えるという声が多数あった為、2011年2月から右側の新デザインに変更されています。
デザイン変更前の高齢運転者標識を使用することも可能です。ネットなどで左側の高齢運転者標識(もみじマーク)も販売されていることがありますが、これから購入する方は右側の四葉マークの高齢運転者標識を選んでください。
高齢運転者標識は、何歳から付ける必要があるの?
道路交通法 第七十一条の五の三項
普通自動車対応免許を受けた者で七十歳以上七十五歳未満のものは、加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。
出典:道路交通法
平成14年6月1日までは、75歳以上の人が対象に努力義務として導入されていましたが、平成14年6月1日以降からは70歳以上が対象となっています。
70歳以上75歳未満の方は、上記に「努めなければならない」と記載されている通り、努力義務のなので高齢運転者標識を付けていないからといって罰則の対象にはなりません。
道路交通法 第七十一条の五の二項
第八十五条第一項若しくは第二項又は第八十六条第一項若しくは第二項の規定により普通自動車を運転することができる免許(以下この条及び次条において「普通自動車対応免許」という。)を受けた者で七十五歳以上のものは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。
出典:道路交通法
70歳以上75歳未満の方は、努力義務として高齢運転者標識を付けて運転するように努めなければいけませんが、75歳以上の方は高齢運転者標識を付けないで運転してはいけないことになっている。
高齢運転者標識を付けていないときの罰則について
70歳以上75歳未満の方は、努力義務となっているので付けていなくても罰則の対象となりませんが、75歳以上になると高齢運転者標識を付けないで運転してはいけない為、「高齢運転者標識表示義務違反」の対象となる。
- 違反点数:1点
- 反則金:4,000円(普通自動車の場合)
高齢運転者標識どこで手に入れるの?
Amazonでは、2枚組690円程度で販売されています。今ではホームセンターや100円均一にも置いてあったりします。
高齢運転者標識の付ける位置は?
道路交通法施行規則 第九条の六
法第七十一条の五第一項 から第三項 まで並びに第七十一条の六第一項 及び第二項 に規定する標識は、地上〇・四メートル以上一・二メートル以下の位置に前方又は後方から見やすいように表示するものとする。
出典:道路交通法施行規則
地上〇・四メートル以上一・二メートル以下の前方又は後方から見やすい位置ということなので、リアガラスの下らへんに付けておけば問題ありません。
高齢運転者標識は、吸盤タイプとマグネットタイプが主流となっていますが、取付場所は車内と車外の定義がないので、どちらでも大丈夫です。
高齢運転者標識を付けた人に幅寄せしたすると罰則対象に!
道路交通法 第七十一条の五の四項
自動車を運転する場合において、第七十一条の五第一項から第三項まで若しくは第七十一条の六第一項若しくは第二項に規定する者又は第八十四条第二項に規定する仮運転免許を受けた者が表示自動車を運転しているときは、危険防止のためやむを得ない場合を除き、進行している当該表示自動車の側方に幅寄せをし、又は当該自動車が進路を変更した場合にその変更した後の進路と同一の進路を後方から進行してくる表示自動車が当該自動車との間に第二十六条に規定する必要な距離を保つことができないこととなるときは進路を変更しないこと。
出典:道路交通法
第七十一条の五第二項と三項が高齢運転者となりますので、高齢運転者標識を付けている人に対して、幅寄せや割り込み行為をすると初心運転者等保護義務違反になります。
- 違反点数:1点
- 反則金:6,000円(普通自動車の場合)