はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
ついにレッドブルボックスカートレース最終章です。
【最終章】レッドブルボックスカートレースに出走するまでの道のり(本塗装、テスト走行編)この記事を読む
今日は本番前日で会場入りして車検を行いました。そうしたらまさかの重量オーバーで車検不合格。車両は80kg以内という規定があり、過去のレースを見てしっかり作りすぎたせいで重量オーバーとなってしまいました。
当日17時までに再検査で通れば出走できるということだったのでエルドオートサービスさんに場所を借りて要らない部分を取ったり穴を開けたりして、なんとか車検を通過することができました。
で、ゼッケン番号は「4」。出走番号なのかは現時点では確認できていませんが、明日出走できるそうなので精一杯頑張ろうと思います。
【車検基準】
●人力のみを動力とするレーシングマシンの幅は最大1.5m、高さは2m以下、長さは4mを超えてはいけません。また、タイヤの外直径は90cm以内でないといけません。●重量は80kgを超えてはいけません(重量にドライバーは含まれません)。
騒音を発生させるもの、風船など飛ぶ装置の使用はできません。●ボックスカートの動力は、重力とクリエイティビティのみとなります。蓄電池や外部からのエネルギー源は使えません。また、火器の使用はいかなる場合も厳禁です。だからといって、速く走れないわけではありません。
●正常に動作するブレーキとハンドルを搭載しなければいけません。
車輪は4輪以上であることが必要です。●市販カート製作キットを改造しての参加や、キットカートを使用しての参加は禁止です。また、ブルドーザー、ローラー、戦車等の車両や、派手に装飾したレッドブル・ミニの使用も禁止です。*マジメな話、戦争や紛争など争いを連想させるあらゆるもの、または人を不快な気持ちにさせるデザインはいかなる場合も禁止です。
●第三者の著作権に触れるようなデザインではなく、あなたにしか作れないオリジナリティ溢れるマシンを生み出してください。
●ボックスカートが美術商の目にとまり、美術館等で展示されない限り、全てのカートはイベント終了後に破棄されます。環境には大きな影響を与えないよう、ボックスカートを製作する際には、材料を慎重に選択しましょう。必要なパーツや素材をお持ち帰りいただくことは可能です。
出典:https://soapboxrace.redbull.com
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
テスト走行の様子(ゴリけんさん)
こちらはレース当日です。僕たちが走る前に芸人の「ゴリけんさん」がテスト走行として本番コースを走っていました。
ちなみに出場チームは前日にブリーフィング (簡易的な説明) があり、コースを歩いて回ることができました。
しかし、僕は車検不合格で車両調整をしていたのでブリーフィングに参加できずコースを確認することができなかったのです。
なので、この時 (本番当時) に初めてコース全体を確認しました。
ちなみに、今ゴリけんさんがいる場所(奥のほうです)はシーソーになっていて、ここで減速をしないと飛んでいく可能性があり、中央付近で一時停止するルールなども設けられていました。
レース本番、各チームが次々にクラッシュ
ゴリけんさんのテスト走行後に1組目から次々に出走。そして次々にクラッシュ。
僕たちは4番目の出走だったのですが、1~3組目までクラッシュしてしまい、まともに完走したチームはいなかったです。言わなくても分かりますよね? ただただ不安で仕方なかったです。笑
簡単なルール説明
こちらは出走直後です。簡単に採点方法を説明しておきます。このレッドブルボックスカートレースは、ただ速く走ればいいわけではなく3つの項目の合計ポイントで総合優勝が決まります。
【採点について】
レッドブル・ボックスカート・レースは、クリエイティビティ、パフォーマンス、レースタイムという3つの基準から採点されます。各チームは、ユニークなデザインのボックスカートを用意し、コスチュームと共にパフォーマンスを披露して、コースをスピーディーに駆け抜ける必要があります。
出典:https://soapboxrace.redbull.com
走行前に約30秒間のパフォーマンス時間が設けられており、ここで会場を盛り上げる必要があります。
走行前のパフォーマンスを披露
僕たちは普段撮影している風景を再現しました。
採点するのは、スキージャンプの高梨沙羅選手、ホンダF1マネージングディレクター山本雅史氏、ダンサーで初代Red Bull BC One World Finalチャンピオンのamiさん (B-Girl) 、「つくってあそぼ」のワクワクさん、タレントでアーティストのMattさんの5名です。
僕たちのパフォーマンスは「6点」「7点」「4点」「5点」「7点」合計「29点」という結果でした。
パフォーマンスが終わったら即出走です。
いざ、出走!
チームの作戦はノーブレーキ戦法です。
他のチームは細いタイヤ (自転車用) を使っていたのでスピードが出ていたのですが、僕たちは車っぽさにこだわって太めのタイヤ (原付用) を使用しているので止まったらアウト。
極力ブレーキは使わない方向で作戦を立てました。しかし、いきなり待ち受けていたのはブレーキを踏まずにいられない急な坂道です。過去の映像を見てもこんな坂はなかったはず。けど、ここで速度を落としたら途中で止まると思ったのでノーブレーキでスラロームに突入しました。
ゴリけんさんのテスト走行を見た時に「もしかしたら通れないかも・・・」と思いましたが、なんとスラロームも難なくクリアしました。
スラロームの後に「レンジローバーカーブ」があり、ここは比較的平坦な道で止まりそうになりましたが少し体を動かしてクリア。スタートの坂道でビビってブレーキを踏んでいたら間違いなく止まっていました。
沿道からの応援も力になりました。
シーソーでは減速をしてクリア。残すは2つのキッカーと巨大なバンクのみです。
走行前にキッカーは2つとも通ろうと決めていました。けどキッカーのサイズ的に片輪しか入れないと思っていたので1つ目のキッカーで片輪だけ乗せました。そうしたら車両が想像以上に傾き「あ!やったわ!終わった!」と思いました。
けど、何とか体勢を立て直して2つ目のキッカーに挑戦。1つ目の時に全部乗ると確信したので正面から突っ込みました。
なんとか2つ目のキッカーもクリア。残すは巨大なバンクです。このバンクもビビって途中から入ろうとすると角度がキツ過ぎて横転する可能性があったので入口から乗ろうと決めていました。
何とかバンクもクリアし完走することができました。
ゴール後には、ゴリけんさんとパラシュート部隊の矢部ぺぺさんからインタビューを受けました。
正直、興奮しすぎて何を聞かれたのか、何を言ったのか全く覚えていません。何を言っているか気になる方は動画をご覧ください。笑
表彰式
そして57組が走り終え表彰式が行われました。見てわかる通り表彰台に僕たちの姿はありません。
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結果
ということで表彰式も全て終わりました。
車の大辞典cacacaの結果は、57組中17位という結果でした。無事完走できて達成感もあるんだけど、やっぱり悔しいです。
時間も沢山費やしました。沢山の人に協力してもらいました。やっぱり悔しい。
けど、凄くい良い思い出になりました。この歳になって皆で協力して目標に向かって全力で取り組むことも少ないので素直に楽しかったです。長いようであっという間だった約4か月間、結果は悔しいけど、大変なことも沢山あったけど、この大会に出て良かったなと思います。
次、日本で開催されるのは2年後 (2021年) なので、機会があればリベンジしたいなと思います。
皆さん、応援ありがとうございました。
【Part1】レッドブルボックスカートレースに出走するまでの道のり!この記事を読む
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