はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、ちょっと前にTwitterで「ドアバラしの刑」というツイートをしました。
ドアの内張をバラバラにして、皆さんから「デッドリングですか?」っていうコメントを頂いたんだけども、実はデッドニングではなく後付けの「イージークローザーシステム」を取り付けていました。
ドアバラしの刑。 pic.twitter.com/d0X91iHeZp
— 車の大辞典cacaca (@cacaca_car) August 20, 2019
僕は、後付けで「こんなものがあるのか!!」とビックリしたんだけど、今の車だとリアハッチとかに付いていることが多いかな。
半ドアになった時に自動で閉まってくれるやつです。今回はそれの運転席と助手席に取り付けられるもので、取扱説明書も入っていなかったので手探りで取り付けていこうと思います。
雨が降ったり止んだり。 pic.twitter.com/1FDyL52bN1
— 車の大辞典cacaca (@cacaca_car) August 23, 2019
ちなみに、取り付け後です。これが “イージークローザーシステム” です。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
後付けイージークローザーシステムの取付
今回取り付ける車は「80ノア」です。
車種専用商品なんですが、一応「80ヴォクシー」「エスクァイア」にも取り付けられるみたいです。けど、どの車種にも取り付けられるわけではないので注意してください。
で、これをどこに取り付けるのか? という話なんだけど
この部分です。
内張などを剥がして、この部分を取り換える形になります。
あとモーターもあるのでモーターをどこかに取り付けて電源 (常時電源とアース) を取ります。この時点で簡単ではなさそうな雰囲気が出ています。
そんなことを言ってても進まないので、とりあえず内張りを剥がして取り付けてみようと思います。
内張を剥がす
傷が付く可能性があるのでマスキングテープなどで養生をしてください。
まずは、ドアノブのパネルを内張はがしを使って取ります。カギの方から内張はがしを入れると取れやすいです。
取れたらボルトが1本あるので、プラスドライバーを使ってボルトを取ります。
ボルトが取れたらスイッチ周りのパネルを取ります。ちょうど内張はがしを入れているところに内張はがしをを入れると少しパネルが浮きます。
浮いた上にパネルを持ち上げると簡単に取ることができます。
パネルが取れたらスイッチ関係のカプラーを外します。
スイッチ関係を全て取ったら内張りの下の方から指を突っ込んでバリバリ剥がしていきます。
最後は上に持ち上げれば内張りを取ることができます。
内張が取れたらドアノブの裏側に付いているワイヤー2本を取ります。
引っ張れば取るのですが、復旧できるようにどういう風に付いているのかを確認してから取り外してください。
続いて、オレンジ色のビニールを剥がします。
これはブチルで付いているので少し引っ張りながらカッターで切ります。無理に引っ張ると悲惨なことになるので注意してください。
コツとしては車両側とビニール側に半分半分ブチルを残すイメージです。
純正部品を取り外す
ビニールを剥がし終わったら右上にある丸いところのカプラーを外します。
ちなみに、ビニールは全部取らなくても大丈夫です。
続いて、この部分を取り外して付け替える必要があるのでトルクスネジを3本取ります。
トルクスネジを取ったら先ほど取ったカプラーの真下にあるボルトを2本取ります。
これは窓ガラスのレールが付いているボルトなので、これを取らないと外したい部品を引っ張り出すことができません。
ボルトを2本取ると裏側のレールをずらすことができるので、レールをずらしながら純正部品を引っ張り出します。
この時にレールがどのように付いているのかを確認しておいてください。確認しないと取り付ける時に苦労します。
純正部品をと入れ替える
右の黒いのが今回取り付ける商品で、左の銀色のモノが純正部品になります。
1つ注意点があります。こちらは今回交換する新しいモノなんですが、中央のツメが縦になっていると思います。この状態はロック状態なので、このまま取り付けてドアを閉めようとすると閉まらないのでロック状態になっている場合は、裏面のレバーを押してロックを解除してください。
位置は銀のバネの下らへんです。左手の親指あたりにあります。
これがロックを解除した状態です。
ツメが縦ではなく斜めになっているのが分かると思います。この状態であることを確認してから取り付けてください。
丸ごと交換ではなく一部を取り外して交換するのでネジを数本外してバラします。
で、社外品を取り付ける・・・のですが、まさかの干渉です。
モーターを動かす配線が干渉して少し浮いてしまいました。仕方ないので純正側を削ります。※自己責任でお願いします。
イージークローザーシステムを車両に取り付ける
純正部品と社外部品を入れ替えたら同じ要領で戻していきます。
先にロック部品の取り付けを行います。
仮止めが終わったらモーターの位置を決めていきます。
モーター自体大きくて邪魔なんですが、場所的には今置いている位置になると思います。
モーターの下にあるパイプより手前側は窓ガラスが下りてくるので、この位置ぐらいしか取り付ける場所がないと思います。
大体の位置が決まったらトルクスネジ3本、レールのボルトを取り付けます。
固定が終わったらカプラー関係を全て繋いで窓ガラスを降ろしてモーターと干渉しないかを確認してみます。
問題なさそうなので配線とモーターを固定していきます。
配線も窓ガラスと干渉する可能性があるので小まめに配線止めで固定してください。
このように配線を1番下まで降ろしてから再度立ち上げます。しつこいようですが、配線は小まめに配線止めを使って固定してください。
配線をここまで立ち上げたら再度動作確認を行います。
問題なさそうだったらオレンジ色のビニールを戻します。
まだ作業は途中ですが、普通にドアの開け閉めができるかを確認します。
問題ありません。これでもしモーターが壊れて動かなくなっても開け閉めが可能です。
面倒ですが、再度カプラー類を全て繋いで窓ガラスを降ろします。
この時に配線が干渉しないかを何度か確認してください。配線がプラプラしていると、いつか干渉する日が訪れてしまうので、しっかり固定しておいてください。
電源を取る
あとは電源を取るだけです。
ドア側で電源を取りたかったのですが、常時電源でも12Vの出力がないなどの問題があって仕方なく車内から電源を取ることにしました。
ドアと車内が繋がっている奥の蛇腹から配線を通します。
ボルト2本だったかな? ボルトを外すと蛇腹内にアタックできるので、そこから配線を通しました。
蛇腹も比較的余裕があったので配線はすんなり通りました。
あとは配線を繋げるだけです。
念のため、ギボシを使って接続します。
車両側はヒューズボックス (助手席側) から常時電源を取ります。電源は電源テスターを使って調べてください。
動作確認
配線を繋げ終わったら動作確認を行ってください。
この時の動作確認なんですが、ただ半ドアにしてイージークローザーシステムが動くかどうかだけでなく普通に閉めたりして何か違和感がないかも確認するようにしてください。
あと、信号関係も確認しておきます。
ドアを開けてスピードメーターのところでドアが開いている警告灯を確認してから半ドアにして閉まりきった時に警告灯が消えるかを確認します。
とりあえず、問題なさそうです。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回は、運転席と助手席に『後付けイージークローザーシステム』を取り付けてみました。
自動で動かすために新たにモーターを追加して純正の部品を移植して取り付けました。
難易度は・・・電源自体は常時電源とアースだけなので難しくないんだけど、内張を剥がしたりモーターを取り付けたりするのが少し大変なので、簡単にパパっと取り付けられる商品ではないかな。
あと、純正部品を取り付けるところが少し干渉して純正部品を削らないといけないという問題がありました。そこはデメリットかな。
けど、実際に取り付けたら違和感もないし、半ドアを解消してくれるので僕はアリだと思います。結構、こういう商品がすきなんだよね。
純正に付いていない機能を付けると最新になった気がしてワクワクしちゃうタイプです。
リアハッチのイージークローザーシステムもグレードで付いている付いていないというのがあるので、あれも後付けがあったらいいな。なんて思っています。
他にも「こういう商品あるよ!」という人は、動画のコメント欄に入れてくれたら助かります。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!