はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、前回スタイロフォームで作ったボディのベースにFRPを貼ったり、パテを盛ったり、サフェーサーを吹いたりしていこうと思います。
【Part5】レッドブルボックスカートレースに出走するまでの道のり(ボディ土台作り編)この記事を読む
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
FRPを貼る
まずは、FRPを貼る準備をします。
FRPとは
繊維強化プラスチック(せんいきょうかプラスチック、英: Fiber Reinforced Plastics)またはFRP(以下FRP)とは、エポキシ樹脂やフェノール樹脂などに、ガラス繊維や炭素繊維などの繊維を複合して強度を向上させた強化プラスチックである。
出典:wikipedeia
FRPを長方形に何枚も切って準備をしておきます。この時にクシャクシャに少し丸めておくと曲面なども貼りやすくなります。
今回はドアの部分など曲面が多いので樹脂パテも使います。
これはタルクと樹脂を混ぜたもので糊のような役割をしてくれます。FRP自体、そこまで曲がらないのと跳ね返りがあるので曲がりがキツイところに塗っていきます。
※使用前に硬化剤を入れます。
こちらが樹脂になります。使用する分を他の容器にいれて硬化剤を入れます。樹脂と硬化剤の量を間違えないように注意してください。
準備ができたらボディに樹脂パテを塗っていきます。こういったFRPを折る部分は多めに塗っていきます。
樹脂パテを塗ったらFRPに樹脂を染み込ませてボディに貼ってローラーで空気を抜いていきます。この空気抜きを怠ると後で削った時に穴だらけになったり面がボコボコになったりするので、空気はしっかり抜いてください。
貼る面積も大きいので何人かで手分けして貼りました。
色が変わっている部分はFRP同士が重なっている部分です。この重なりが少ないと強度が出なくなるので1cmぐらい重ねてあります。
こういったダクト部分は樹脂パテをしっかり塗ってFRPを貼ります。90度近い曲面は樹脂パテなしで貼るのは難しいです。
全て貼り終わったらアセトンでローラーなどを洗っておきます。この洗浄作業を怠ると固まってしまい次使えなくなります。隅々まで洗うようにしてください。道具は大切に。
FRPを削る
FRPを貼った翌日です。もう乾いているので削っていきます。
FRPはガラス繊維なので削る時は、防護服、ゴーグル、手袋、防塵マスクを着用してください。
FRPを重ねた部分をメインに削っていきます。今回はFRPを2枚貼りしているので重ねた部分は4枚分の厚みになっているのでボコっと膨らんでいます。それを他の部分と同じぐらいの高さに整えていきます。
こんな感じです。使用している工具はアストロプロダクツで購入した安いダブルアクション (エアツール) に60番のペーパー付けて削っています。 削りすぎると穴が開くので注意してください。
厚付けパテを盛る
FRPをある程度削ったら厚付けパテを盛っていきます。
FRP自体ボコボコしてるので最初は全体的にパテを盛っていきます。盛る時も極力滑らかに盛ると削る作業が楽になります。
ザっとパテを削る
パテが乾いたらダブルアクションで削ります。
この時は形を整えながら削っていく感じです。この整える作業でFRPが出てきたら削るのをやめてパテを盛るようにしてください。基本的にはFRPは削りません。
そうすると高いところと低いところが出てきます。
少し分かりづらいのですが、右側はFRPが出てきているのに対して中央部分 (手の位置) は削れていません。この削れていない部分は、他と比べて低い場所なので、ここに再度パテを盛っていきます。
再度、厚付けパテを盛る
再度、パテを盛っていきます。納得いくまでこの作業を繰り返します。
この作業を繰り返すと、このように廃人になります。それぐらい大変な作業です。
サフェーサーを吹く
ある程度削っていくとデコボコが分かりづらくなってくるので、途中でサフェーサーを吹きます。これもパテの一種で超極薄パテみたいなものです。
まだ削るので厚めに吹いていきます。
薄付けパテで穴を埋める
そうするとデコボコがハッキリするので薄付けパテに変更して小さい穴などを埋めていきます。
最後にサフェーサーを吹く
最後に本塗装をするのでサフェーサーを吹いておきます。
スタイロフォームを抜く
サフェーサーを吹いた翌日、中のスタイロフォームを抜きます。
不要部分はサンダーで切ってスタイロフォームを抜いたのですが、イメージだとバコっと簡単に外れる予定でしたが、思っていたより大変でした。
タイヤの部分を切る
スタイロフォームは綺麗に抜けたのでタイヤの部分をエアーソーで切っています。
切り終わったのでフレームに仮で乗せてみました。なんか一気に車っぽくなった。テンション上がる。
まとめ
といった感じで第6弾では、スタイロフォームで作ったボディにFRPを貼って、パテを盛って、サフェーサーを吹くところまで行いました。
第7弾では本塗装をしてテスト走行まで行おうと思っています。もう時間がありません。もし、時間があれば会場まで足を運んでもらえたら幸いです。
【最終章】レッドブルボックスカートレースに出走するまでの道のり(本塗装、テスト走行編)この記事を読む
そいじゃ、また!
【イベント概要】
レッドブルボックスカートレース
日時:2019年10月6日(日)
場所:よみうりランド特設会場
https://soapboxrace.redbull.com/jp/ja/
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