はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は『リバース連動ドアミラー下降ユニット』という商品を取り付けて行きたいと思います。
皆さんはバックにギアを入れた際に、自動でミラーが下を向く車があるのをご存知でしょうか。この商品は、その自動でミラーが下を向く機能を後付けで車に付けることができるものになります。
電気関係は文字や絵で説明しにくい部分があるので分かりづらいと思います。通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
配線図の確認
まずは、取り付け方法を確認していきます。
配線図を確認すると、取り付け方法は以前に取り付けを行った『ミラー開閉キット』に似ているようです。
ざっくりと説明すると、ドアミラーへ流れる角度調整の信号線を切断して、今回のドアミラー下降ユニットを接続。
あとは電源とアース、そしてリバースポジション信号を接続するだけです。
まずは車内の配線を見て、接続する配線を確認していきたいと思います。
取り付けができる車が限られている
実は今回取付を行う『リバース連動ドアミラー下降ユニット』は、取付可能な車両が限定されています。
その条件となるのが、サイドミラーの角度を車内のスイッチで調整できる車であるということ。このスイッチが無い車には取り付けを行うことはできません。
それと『リバース連動ドアミラー下降ユニット』の機能ですが、この商品を取り付けるとギアをバックに入れた時にサイドミラーの角度が自動で下がり、バック以外にシフトに戻すとサイドミラーの角度が自動で元に戻るようになります。
実際に取り付けてみる
【ユニットの配線】
黒:ボディアース
白:常時電源
橙:リバースポジション信号
黄:ドアミラー角度調整スイッチ下降位置で12V電圧が出ている線(スイッチ側)
青:ドアミラー角度調整スイッチ上昇位置で12V電圧が出ている線(スイッチ側)
茶:ドアミラー角度調整スイッチ上昇位置で12V電圧が出ている線(モーター側)
緑:ドアミラー角度調整スイッチ下降位置で12V電圧が出ている線(モーター側)
ボディーアース、常時電源は何度も使用しているので後回しにして、ギアをバックに入れた際の「リバースポジション信号」と「ドアミラー角度調整スイッチ上昇位置で12V電圧が出ている線」、「ドアミラー角度調整スイッチ下降位置で12V電圧が出ている線」この3つを探します。
最初に確認したのは角度調整スイッチ裏のカプラーから出ている線です。
この時に注意するのは、ミラーの角度調整を運転席側と助手席側で切り替えができるようになっている場合、助手席側にスイッチを合わせておくこと。
このスイッチの切り替えによって、回路が変わるようになっているので、電気の流れも変わってしまうため、最初にその部分を確認するようにしてください。
周辺(インパネ)をバラした後に、カプラーをスイッチに接続し直し、角度調整スイッチを押して12Vの電気が流れるかを電源テスターで確認していきました。
しかし、ここの仕組みが非常に複雑。
上下左右の信号がそれぞれ分かれているものかと思っていたのですが、C25セレナの場合は信号線が6本あって1本の配線で上と右を押した時に12Vが流れる仕組になっていました。
上手く説明できないんだけど、とりあえず複雑でどこに繋げればいいのかが分からなったです。
この商品を購入したパーソナルCARパーツさんに問い合わせ、WEBサイトを確認したところ、車種別に細かく取り付け方法が記載されていました。
今回取付を行っているC25セレナの場合は、運転席にあるミラーの角度調整ボタン裏のカプラー上段の、左上の黄色配線と右から2番目の青配線が、取り付けで使用する配線だという事がわかりました。
この2本の配線を切断し、ギボシを付けて『ミラー下降ユニット』と接続していきます。
今回は、このユニットを運転席付近に設置したくはなかったため、それぞれの線を延長して運転席裏まで持ってきました。
ユニットと角度調整の配線を接続したら、一旦動作確認を行いましょう。
鍵を回して、ミラーの角度調整を助手席側に設定。実際にミラーが動くか確認します。しっかり動いていれば、配線に問題はなく、ユニットの不良もないというのが確認できると思います。
残すはあと3本。次は、リバースポジションの線を探しに行きます。
ミラー角度調整線との結線ができてしまえば、あとは助手席側のヒューズボックス付近での作業になります。
本来は、ヒューズボックスの横にあるコネクタからリバース信号の配線を探すのですが、非常に奥の方にあるために作業が大変です。
今回の車の場合は、付近を通っていたバックカメラの配線がリバース信号を取っていたため、そこに結線する事にしました。
電源テスターでバック時に12Vが来ているかを確認。通電が確認できたのでここに接続し、あとは常時電源とアース線へぞれぞれ結線しました。
動作確認
全ての結線が終わったので、今度はバックギア時の動作を含めて動作確認を行います。この確認は、必ずパネルを戻す前に行いましょう。
全部戻してからミスに気が付いたら、ショックも大きいですから…。
商品の仕様としては、ギアをバックに入れた際に、ミラーが下を向く。
またギアをバック以外に変更した際には、ミラーが元の角度に戻るというものになります。
実際にやってみると、バックにした時にミラーが下を向きます。
そして、シフトを戻した際には…ミラーが戻らない? と一瞬思いましたが、暫くしてミラーの角度が元の位置に戻りました。説明書を確認してみると「開放時間の変更」という機能があることが分かりました。
ミラーが戻るまでの時間を0秒から15秒間の間で変更することができ、本体に付いている設定スイッチをONにして、リバース以外からリバース位置にシフトチェンジを1回行うと、開放時間が1秒間増えるようです。
今回は、素早く反応してくれる開放時間0秒に設定しました。
まとめ
といった感じでリバース連動ドアミラー下降ユニットを取り付けてみました。
感想としては、率直に取り付けて良かったと思っています。
その理由としては、やはりバックする時には車両の後輪付近を確認したいことが多く、通常走行時に見たい角度とは異なるからです。
そのため、腰を浮かせてミラーを上からのぞき込む時もありました。かと言って、通常時からミラーを下に向けてしまうと、走行時に後続車などの様子が見づらくなる。
そのため、バック時だけにミラーが下がってくれるというのは、非常にありがたいと感じました。
しかし、取り付けに関しては大変でした。
僕の場合は、販売元のWEBサイトに情報が掲載されていたために、難なく取り付けることができましたが、情報が掲載されていなかったら、1日では取り付けを行うことができなかったと思います。
そのため、今回の『リバース連動ドアミラー下降ユニット』を検討する際には、購入する前に自分の車両の取り付け方法が公開されているかをよく確認してから行動されることをオススメします。
気になる方は、是非トライしてみてください!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!