はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はコーティング剤について話していこうと思います。
コーティング剤は車の塗装面を守る物として商品化されているんですが、色んな種類のコーティング剤があるんです。
机の上に置いてあるのは僕が持っているコーティング剤です。
結構な数ありますよね? けど、世の中のコーティング剤と比べたらごく1部です。オートバックスやイエローハットに買いに行っても種類がありすぎて悩むんですよ。
だから車の大辞典cacacaでは、色んなコーティング剤を施工して艶や撥水性のなどを見比べています。
けど、車の大辞典cacacaでも使ってきたコーティング剤が多すぎて少し分かりづらくなってきています。
だからここで1回おさらいとして コーティング剤はこういうものですよ、こういう種類がありますよ、そんな話をしていこうと思います。
話し始めたらキリがないので基礎編として見てもらえたら幸いです。
この記事の目次
コーティング剤には硬化するタイプと硬化しないタイプがある
まず、大きく分けてコーティング剤には「硬化するタイプ」と「硬化しないタイプ」が存在します。
見た目で言う左のような (『ゼロウォーター』) スプレーボトルに入っているコーティング剤は基本的に硬化しないタイプ (ガラス系コーティングとも呼ばれる) が多いです。
もしかしたらイレギュラーもあるかもしれませんが、基本的には硬化しない定着するタイプのコーティング剤です。僕は「簡易コーティング剤」とも呼んでいます。
【硬化しないタイプの特徴】
硬化しないタイプの耐久性能は約1~6か月程度です。価格は1000~5000円ぐらいが多いかな。
特徴として硬化しないタイプは施工が非常に楽です。洗車した後にスプレーしてパパッと拭き上げることができるので洗車に時間を取られたくない人にオススメです。
逆に硬化タイプは右のような (『ロータスシールド』) 瓶に入っていることが多いです。『ロータスシールド』は主剤に硬化剤を混ぜる2液タイプです。
もちろん1液で硬化するタイプもあります。基本的に硬化タイプは瓶に入っていることが多いです。
【硬化タイプの特徴】
硬化タイプは被膜が固まるので耐久性能が優れています。
1年ぐらいと謳っているメーカーが多いです。価格帯にも違いがあり相場でいうと硬化するタイプは1万円前後、『ツヤエキスパート』という激安のガラスコーティング剤もあるのですが、1万円前後の商品が多い気がします。
基本的にボディ面が乾いている状態で施工する必要があり、硬化するまで水に当たらないようにする必要があります。硬化するタイプは硬化すると落とすのが非常に大変なので1度下地処理をしてから施工しないと水アカを閉じ込めてしまいます。
初心者の方だったり、パパッとコーティング剤をしたいっていう方は硬化しないタイプがオススメ、硬化するタイプはどちらかと言うと上級者向けで一旦車をリセットしたい人にオススメです。
要は硬化するタイプは塗装のクリアに似ている感じです。ボディの上に固まるコーティング剤を施工するので硬化しちゃうと修復が困難です。
硬化しないタイプだったらクリーナーなどで簡単に落とせるのでムラになっても修復が非常に簡単です。
撥水、疎水、親水、コーティング剤によって水の動きが様々
続いて撥水性能 (水弾き) についてです。
この映像は先日3種類のコーティング剤を施工した時の映像です。
左から『ゼロウォーター』 (親水タイプ) 、ラディアンス『クイックコーティング 』(疎水に近い) 、『ゼロドロップ 』(撥水タイプ) です。
こう見るだけでも水の動きが全然違うのが分かります。
一応、超撥水や超親水などには定義があります。
超撥水(ちょうはっすい)とは、濡れ現象において高度な撥水性によって面に対して150°を超える接触角で水滴が接する現象のこと。なお、本項目では便宜上、面に対して0°に近い接触角で濡れが生ずる現象である超親水についても取り上げる。
出典:Wikipedia
しかし、これがコーティング剤に当てはまるかというとそんなこともなく、メーカーが独自に名前を付けているケースもあるので非常に分かりにくくなっています。(渇水や滑水など)
ちなみに疎水についてもWikipediaに記載がありました。
水になじみにくいこと、または、なじまないこと。親水の対義語。
出典:Wikipedia
親水の対義語が疎水みたいです。
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もうよく分かりません。じゃあ撥水は? って話になってくるんだけど、これ以上は混乱してよく分からないことになるので、一旦切り離して洗車業界で一般的に言われている撥水、親水、疎水で話を進めていきます。
親水について
まず親水ですね。僕はよくガラスの油膜などを取った時の状態を親水状態と呼んでいます。水をかけた時に水が留まる状態っていうのかな。水が弾かれたり引いていったりしないような状態を親水と呼んでいます。
これは『ゼロウォーター』の水の動きですが、ゆっくり水が引いてきます。
この商品は「親水コーティング」と記載されています。
この後に疎水の説明をするのですが、正直どこまでが親水でどこまでが疎水なのか分かりにくいです。
なので、僕は水がゆっくりでも引いていけば「疎水」と呼び、油膜などを除去した時のガラスのように水が全然引いていかない張り付いているような状態を「親水」と呼んでいます。(僕はね)
疎水について
続いて疎水です。
大量に水をかけた時に水がまとまり引いていく状態を疎水と呼んでいます。(僕はね)
この映像はVOODOORIDE (ブードゥライド) の『シルク』なんですが、『ゼロウォーター』よりも水が引いていくのが速いです。
見て分かるように水のかけ方次第では水滴がボディに残らないので洗車をスピードディーにそして洗車傷のリスクも減らしてくれます。
夏場の洗車は「スピード」との勝負です。ボディに水滴が残ったまま乾いてしまうと「イオンデポジット」といって白い跡が付いてしまいます。
疎水コーティングをしておくことで拭き上げを最小限にすることができるので、白い跡が残りにくいです。
撥水について
続いて撥水です。
撥水はこのようにバチバチ弾いている感じを撥水と呼んでいます。
先ほども説明しましたが、撥水は撥水でも接触角によって超撥水と呼ばれることもあります。
この撥水は水を大量にかけても水同士が塊になりにくいです。
疎水と同じように水をかけてもすぐに水同士が分裂してしまいます。なのでボディ面に水滴が残りやすいです。
しかも、撥水は丸に近い水滴なので炎天下の中放置しておくとレンズ効果で塗装面を傷めてしまうことがあります。
しかし、水弾きがいいので風で水滴が飛んでいき、見た目も洗車した感があるのでデメリットも理解した上で撥水のコーティング剤を使用している人も多いです。
逆に疎水や親水は撥水に比べて水滴が飛んでいきづらいです。
これも接触角が関係してきます。接触角が小さいほどベチョっとしたような水滴になり、接触角が多いほど丸に近い水滴になります。ベチョっとすればボディ面との接地面積が大きくなり水滴が飛びづらくなります。
が、逆にベチョっとしていることで隣の水滴とくっついて水の塊になりやすいです。
正直、商品パッケージでどんな水弾きなのかは分かりにくいです。
あとメーカーによっても呼び方が違ったり、どこまでを撥水と呼んでいるかも分かりません。だから僕が検証しているんです。
何か気になる商品があればYouTubeで検索してみてください。それで自分の好みの商品を見つけてもらえればいいのかなと思います。
水アカや汚れを落としてコーティング効果が得られるものもある
汚れを落としつつコーティング効果も得られる商品もあります。
これはVOODOORIDE (ブードゥライド) の『シルク』という商品なんですが、軽微な水アカを落としつつ疎水コーティングができる一石二鳥系の商品です。
しかし、撥水性能に関しては好みもあるので撥水好きの方は他のクリーナーを使って好みのコーティング剤を施工する必要があります。
とにかく洗車に時間をかけたくない、少し水アカが目立つからパパッと落とした、そんな人にオススメです。
缶スプレーとスプレーボトルタイプがある
ほかにもこういったスプレー缶タイプですね。『レインドロップ』や『バリアスコート』などがあります。
『レインドロップ』など高圧の空気やガスを用いて液体を霧のような状態で噴霧する「エアゾールタイプ」と呼ばれています。
『ゼロウォーター』などのスプレーボトルタイプだと吹きかけた時に液剤がフワッと舞ってかけたくないところまで液剤が付いちゃうケースがあります。
しかし「エアゾールタイプ」は風がある程度あっても液剤が舞わないです。
保管方法に注意が必要です。スプレー缶でガスが充填されていることが多いので夏場車の中に放置しておくのは危険です。
中に入っている液剤は、定着しないタイプのコーティング剤なので、簡易コーティング剤と位置づけは同じです。
まとめ
といった感じで以上になります。
まずは「硬化するタイプ」なのか、「硬化しないタイプ」なのか、そこが1番重要になってきます。
撥水性能に関しては、撥水なのか、疎水なのか、大体のことはパッケージに記載されていますが、メーカーによって違うので正直使ってみないと分からないです。
よくコーティング剤何が良いですか?って聞かれることがあるんですが、コーティング剤によって特徴も全然違うし、施工する人によっても洗車する頻度やお財布事情、車の状態なども違うので、これが1番とは言えないかな。
とりあえず硬化するタイプなのか硬化しないタイプなのか、撥水・疎水・親水これを覚えておけばお財布と相談しながら「あっ!これを買ってみようかな!」 ってある程度商品を絞ることができるかな。
あとワックスとかも色々あるんですよ。
その辺も今後やっていきたいなっていうのと、そもそもコーティング剤のランキングを付けたいなと思っているんですよ。僕の中では1か月後の艶や水弾きなど色んな観点から見てランキング化してもっと消費者が買いやすい状態にしたいと思っています。
といっても、すぐにできることではないので判定基準などをしっかり煮詰めてからやりたいなと思っています。何か良い案があれば教えてください。
とりあえずコーティング剤は沢山あるので、実際に量販店に行った時に買う判断がしづらいので、出来る限り皆さんの参考になるような動画を作っていきたいので応援よろしくお願いいたします。
ちなみに僕は撥水が好きなので『レインドロップ』、『キラサクGP』、あとペルシードの『ドロップショット』などが好きです。
艶も出るし撥水もするし、あとGYEONの『ウェットコート』もボディに水が残っている状態でスプレーして水で洗い流すだけという超簡単なものもあります。
けど、少しムラになりやすいので個人的にはしっかり拭き上げて均してあげた方がいいと思います。
とりあえず、コーティング剤も沢山あるんです。何を買っていいのか分からない状態なので、それをなくしたい。誰が見ても「僕はコレ!」って選びやすいような状態にしたいと強く思っています。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!