はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
Holts (ホルツ) の “R-Fineシリーズ” の『スクラッチゼロ』という商品を使ってみようと思います。
どういうものなのか簡単に説明するとヘッドライトの黄ばみを除去してコート剤でコーティングして黄ばみの再発防止をしてくれる商品になります。
今回は、ただ黄ばみを落としても面白くないと思ったのでヘッドライトテスターを借りてヘッドライトが黄ばんでいる状態と、黄ばみを落とした状態で光量が変わるのか測定してみようと思います。
そうしたら最初に黄ばんでいる状態でヘッドライトの光量を測定します。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
ヘッドライトが黄ばんでいる状態で光量を測定
こちらがヘッドライトテスターになります。
普通はカットラインなども見るのですが、今回は光量だけを見ていきます。
まず、左のヘッドライトから測定していきます。少し見にくいのですが、画面の右上にランプ光度と記載があり “110” という数値が出ています。
これが光量で110と記載されていますが、ヘクトカンデラ表記なのでカンデラに変換すると11000カンデラになります。車検は6400カンデラ以上という規定があります。なので光量は車検基準に達しています。
次に右のヘッドライトを測定するのですが、恐らく右側の方が光量下がると思います。理由は右のヘッドライトは対向車のことを眩しくないように光量が下がるような構造になっているからです。
これが右側の光量になります。やっぱり少し下がりましたね。
8400カンデラは車検基準も達していて問題ないのですが、黄ばみを取ったことで光量がどれぐらい上がるのかが気になるところです。
これが左右の数値になります。光量の測定も終わったので今から外に出てヘッドライトの黄ばみを落としていこうと思います。
ヘッドライトの黄ばみを落とす車両
こちらが先ほどヘッドライトテスターで光量を測定していたヴィッツになります。
ヘッドライトの黄ばみ分かるかな? 凄く黄ばんでいる感じではないんだけど薄っすらくすんでいて少し黄ばんでいる状態です。
とりあえず、この状態だと分かりづらいので片方だけ黄ばみを落としてから再度比較しようと思います。
クリアショックの使用方法
今回使用するのが『クリアショック』です。開封する前に使用方法を確認していきます。
①ヘッドライトのホコリや汚れを洗い流してください。
②サンドブロックを水に付けながらダメージの度合いに合った番手を選んで研磨してください。
・320番:酷く黄ばんで劣化
・600番:少し黄ばんだ状態
・1200番:少しくすんだ状態
・3500番:最終仕上げ
※キズの原因になるのでヘッドライトの周囲はマスキング (別売) してください。
※判断が難しい場合は大きい番手から試してください。
③順に番tえを上げ最後は3500番で仕上げてください。
④水分を拭き取り十分に乾燥させてください。
⑤スポンジの柔らかい面にコート剤を適量とり素早く同一方向に塗り伸ばしてください。
※スポンジは左右のヘッドライトごとに交換してください。
※コーティング作業時間の目安はヘッドライト片側60秒程度で仕上げてください。
※何度も塗り直したり時間をかけてしまうとスジムラの原因になります。
※対象部分以外に付着した場合は素早く拭き取ってください。
⑥指触乾燥は約1時間前後、完全乾燥まで24時間は擦ったり、雨や水に濡れないように注意してください。
ちなみに、コート剤は耐久6か月以上です。
クリアショックを実際に施工してみた
ヘッドライトにホコリや汚れがない状態での施工になるので、簡単にヘッドライトを洗います。
ホコリや汚れを洗い流しました。砂とかが残っていると想像以上に深い傷が入ってしますので、しっかり洗い流すようにしてください。
それと今からサンドブロックというヤスリを使ってヘッドライトを磨くのでヘッドライト周辺をマスキングテープで養生します。
このマスキングテープは別売りなので持っていない方は買っておいた方がいいと思います。
最近の黄ばみ情報なんだけど、量販店 (オートバックス、イエロハットなど) で車検を頼むと「ヘッドライト黄ばみ取り」が点検作業項目に含まれていることがあって、ヘッドライトの車検基準が変わったことで通らないこと多いみたいです。
まあ光量だけじゃなくてカットラインの問題もあるんですが、予備車検でも光量が足りない時にヘッドライトを磨くことがあるので、もしかしたら結構光量に変化があるかもしれません。
といっても僕もまだ検証したことがないので変わらない可能性もあります。(笑)
クリアショックのセット内容
・コート剤
・コーティングスポンジ×2
・サンドブロック(ヘッドライト用)
サンドブロックはアルミモールの白サビを除去した時に使った『ドアモールシャイン』より少し大きめになっています。側面に320番、600番、1200番、3500番という感じで違う番手のヤスリが貼られています。
今回のヘッドライトは少しくすんだ状態というより黄ばみが発生しているので600番から始めようと思います。
実際に使う方は施工する車の状態を見てスタートの番手を選ぶようにしてください。ちなみに迷った場合は大きい番手から使った方が失敗するリスクは減ると思います。
クリアショックでヘッドライトの黄ばみを落としてみた
実際に600番で磨いていきます。600番なので結構削れます。ヘッドライトが削れて表面の黄ばみが取れていきます。
まず600番は縦縦縦に磨いていきます。次の番手では横横横で磨いていきます。
これは他の動画でアドバイスをいただいたのですが、前の番手の傷が消えたかどうか判断しやすいので磨く方向を合わせます。
あと、磨く時は水を少し付けながら磨いてください。
あまり力を入れて磨くのではなく軽く磨くだけで十分です。感覚的なことを言うと黄ばみが残っている時はギュギュッとした感じで、黄ばみが取れてくると滑らかになります。
削れたカス?を見れば分かると思いますが、最初は黄ばんでいたので黄色い液体だったのが、黄ばみが取れると白くなります。
これは目安になると思います。あんまり削りすぎても次の番手で傷を消すのが大変なのでやりすぎ注意です。
1度洗い流してから次の番手 (1200番) に変えます。横横横で600番の傷がなくなるまで磨きます。
縦の傷がなくなり横の傷になったら次の番手 (3500番) に変えます。
3500番はなるべく傷が目立たなくなるまで磨きます。
もう無理だ!というところまで磨いても若干白い状態です。けど問題ありません。この上からコート剤を塗って傷を埋めてくれるのと定着力を高めてくれます。
3500番で仕上げたら次はコート剤を塗ります。
削り作業の時に水をかけていたので乾いてからコート剤を塗るようにしてください。乾いたらクリアショック (コート剤) をスポンジに適量付けてヘッドライト片方を60秒程度で仕上げていきます。
のんびりやっているとコート剤が乾きムラになるので注意してください。
コート剤を付ける量が少ないと塗った時に途中でコート剤がなくなり何度も塗ることになるので気持ち多めに付けてビュッと塗っていきます。
凄い!面白いようにクリアになっていきます!
こんな感じでいいかな? 3500番が終わった時は「大丈夫かな?」と思いましたが、クリア感を取り戻しました。
こちらが施工前との比較になります。左側 (運転席側) と右側 (助手席側) を比べると黄ばみが全然違います。
あとヘッドライトバルブを見るとクリア感も変わったのが分かると思います。
注意点としてはコート剤を塗るところかな。1回で綺麗に塗れないとムラになるので少し多めにコート剤を付けて1回で1列、またコート剤を付けて2列といった感じで塗った方が綺麗に塗れる気がします。
早く光量を測定したいので、助手席側も磨きます。
両方とも施工が終わりました。今からすぐにでも光量を測定したいのですが、24時間は雨や水に触れない方がいいみたいで、ヘッドライトを測定する時にカバーをして位置を合わせる必要があるので光量は明日測定しようと思います。
『クリアショック』を施工して1日経過後(失敗箇所)
そうしたら1日経過したので光量を測定していきます。と、その前に施工で少し失敗したところがあるので紹介させていただきます。
まず、助手席側なんだけどガイドがあってサンドブロックで上手く削れなかったのとコート剤が塗れなかったせいで少し白っぽくなっています。
これは単純に僕のミスです。ガイドが無ければ問題ないのですが、こういうケースも無きにしも非ずです。
それと運転席側なんですが、コート剤を1回塗った後に何回か塗り直したせいで若干ムラになっています。
やっぱり1回でビュッと塗らないとスジムラになってしまいます。これはあくまでも僕が使ってみた感想になります。
そうしたら、光量を測定していこうと思います。
ヘッドライトの黄ばみを落とした後に光量を測定
黄ばみを落とす前は左側が110 (11000カンデラ) 、右側が84 (8400カンデラ) でしたが、左側が141 (14100カンデラ) まで光量が上がっています。110から141っていうと、そこまで上がっていないような気がしますが、3100カンデラも上がっています。
正直、ビックリです。車検基準が6400カンデラと考えると3100カンデラ上がっているのがどれほど凄いか分かるはずです。
右側も測定していきます。
あ、こんな違う!?
右側も3800カンデラ光量が上がっています。上がっても100〜1000カンデラぐらいだと思っていたので驚きが隠せません。
これも実際に測定してみないと分からないことなので非常に面白い結果になりました。
ということは新車時より経年劣化でヘッドライトが黄ばんで光量が落ちている、暗くなっているという方も少なくないかもしれません。
へぇ~面白い!
まとめ
といった感じで以上になります。
今回は、Holts (ホルツ) の “R-Fineシリーズ” の『クリアショック』という商品を使ってヘッドライトの黄ばみを落としてヘッドライトの光量が変わるのか検証してみました。
まず、クリアショックを使ってみた感想なんだけど、これ1つでヘッドライトの黄ばみと曇り(くすみ)を落とせて、コーティングまで出来るというのは非常に楽だと思いました。
黄ばみを落とすためのサンドブロックも持ちやすい大きさで320番、600番、1200番、3500番と番手の違うヤスリが側面に付いていて1つで黄ばみから仕上げ近くまで磨けるので使いやすかったです。
けど、楽と言っても1つで最後まで施工できるのが楽なだけであって削る作業は疲れます。そこは頭に入れておいた方がいいかな。
あと、番手なんだけど僕は1200番と3500番をメインで使う感じで良いと思います。もちろんヘッドライトバルブが見えないぐらいくすんでいたら320番や600番も視野に入れた方が良いんだけど、やっぱり削る作業が大変なので極力傷が入らない1200番からスタートした方が作業時間的にも良いかもしれません。
最後まで磨いたらコーティングするんだけど、このコーティングは1回でビュッと塗る感じ。
何回もサッサッと塗っていたら拭きスジが残るので極力手数は少なく、スポンジに付けるコーティング剤は少し多めかな。少なすぎると途中で途切れることがあるので気持ち多めがいいかもしれません。
光量に関しては、ここまで光量が上がるとは思っていなかったので正直ビックリしました。
ヘッドライトはくすみというよりクリアな黄ばみだったので変わっても100~1000カンデラ程度だと思っていましたが、実際にヘッドライトテスターで測定したら左右とも3000カンデラ以上上がっていました。
ということは、新車時に比べて経年劣化(黄ばみ等)で光量が落ちるということが言えると思います。「なんかヘッドライトが暗いな~」なんて思っている人は、もしかしたらヘッドライトの曇りや黄ばみが原因かもしれないので曇りや黄ばみを落としてあげる。
場合によっては、ヘッドライトの黄ばみや曇りで車検に通らないこともあるので注意してください。
気になった方は『クリアショック』を購入してみてください。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!