はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は以前に紹介した簡易コーティング剤『ブリス』を使って傷隠し効果を検証していきたいと思います。
というのも、以前『ブリス』のレビューを行った際に洗車傷をかなり軽減してくれた印象があるので、このコーティング剤はどこまで傷を消せるのかを試してみます。
今回は傷のひどい車を用意したので、どこまで傷を隠せるのかを実際に検証していきます。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
検証について
今回検証する車は、こちらのジムニーです。
オーナーが趣味で林道に入るということもあって、草や枝に擦った傷がたくさん付いています。この傷がコーティング剤によってどこまで目立たなくなるのか。
この傷は、水をかけて表面を親水状態にすると、傷が目立たなくなります。
そのため、塗装面のクリア層の部分が削れてしまっているような状態だと思われます。
本来であれば、表面部分をコンパウンドで削ることによって、傷を目立たなくするのですが、今回の検証では、削るのではなく、コーティング剤を盛ってキズを埋めることによって、表面を平らにしていこうと思います。
中には深い傷もあるために、すべてを目立たなくすることは難しいと思いますが、どこまで効果を出せるのか実験してみます。
直塗りで施工してみた
施工の境目がわかりやすくなるようにマスキングを行い、写真右側の面に『ブリス』の施工を行っていきます。
本来は、ボディに水滴が残っている状態で施工を行うのですが、今回は洗車を行った後に1度拭き上げて乾いた状態(乾式)で直接『ブリス』を施工していきます。
(この乾いた場所への施工に関しては、正しい使い方ではありません。艶やキズけしの効果は高まるのですが、ムラになりやすくなってしまうので注意してください。)
ブリスの施工中はピーチティーの良い香りが漂います。ボディの傷みを確認しながら液剤を塗り広げていくと・・・
・
・
・
もう違う!
早くも艶が出てきています。この段階では傷が目立たなくなったというより、艶でキズが気にならなくなったというべきでしょうか。どこから見ても傷だらけだった先ほどのボディとは明らかに異なった印象を受けます。
近くで確認してみると、このような状態です。
薄めの線傷に関しては、すでに分からないような状態になりました。効果としては、本当にすごいと思います。
ただ、今回挑戦してみたいのは、どこまで傷が消えるのかということ。現在消えていない、深い傷も分からなくなるように、ここから更に2~3回厚塗りをしてみて、どこまで傷を目立たなくすることができるのか確認していきます。
深い傷の場所には厚塗りしてみた
深い傷のある部分には、ちょっと厚塗りをしてみました。
そうすると、先ほどはすぐに表れていた光沢が無くなってしまいました。今回の車両は青なので目立ちにくいのだと思いますが、こういった施工をするとムラになりやすいので注意が必要です。
液剤を塗布したら、乾燥させていきながら施工を進めます。
サイドミラーにも施工してみた
乾燥させている間の時間を使って、サイドミラーでも検証を行っていきたいと思います。
このミラーはクリア塗装自体がダメージを受けてしまっている模様です。このような箇所でも効果を出すことができるのか、検証していきます。
サイドミラーも先ほどと同じようにマスキングを貼ってブリスを直塗りしていきます。
拭き上げていくとすぐに艶が現れます。この艶を出しているコーティングで傷を埋めていきます。もちろん傷を隠しているだけなので、傷が無くなるわけではありません。
コーティングが落ちてしまえば、また傷は見えてきてしまいます。ただ、コーティング剤が残っているうちは傷が目立たなくなるといった形になります。
マスキングを剥がしてみると、まず艶の違いが印象的です。
傷に関しても、艶が出ている部分に関しては、本当に目立たなくなっています。
大きめの傷に関しても、サイドミラーでは目立たなくなりました。
厚塗りを試してみた結果
先ほどまで施工していたボディ(リア)です。
乾燥が終わったのでマスキングを剥がした状態が上の画像です。太陽が影ってしまったので灯光器で傷を確認していますが、未施工部分は傷で光が乱反射しています。(光の筋が見えている=乱反射が起こっている=傷が残っている、ということです。)
それに比べて『ブリス』を施工した右側に関しては、乱反射が少なく傷も目立たなくなっています。コーティングを施工するだけでここまで傷が目立たなくなるのは、本当に驚きでした。
1日置いて艶の違いを確認してみた
検証を行った翌日です。
昨日、検証で行ったコーティング剤の耐久性が気になってしまい、追加で検証を行うことにしました。
もし、洗車などでコーティング剤が落ちてしまうようであれば、艶も傷消し効果もその場限りで意味が無くなってしまうだろうということで、1日置いて硬化後の艶と、洗車後の様子を確認していきたいと思います。
こちらがリアになります。昨夜、実は豪雨が降ったため、施工した面にはすでに汚れが付いていました。艶は落ち着いてはいますが、しっかりと残っている印象です。
サイドミラーに関しても、明らかに艶が残っているのが見て取れます。
『ブリス』を施工していない面に関しては、傷が目立ちますが、施工した面は引き続き傷を目立たなくしてくれています。
洗車をしてもコーティング剤は落ちないのか?
雨の汚れ落としも併せて、洗車を行っていきます。
艶に関しても、砂ぼこりが付いている状態では正しい確認が行えませんから。ただし、これでコーティングが落ちてしまうようであれば、昨日の検証結果で喜んだのは夢だったことになります。
果たして、施工面の傷消し効果は残るのか・・・
洗車後の結果
洗車後の状態が、上の画像になります。
艶に関しても、しっかりと残っており、傷消し効果も健在でした。
やはり深い傷に関しては、施工した面でもわかってしまいますが、細かい小傷に関しては、ほとんど目立たない状態になっています。触った感触も施工面と未施工面では大きく異なりました。
『ブリス』を施工した面の方が、断然ツルツルしている印象です。
ミラー部分も洗車を行っても、コーティング効果はそのままでした。
施工直後の艶には、脂っぽさというかテカテカ感があったのですが、そういった部分に関しては、若干落ち着いた感じがします。
それでも施工した部分と未施工部分では、表面の印象に大きな違いがありました。
まとめ
といった感じで、『ブリス』を使用して、コーティング剤で傷を消すことは出来るのかを検証してみました。
まず初めに注意しておきたいポイントとしては、今回行った「直塗り」に関しては、推奨されている使用方法ではない。ということ。
今回の車では、ムラが目立ちにくかったのですが、車両によってはムラだらけになってしまうことも考えられますので、やりたいと思った方は自己責任でお願いいたします。
『ブリス』に関しては、想像していた通り高い傷消し効果を発揮してくれました。艶に関しても申し分ありません。そしてこの高い傷消し効果に関して、洗ってしまうと落ちてしまうのではないかと思ったのですが、硬化させた後に洗車を行ったところ、艶も傷消し効果もちゃんと残っていました。
艶の度合としては、施工直後が100だとしたら、残っていたのは80くらいだったと思います。僕の印象としては十分なのではないかと感じました。
今回の車両は、洗車などで付いた傷ではなく、林道などで草木に当たって付いた傷なので、相当深い傷だったのですが、それでも大きな効果を出してくれたと思います。
なので、洗車で付いた程度の傷であれば、もっと高い効果を出してくれたのではないかと思います。こういった傷でお悩みの方は、一度試してみてはいかがでしょうか。また、重ね塗りによって艶が増すコーティングも多いので、この検証は今後も何回かに分けて、長期的に続けていきたいと思います。
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!