はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はこちら!ソフト99『スムースエッグプラチナムリキッド』を使って実験をしていこうかなと思っています。
以前、『スムースエッグ』と『スムースエッグ プラチナムリキッド』の違いを検証したことがあるのですが、その際にいただいたコメントの中に、先に施工面にかけておく水の量が多すぎるのではないかというご指摘を頂きました。
この商品自体、施工面に水がある状態で吹きかけて、コーティングを施工できるという商品なのですが、以前の検証時には施工面に付いていた水の量が多すぎたのか、その部分は撥水効果が弱い形でコーティングされる結果になったので、今回は水の量を変えてどのような違いがあるのかを検証していきたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
この記事の目次
スムースエッグプラチナムリキッドを施工
今回の検証は、この車の助手席側ドアパネルを使用して検証してみます。検証方法としては、ドアパネルを十字に分けてマスキング。
液剤がかからない様に養生を行った状態で、
① 水の無い状態での施工
② 霧吹きで少量の水をかけてから施工
③ 霧吹きで多めに水をかけてから施工
④ ホースでびしょびしょにしてから施工
といった方法で、『スムースエッグプラチナムリキッド』の施工を4種類行います。
また、『スムースエッグプラチナムリキッド』の使用量は、説明書のとおり、①の水の無い箇所には50㎠に1プッシュ。②③④の濡れた施工面には50㎠に2プッシュずつ施工していきます。
施工面の水の量で効果に差は出るのか、さっそく確認していきたいと思います。
水なしで施工
まずは、ドア右上部分を①の水の無い状態での施工を行っていきます。
施工面は大体50㎠位だろうという事で、1プッシュのみでの施工としました。
『スムースエッグプラチナムリキッド』を吹きかけてクロスで拭き上げると、拭いた瞬間から感触がツルツルに変化していきます。軽く撫でていく程度で、艶が出ていくのがわかりました。実際に触った感触もツルツルになっています。
以前の検証時には、水が無い状態で施工した場合にはムラが気になったのですが、今回の施工では全く気になりませんでした。
車両の色によって、ムラの出やすさに差があるのかもしれません。
少しだけ濡れた面への施工
ここからは施工面に水があるために、2プッシュずつ使用して施工していきます。
霧吹きで施工面の表面が軽く濡れるくらいの水(数プッシュ程度)をかけて、クロスで拭き上げていきます。
この施工時も先ほどと同様に、拭き上げ始めた瞬間から感触がツルツルに変化しました。艶も目視で分かります。乾拭きをして施工終了です。
中程度の濡れた面への施工
こちらは先ほどの面より多めの水、親水状態の箇所ができるくらいの状態の面に施工していきます。
こちらも2プッシュ分の液剤を使用して、拭き上げると…こちらもスベスベに。問題なくコーティングされている気がします。
ビショビショに濡れた面への施工
今度は、ホースで大量の水をかけた直後の面へ施工していきます。
しっかりと親水状態になっている施工面に2プッシュ液剤をかけて拭き上げていきます。
今回の施工では、拭き上げた瞬間は拭き上げるクロスに抵抗があり、ツルツル感を感じられません。しかし、水分を拭き上げていくとだんだんとツルツル感を感じられるようになっていきます。
施工した印象としては、コーティングされている感じはしっかりと得られたと思います。
マスキングテープを剥がして比較
全ての面の施工が終わったのでマスキングテープを剥がして、艶の比較を行ってみました。ドア右上から、反時計回りに
①水の無い状態での施工
②霧吹きで少量の水をかけてから施工
③霧吹きで多めに水をかけてから施工
④ホースでびしょびしょにしてから施工
の面になります。
どの箇所も、未施工の面とは異なり、艶が出ている印象です。
未施工の面との艶の違いは、どの箇所でもわかるのですが、施工した面はどれも艶が出ており、目視ではっきりと違いを見分けることはできませんでした。
1日時間を置いてみた
コーティングの定着・硬化を目的として、一晩コーティングを放置しました。
今度は、1日置いた後の艶や、撥水性能の違いを確認していきたいと思います。
撥水性能の違い
まずは撥水効果の違いから見てみました。
水をかけてみると、それぞれの面で撥水性能が全く異なるものとなっていました。
水なしで施工した①の面は撥水力が高く、近くからホースで水をかけてもすべての面が親水状態になる事がないくらいの撥水性能を持っていました。
ここから、施工時の水の量が増えていくにつれて、撥水力が弱まっていくような印象を受けました。
特にびしょびしょの状態で施工した④に関しては、ゆっくりと水が引いていく疎水の様な動きになっていました。
伝わりにくいので、動画を見ていただけたら幸いです。
洗車をしてみた
洗車を行っても、それぞれの面で洗車前との大きな違いは現れませんでした。
1度の洗車程度ではどのコーティングも落ちないようです。
艶と肌ざわりの違い
拭き上げて、艶と肌触りを確認してみました。
洗車後の艶に関しては、施工したどの面も、未施工の面との差が良く分からない程度の状態になっていました。
しかし、肌触りに関しては、若干の差を感じました。施工時の水が少ない面ほど、ツルツルしている様子です。
それぞれの面を指で撫でると、①の面は音が鳴りませんが、④の面は指が擦れる音が鳴りました。表面のコーティング具合の違いがここで出ているのではないかと感じました。
まとめ
といった感じで『スムースエッグプラチナムリキッド』を使って、ボディに残っている水の量で、撥水性能に違いは出るのかを検証してみました。
結果としては、大きく差が出たと思います。過去にルーフに『スムースエッグプラチナムリキッド』を施工した際は、本当に水が多かったのだと感じ、反省しました。
やはり、濡れた面にも施工できるコーティング剤だとしても、なるべく水の無い状態で施工した方が、強い効果を発揮できるのだという事がわかった気がします。特に撥水効果に関しては、それが顕著に表れていたと思います。
ただし、「水なし」や「少量の水」での施工には注意点があります。
理由としては、今回の車両は「黒+パール」のボディだったためにムラがわかりづらかったのですが、以前黒い車両に施工した際には、水なしでの施工ではムラが出てしまい、施工が大変だったために、一概に水なしでの施工をお勧めできないという事です。
今回は、表面に乗ったコーティングの濃度によって違いが出たのかもしれません。皆さんも、自分の車に合った施工時の水の量を探してみてはいかがでしょうか。
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