はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はフロントガラスに傷が? ヒビ? が入っているので『ガラスリペアキット』という商品を使って補修してみたいと思います。
パッケージに「プロも認めたこだわり設計 このキズをここまでキレイに」と記載されているんだけど、個人的には「本当かいな?」という疑問が沸いているので、どこまでキレイに補修できるのか、素人でも簡単にできるのか、その辺を見ていこうと思います。
ちょっと写真と文字だけだと伝えきれない部分もあったので、通信量に余裕がある方は動画をご覧ください!
この記事の目次
フロントガラスの傷を確認(補修前)
ちょっと見にくいんですが、今回補修する予定の傷がコチラになります。大きさは1cmもないぐらいなんだけど「ちょっと目立つな~。」ぐらいの大きさです。
これが中から見た時の傷なんだけど、運転席の目線ちょい下ぐらいにあって運転するときに気になる時があるので補修を決断しました。
【要確認】こんな傷には『ガラスリペア』が使えません!
1. 傷の中心部(衝撃点)が2点以上ある場合
2. ガラス表面の傷ではなく、ガラス内部に出来た場合
3. 傷の大きさが30mm以上の場合
4. 傷中心部(衝撃点)くぼみの大きさが8mm以上の場合
5. 傷中心部(衝撃点)がない線のみの場合
6. 傷と傷が繋がっていない場合
7. ガラス表面の極小さな凹み傷(カケ)の場合
こういった傷の場合は『ガラスリペアキット』ではなく、専門業者による補修またはガラス交換が必要になります。なので、購入する前に傷がどういった状況なのかを確認しておきましょう。
再度フロントガラスの傷を確認
実際に補修する傷を確認してみたら4番(傷中心部くぼみの大きさが8mm以上)に一番近いのかな? けど、傷中心部は8mmもないので『ガラスリペアキット』を使って補修していきたいと思います。
その他の注意事項(施工前に確認)
これも頭に入れておいた方がいいと思います。実際に補修する日なんだけど、注意事項に
「UVレジンは紫外線(太陽光・UV)により効果しますので作業を行う際は、必ず晴天の日に行ってください。また、UVレジンを傷に注入する作業までは紫外線の直接当たらない場所で行ってください。」
と記載されています。作業する日は天候が重要になってきます。また、日陰で施工できる環境も必要なので注意が必要です。
その他にも「10年以上経過している古いガラスには使用できません。」だったり、「ガラスの形状がきつい場合(アールが強い、カーブが強いなど)、吸盤が取り付け難いことがあります。」だったり、思っていた以上に制限があるので買う前に確認しておきましょう。
そうしたら早速、補修作業に移りたいと思います。
補修箇所(フロントガラス)を綺麗にする
何かを補修する時は必ず行う作業です。まず、補修箇所と周辺を掃除します。
傷をピンで開口
掃除が終わったら傷中心部(衝撃点)を付属のピンを使って開口していきます。
この時に注意したのは差し込みすぎないことです。
差し込みすぎるとヒビが広がって補修不可能になることもあります。僕はチキって無難な感じで終わらせました。
クリア板を補修箇所に合わせ取り付ける
傷中心部の開口が終わったらクリア板の真ん中の穴を補修箇所に合わせて取り付けます。この辺は全てセット内容に含まれています。
取り付けたら必ず吸盤が外れないことを確認してください。
インジェクターをクリア板に取り付ける
吸盤が外れないことを確認したらインジェクターと呼ばれるものを真ん中の穴に差し込みます。
ネジになっているのでネジネジしてインジェクターの先端がガラスに触れたストップして、そこからもう半回転させます。
この後にUVレジンをインジェクターの中に入れるので隙間が空いていると漏れるので注意してください。
あと、インジェクターは傷の中心点に合わせます。合っていない場合はクリア板の位置を変えてください。
UVレジンをインジェクターに注入し傷口に浸透させる
車内から見てインジェクターの位置が傷の中心にあることを確かめたらUVレジンを半分だけインジェクターの中に注入します。
この時は紫外線が当たらないところで作業してください。
UVレジンを注入したらピストンと呼ばれるものをインジェクターの中に差し込んで抵抗が感じるところまで締め込みます。この状態で1~2分放置します。
1~2分経ったらピストンのネジ山が見えるところまで緩めます。この状態で1~2分放置します。
この作業をすることで傷口からUVレジンが浸透していきます。外からだと分からないので車内からUVレジンが浸透しているか確認してください。浸透していない場合は締めたり緩めたりを繰り返します。
ガラスにUVレジンが浸透したら、インジェクターとピストンが付いた状態で吸盤を緩めてクリア板を取り外します。
傷の中心にUVレジンを垂らしてフィルムを貼り付ける
この時点で凄くない? かなり目立たなくなっています!
そうしたらUVレジンを傷の中心部に1滴垂らしてフィルムを貼り付けます。貼り付けるといっても置くだけです。このまま2~3分放置します。
2~3分経過したら再度UVレジンを1滴垂らして完全硬化させます。
完全硬化させる時は紫外線(太陽光)に当て続けます。
目安は夏場だと15分以上、冬場だと30以上は紫外線に当て続けた方がいいみたいです。
UVレジンが硬化したか確認する
一応、日向で30分以上放置しました。たぶん硬化していると思います。硬化しているのか確認時はフィルムの上から傷以外の場所を指で軽く押してください。UVレジンがフィルム内で動かなかったら硬化しています。
車内から見た映像です。元の傷分かります? 1箇所だけヒビが消えてないところがあります。ここは恐らく繋がっていないヒビだったんだろうね。けど、他のところは近くで見ても分からないぐらいレベルです。
硬化していたらUVレジンを削る
あとは硬化したUVレジンを削るだけです。先に言っておきます。この作業が一番しんどかったです。
フィルムを剥がすとこんな感じです。ぱっと見は分からないんですがUVレジンが盛り上がっているので削り落とします。
削る作業も付属されているカミソリで行います。
カミソリの使い方には少し注意が必要です。
上の写真で説明すると、このようにカミソリを傾けたら上か下に削ぎ落します。
この写真だと右上から左下です。何て言えばいいだろう。押すんじゃなくて払う感じです。これは言葉じゃ説明できないので動画を見てください。
その作業を繰り返してればUVレジンを全て削ぎ落すことができます。
僕はチキって力を入れずにやっていたので30分ぐらいかかりました。思っていたより力強くやっても大丈夫です。
けど、何かあった時の責任は取れません。笑
白くポチっと跡がありますが、これはUVレジンを流し込んだ中心部(衝撃点)なので、ここはこれ以上キレイになりません。分かりやすく車内から施工前と施工後を比較してみましょう。
左が施工前で、右が施工後です。完全に消えたとは言えませんが、かなり目立たなくなったと思います。
コンパウンドでガラス面を磨いて作業終了
最後にコンパウンドを使ってガラスを磨いて作業終了になります。
途中でUVレジンが垂れてタオルで拭いたらガラス面がザラザラになってしまったんですが、コンパウンドで落とすことができました。
うん! 素晴らしい!
けど、人によっては中心点の小さいポッチが気になる人はいると思います。これ以上はガラス交換になるので、あとはどこまで許せるか、どこまで妥協できるか。僕は納得しています。
まとめ
といった感じで以上になります。
使ってみた感想なんだけど、最初は順調にいっていたんだけど後半のUVレジンを削ぎ落す作業が本当に大変でした。
けど、これアマゾンで2500円ぐらいだったかな? 2500円であそこまで修復できるなら僕はアリだと思います。
それと説明書が中に入っているんだけど文字を読みながら作業するのは大変だったので施工前に熟読することをオススメします。
ガラスに傷が入っている方、傷の状況を確認して使えそうだったらトライしてみてください! そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!