こんにちは、しのぴーです。
今回は、「日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤー」を受賞したスズキの「S-エネチャージ」をご紹介したいと思います。まずは、「エネチャージ」という言葉は聞いたことありますか?簡単に説明しると「エネチャージ」が進化したのが「S-エネチャージ」です。と言っても「エネチャージ」自体よくわからないという人の為に、エネチャージから説明していきます。
この記事の目次
エネチャージとは?
「ムダなガソリンを使わずにクルマの電力を作るしくみ」
ムダなガソリンとは、電力を作るときに使うガソリンのことです。
車が走るときには、たくさんの電力を使います。その電力はオルタネーターという発電機でガソリンを使い電力を作っていました。その為、走行以外のところでも燃料が消費されていたのです。そのムダなガソリンを使わずに電力を作るのが「エネチャージ」です。どうやってガソリンを使わずに電力を作っているかというと、走行中にアクセルから足を離したときにガソリンの供給を止め減速エネルギーを使いオルタネーターを作動させます。そうすることにより、ムダなガソリンを使わずに電力を作ることができるのです。
ようは、電力(カーナビやオーディオなど)に使うエネルギーをガソリンを使わずにチャージする仕組みのことを「エネチャージ」といいます。
S-エネチャージは何が進化したの?
・オルタネーター
・バッテリー
S-エネチャージは上記の2点が進化した為、チャージした電力をエンジンの再始動時やモーターアシストにも使えるようになり、より燃費が向上しました。
高効率・高出力のオルタネーター
・発電量が約30%アップ
・モーター機能付発電機(ISG)
高効率のリチウムイオンバッテリー
S-エネチャージ専用リチウムイオンバッテリーを搭載したことにより、充電と供給の制度が上がり、モーターアシストに必要とされる大電流に対応。
基本的に仕組みなどは変わっていませんがモーター機能付発電機(ISG)で発電して、S-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーに充電することにより、燃料を多く必要とする加速時にモーターでエンジンをアシストすることが可能となり、燃費の向上を実現しています。
S-エネチャージのメリット
メリット
・低燃費
S-エネチャージでは、モーターでのアシスト機能が追加された為、エンジンの出力を抑えて消費するガソリンの量を減らし、燃費が向上します。
・静か
アイドリングストップ機能が付いてる車に乗ったことがある人なら分かると思いますが、エンジンが再始動するときにセルモーターの”キュルルルルルルルルル”という音が気になります。S-エネチャージ車だとセルモーターとは別にISG(モーター機能付発電機)で再始動させるため従来のアイドリングストップ車と比べると格段に音が小さくなっています。
デメリット
デメリットとしては、車体の金額が高いです。
S-エネチャージは、高グレードの搭載されているため車体の価格が高くなってしまいます。価格でいうと約20万円ぐらい変わってきます。この20万円の差はS-エネチャージの差だけではなく内装なども高グレードだと変わってくるのでなんとも言えません。
実際に試乗してみてS-エネチャージの静かさなどを体感してみてはいかがでしょうか?
【カーテクノロジーオブザイヤーを受賞した技術】
安全、安心を求めて進化を続けるアイサイト(ver.3)
この記事を読む
・SKYACTTIV-D 1.5 エンジン
・Life Drive(ライフドライブ)コンセプト
・レーダーセーフティパッケージ
・ダイレクト アダプティブ ステアリング