こんにちは、しのぴーです。
以前に平成27年9月1日からヘッドライトの検査基準が変わる!という記事を書いたのですが、ハイビームの検査は行ってくれないのか?
検査基準はどうかわったのか?気になるところだと思うので解説していきたいと思います。
この記事の目次
カットオフラインが出ている場合の測定方法
測定方法
走行用前照灯試験機の中心とすれ違い用前照灯の中心を合わせます。
カットオフラインの位置は、エルボー点の垂直と水平位置をスクリーンによって目視で測定。
手動式試験機の場合
手動試験機の場合は、すれ違い用前照灯(ロービーム)の照明中心部から下に0.6度、左側に1.3度のにおける光度を測定。
※ 照明中心部の高さが1mを超える自動車においては0.6度ではなく0.9度
前方10mの位置において、照明中心部を含む水平面より下に11cmの直線と照明中心部を含んだ車両中心線と平行な鉛直線より左側に23cmの直線と交わる位置における光度を測定。
※ 照明中心部の高さが1mを超える自動車においては下に11cmではなく16cm
自動式試験機の場合
自動式試験機の場合は、光度が最大となる点の光度を測定する。(光度測定点)
判断基準
1.エルボー点は、前方10mの位置で、すれ違い用前照灯(ロービーム)の照明中心部を含む水平面より下に2cmの直線と下に15cmの直線と照明部中心を含んだ車両中心せんと平行な鉛直線より左右にそれぞれ27cmの直線に囲まれた範囲内にあること。
※ 標準位置は下に15cmではなく下に10cm
※ 照明中心部の高さが1mを超える自動車においては下に2cmの直線と下に15cmの直線ではなく下に7cmの直線と下に20cmの直線
2.光度測定点における光度が6400カンデラ以上であること。
カットオフラインがでない場合の測定方法
測定方法
明確なカットオフラインがでない場合は、光度が最大になる点の光度を測定する。(光度測定点)
判断基準
1.光度測定点の水平位置は照明中心を通る垂直線より左側で垂直位置は照明中心を通る水平線より下方であること。
※ 簡単にいうと左下です。
2.光度測定点における光度が6400カンデラ以上であること。
※ ここは一緒!
カットオフラインがでない車が多い?
実際に陸運局に問い合わせてみたところ、多いというわけではないがカットオフラインがでない車があるみたいです!
カットオフラインが出にくいメーカーもあるみたいです。
ハイビームでは測定してくれないの?
以前までは、走行用前照灯(ハイビーム)で検査を行い不合格になった車のうちH10.9.1以降の車種に関しては、すれ違い用前照灯(ロービーム)で測定していましたが、新基準(平成27年9月1日)からはロービームで検査を行い、どうしてもカットオフラインやエルボー点がはっきりせず測定が困難な場合は、走行用前照灯(ハイビーム)で測定となります。
と、いうことは一切ハイビームでの測定はしないというわけではないようです。
こちらは国自整第54号-2に記載がありました。
まとめ
大きく変わったのが上記でもあるように基準として測定するのがハイビームからロービームに切り替わったということです。
新基準に適合した車が増えてきたから検査基準も変わったみたいですね!
ようするに時代の流れですかね、、、
走行用前照灯がロービームだと思っている人も多いみたいですし、、、
ちなみに、何件か陸運局に問い合わせてみたところハイビームでは一切計測しませんというところがあったのでご注意を!