出典:トキドキドキンドットコム
今回は運転するときに重要なブレーキに関してお話したいと思います。
ブレーキシステムには「摩擦を与える側と、受ける側」という関係があり、そのことで制動する力を得ています。ディスクブレーキでいう「摩擦を与える側」はブレーキパッドで、「摩擦を受ける側」はブレーキディスク(ブレーキローター)と言いますが、今回はそのブレーキパッドについてにまとめてみました!
ブレーキパッドについて、よく知らなかった人必見です!
この記事の目次
ブレーキパッドの種類って何があるの?
ブレーキパッドは「ディスクブレーキ」に使用される摩擦部材で、材料としては「ノンアスベスト材」が現在は主流です。約20種類の物質の結合体で出来ており、成分の配合により大きく分けて4種類に分類されます。
ノンアスベスト材
ノンアスベスト、ノンスチールでアラミド繊維を基材にしたものです。長所は「鳴き」や「ダスト」が少なく、ロータへの攻撃性が少ないので一般走行用に開発されています。短所としては耐熱性が良くない等が挙げられます。
セミメタリック材
スチール繊維を基材にしたものです。長所は、耐摩耗性に優れている点で、短所はホイールが汚れやすく、鳴きが出やすいです。
カーボンメタリック材
スチール繊維とカーボンファイバーを基材にしたものです。スポーツカーや、レーシングカーのパッドとして用いられています。長所は「効き」と「耐熱性能」に優れています。短所としてはホイールが汚れやすい事や、鳴きが出やすい事、ローターへの攻撃性が多少ある事です。
メタリック材
金属を基材にしたものです。主にレーシングカーのパッドとして用いられています。長所は「耐熱性能」に優れています。短所としてはホイールが汚れやすい事や、鳴きが出やすい事、ローターへの攻撃性がある事などです。
ブレーキパッドの交換時期はいつ!?
ブレーキパッドはブレーキを掛ける度にブレーキディスクとの摩耗にさらされます。その為「走行距離」や「パッドの残量」を目安として交換が必要なのです。
走行距離での交換目安
小型乗用車:4~5万km
スポーツカー:3~4万km
RV車:2~3万km
※あくまで目安なので、ある程度の距離を走行したら、パッドの残量を確認するように心がけましょう。
パッドの残量での交換目安
パッドの残量がおおよそ3~5mm以下になったら交換しましょう。
「鳴き」による交換目安
車が「キィキィ」鳴いている!ブレーキパット交換の目安あれこれこの記事を読む
ブレーキを踏んだ時に「キィキィ」と音が出始めたら注意が必要です。
ブレーキパッドはパッドの残量が残りわずかの時に、パッドが減った時に現れる金属でブレーキディスクを擦り「パッドの残量が残りわずかですよ!」と、あえて音を鳴らしてくれ警告を教えてくれます。音が鳴り始めたらブレーキパッドの残量を確認するように心がけましょう。
ストリート向けのブレーキパッドに交換してみよう!
出典:アクレブレーキ
街乗りオンリーならば「純正」のブレーキパッドで十分なのですが、社外のブレーキパッドに交換してみたかったり、峠やワイディング走行をするならストリートからミニサーキットまで対応しているストリート向けパッドに変えてみましょう。比較的導入もしやすい為、オススメです。
メリット
- サーキット専用パッドに比べ、値段がそんなに高くない
- 街乗りでも使える。
- ワインディングなどでも性能を発揮できる。
デメリット
- ブレーキダストが多い
- DIY初心者では交換が難しい
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ブレーキパッドはブレーキの機能を果たす肝心なパーツであり、そして消耗品である事も解りました!走行距離や「キィーキィー」という鳴きを目安にして、ブレーキパッドの減りを確認する習慣をつけましょう!