ケルビン数ってなんだろう?
ケルビン(英語: kelvin, 記号: K)は、熱力学温度(絶対温度)の単位である。国際単位系において基本単位の一つとして位置づけられている。1948年の国際度量衡局 (BIPM) の調査の結果、1954年の第10回国際度量衡総会 (CGPM) で熱力学温度の基本単位として承認された。ケルビンの名はイギリスの物理学者であるケルビン卿ウィリアム・トムソンにちなんで付けられた。なお、ケルビン卿の通称は彼が研究生活を送ったグラスゴーにあるケルビン川から取られている。ケルビンは国際単位系の単位であり、単位記号は大文字の K で書き出すのが正しい(その他、人名に由来する単位には大文字が用いられる)。「度」や「°」を付けることは無い。「度」は測定の尺度であり、「ケルビン」は測定の単位であることを表している。ただし、1967年の第13回国際度量衡総会まではケルビン度(記号: °K)が使用されていた。また、ケルビンは色温度の単位としても用いられる。
出典:Wikipedia
はい難しい言葉の連続!!意味不明!!
長い文章が入りましたが、今回説明するケルビン数として大事なのは『ケルビンは色温度の単位』ってところだけです。では色温度とは何でしょう。
色温度とは、熱を色で表したもの
これを見てしまうと混乱するでしょうか?理解すると、なるほど!ってなるかも?
皆さんは刀を打っているところを見たことはありますか?
出典:http://cloud-line.com/sekai999/blog/2015/02/19794/
鍛冶屋さんは高温に熱した鉄をハンマーなどで打ち、刀を作っていきます。
刀を作る際に金属を変形させるために高温で熱し、鉄が溶ける前の段階まで熱くします。
そうすると鉄は真っ赤になり、ハンマーで打ち伸ばす事ができるようになります。何を言いたいかというと、鉄を熱した時に鉄が赤い光を放っているというところに注目していただきたい。
物体を熱すると光を放つようになるんです。溶岩とかを想像しても、赤い光を放ってますね。
出典:http://t-smile.co.jp/healthy-6514.html
そうなんです。
どんな物質も高熱を加えると、その温度によって様々な波長の光を放射するようになります。
その色は、物質ごと、温度ごとに異なりますが熱量に合わせて同じように変化していくそうです。
その色は、赤系統の暖色からはじまり、温度が高くなるに連れて白くなり、そして青みがかった寒色になっていきます。
これが色温度。
私たちが知っている炎の光は1800kとだいぶ低め。
炎の温度は高いのに色温度は低い?混乱しますが逆に覚えておきましょう。
色温度って何のために使うの?
出典:http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1004/22/news002_2.html
普段使わない言葉なので必要性がわからないと思いますが、実は私たちの生活と色温度は密接に関わっています。
この数値がないと、写真やテレビ、パソコンのモニタなどで正確な色の再現をすることができなくなってしまうんです。
実は気づいていない、日本のテレビは青かった。
写真撮影では、スタジオ撮影のライトが 3200 K、太陽光線が 5500 K と想定されており、フイルムはこの色温度の照明下で最適な色再現ができるよう作られている。
そう、撮影時の状況に合わせて現像することで初めて私たちの目で見た通りの写真や映像が作られます。
テレビなどの色彩工学では「標準の光D65」(6500ケルビン)が標準と定義されている。だからアメリカのカラーテレビ(NTSC)では色温度標準は6500Kに設定されているが、日本のテレビ(NTSC-J)は9300Kを標準として設定されている。めっちゃくっちゃ青いじゃないか!!
出典:http://t-smile.co.jp/healthy-6514.html
これもクールジャパンなんだろうか?
クールに使用としすぎて寒色を使いすぎたのかもしれない。
設定を変えればケルビン数の変更が可能なので、長時間の視聴などをする場合には、温和な6500Kや5000Kなどに変更したほうが見やすいですよ!そもそも通常が6500Kですからね!
我々の目が青っぽいのに慣れすぎているだけですからね!
HIDで言われる色温度「ケルビン」
車に使用されるHIDも「ケルビン」で色を表します。正直もっと別の言い方で表記してくれたほうがわかりやすいのにって思いますが、一般的にケルビン数で比較しているのがほとんどです。
そうでもしないとメーカーごとに色が違いすぎて問題がおきてしまうからです。
しかし、メーカーによって6000kの色合いが違うような、、、気もしなくはないですが、、、
色温度と見やすさ・目の疲れの関係は、テレビもヘッドライトも同じです。日中と同じ視界を得たいなら6500K相当。
それ以下なら目にやさしいし、それ以上ならクールでカッコいい!
ただし青いと車検が通らなくなる可能性が上がるのでご注意を!
そんな事を意識しながら車を楽しんでもらえれば幸いです。それでは良いカーライフを!