はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はサムネ通り、霜降り明星粗品さんに見てもらいたい動画・記事です。
急になんでという話なんですが、Twitterを見ていたら補修パーツとか扱っているホルツ。添加剤とか未塗装樹脂復活剤のブラックショックとか、僕も過去に色々洗車用品とかも使っているんですが、そのホルツのTwitterアカウントがバズってたんです。
ホルツがなんでバズってんの? そんなことある? と目を疑いました。悪気はありません。ごめんなさい。
なんで? と思って見てみたら粗品さんが関係していると。
詳しくは霜降り明星粗品さんの “粗品 Official Channel” っていうのを見てもらいたいんですが、簡単に事の経緯を説明しますと、粗品さんが最近車を購入しました。
レクサスUX250を借金して購入しましたっていう動画をアップしてます。
それで納車して次の日に擦っちゃったみたいなんです。
そしてUX250を粗品さんが自分で直そうという動画、 “車の修理ミスった” っていう動画なんですがマジで見てもらいたい。本当に面白い。
個人的には結構ゲラゲラ笑いながら見てたんですが、その時に使ってた補修用のスプレーっていうのがホルツの缶スプレーだったんです。
色々あってホルツのTwitterがバズってるっていう感じになってたんです。
それで粗品さんは車屋さんに持っていくのが面倒くさいみたいなので自分で直そうと。それで色々失敗してしまいましたと。僕、これ見た時にすごく面白いなって本当に正直思ったんです。
やっぱりわからない人からしたら、補修っていうのはすごくハードルの高いものだと思うし、簡単に直るかなって思う人もいると思うんです。
オートバックスとか行った時に、補修パーツっていっぱい置いてあるじゃないですか。
そういう訳じゃないんですが、これを塗ればもう治るんだなって思う人もたくさんいるということで、粗品さんだけでなく他の人も失敗しないように、今回の失敗例含め、実際になぜ失敗してしまったのかっていうのを再現しながら、動画の方を撮っていきたいなと思います。
それとオートバックスに行って白がどれだけあるのかっていうことや、自分の車が何色なのかっていうのが車のどこに記載されているかなども含めて撮影していきたいなと思います。
この記事の目次
補修方法紹介
もしその車を傷つけてしまった時に傷を直す方法としてはまず1個目は自分で直す。今回粗品さんがとった方法です。これが1番安く済むんだけども技術が必要になります。
それで2つ目は板金塗装とかをやっている車屋さんにお願いをする。
これは自分の技術は必要ありません。だけどお金がかかってしまいます。
大きさ的にいくらぐらいになるかは、見積もりしてみないとわからないんだけども、1万円とかじゃ直らない大きさだと思います。
3つ目はパーツを丸々交換する。
実際にパーツを丸々交換するといくらぐらいなのか気になったので調べてみました。傷ついてしまったUX250のバンパーの右側部分は意外に安くて、パーツ新品単体で3万5000円くらい。レクサスだからもっとするのかなと思ったんだけど、意外に安い。
こんな感じで色々方法はあるんですが、どれを選択するのかはもちろん皆さん次第。
綺麗にしたいんだったら新品パーツにするか、板金塗装屋さんにお願いするのが良いと思います。
自分でも綺麗にできる方法っていうのはありますが、僕もプロじゃないのでプロ並みに綺麗になるかって言われるとそこは難しいところ。ですが僕なりにこうした方がより綺麗になるよっていうのがあります。
そうしたら、実際にやっていきます!
補修開始!
そうしたら、今回は30ヴェルファイアのフェンダー部分を使って補修の方をしていこうと思います。傷はこのようにあります。
まず僕が思ったのは粗品さんのバンパーの傷っていうのは、塗装をしないといけないような傷なのかどうかっていうところです。
塗装をしなくても目立たなくなるような傷っていうのが存在します。この2種類は傷の種類が違うので始めに見てもらいたいなといった感じです。
まず1つ目の傷なんですが、これは要らないパーツだったので石で削りました。
塗装する前の鉄の部分とかが見えているくらい傷が深いです。触るとボコボコしているような傷です。こうなると塗装しないといけない傷になってきます。
それで粗品さんの場合はバンパーだったので樹脂だと思うので、鉄ではなく樹脂の下地が見えると思います。
なのでプラスチックの下地、黒っぽいのが見えてるのかどうかで一旦、塗装しないといけないか判断します。
続いてもう1個の傷を見てみるんですが、結構傷が入ってるように見えます。
だけどこれは塗装しなくてもある程度目立たなくなるような傷です。というのもこれは塗装自体がえぐれているというよりは、ぶつかった対象物の色が付いているような感じです。それで傷があったとしてもそんな深くない。
塗装っていうのは簡単に説明すると、色があってその上に透明のクリアがある状態。
透明のクリアに少し傷が入ってるくらいだったら、コンパウンドを使えばかなり目立たなくすることができます。実際にやってみましょう。
コンパウンドで消える傷の補修
今回用意したのがホルツの『スクラッチゼロ』というコンパウンドです。
コンパウンドとは何かっていうところなんですが、わかりやすく説明すると液体ヤスリ。削って傷を目立たなくさせる削るものです。
削るっていうと傷つくんじゃないの? って思う方もいると思うんですが、もちろん使い方によっては傷がついちゃうこともあります。
ですが、それほど強力なものでありません。一旦やってみます。
タオルでもいいんですが、出来ればコンパウンド用のスポンジがあるのでそれで磨いてあげた方がより綺麗に仕上がると思います。
とりあえずはタオルで施工していきます。
ちなみにタオルもペラペラの状態じゃなく何枚かに折ってあげた方がいいです。ペラペラの状態だと、このあとコンパウンドをつけて磨いていくんですが、圧が強すぎてコンパウンドの傷が入りやすいんです。
なので2回くらい折ってあげたタオルに『スクラッチゼロ』というコンパウンドをつけて施工していきます。
『スクラッチゼロ』の特徴はコンパウンドがドンドン小さくなっていくところです。ヤスリとかも粗い物から細かいものまであります。
それで傷をある程度消したいってなったら粗い物を使って、輝きを出すにはより細かいものを使っていくのが通常のヤスリになります。
ですが『スクラッチゼロ』はコンパウンドが擦っていくうちに徐々に小さくなっていくので、これ1つで傷消しから艶を出す鏡面仕上げまで行うことができます。
一旦、『スクラッチゼロ』を少しつけてあげて擦っていきます。
この辺を『スクラッチゼロ』で擦ったんですが、深い傷がまだ残っています。
浅い傷はもうある程度消えました。
次はスポンジを使ってみます。
少し付けてポンポンとやってあげて、足りなくなったら足してあげて、もう1回全体的にやってあげるといいでしょう。
それで最後にタオルで拭いてあげると、かなり傷は目立たなくなったと思います。深い傷っていうのは若干残ってるけどそこは仕方ないかな。
塗装しなくても傷の程度によってはコンパウンドでかなり目立たなくなります。
なので傷付いてしまった場合は、1回コンパウンドを試してみるのもアリなのかなと思います。
よく見ると傷はまだあります。完全に新品のようになったかというとそんなことはないですが、これぐらいだったら遠目に見てもあんまり違和感ないかもしれない。これすら嫌だってなってきたら、塗装とかの補修に移行するといった感じです。
そうしたら塗装自体が削れちゃっている傷も1回コンパウンドで磨いてみます。灰色の部分は下地鉄の部分なので落ちないと思います。
やっぱり落ちません。粗品さんの場合はどっちの傷だったのだろうなっていうのが1つ疑問だったんですが、塗装してしまったのでもう今更っていう部分なんです。
なので塗装する前に一旦コンパウンドを使ってみるっていうのも手ではないでしょうか。
スポンジで本当にただ磨いているだけなので、塗装するより圧倒的に難易度は低いです。これだけでかなり綺麗になることもあります。
使われている色を調べる!
粗品さんはえぐれてる傷だったと仮定して補修していこうと思います。
そうしたら、塗料を買いに行きたいなと思うんですが、色がわからないんです。
粗品さんも 「白にもいっぱい種類があるんやな」と言っていましたが、そうなんですよ。メチャメチャ種類があるんですよ。
メーカーによっても全然違うし、例えば普通の白、あとパール系の白があり、その中でもすごくいっぱい種類があったりします。それじゃあどれを買えばいいのっていうところです。
そういった時に1番いいのは、自分の車を確認するのが間違いない。
それ以外の調べ方もあるのでそれは後ほどご紹介します。まずは車のどこに書かれているのかっていうのを説明します。
そうしたら、80VOXYのカラーコードを調べていこうと思います。
どこに書かれているかっていうのはある程度決まっています。だけどメーカーや車種によっても場所がまちまちなので何カ所か見てもらわないといけないんだけども、チェックするポイントは大体ここに書いてあるよっていうのはまず1個目は運転席側のドアの部分です。
この部分にシールが貼ってあります。
シールに何が書いてあるのか見てみるとタイヤの空気圧の情報が書いてありますので、カラーコードは載っていません。なのでこの車はここじゃない。
ですが運転席のここに書かれている車種もあります。
次にボンネットを開けたエンジンルーム内を見ます。
シールが貼ってあって色々な情報が書かれています。あと下側とかにもプレートみたいなのが貼ってあることがあるので確認します。
少し奥まっている場合もありますが、本当に見えるような位置にあります。
ですがこの車にはないので、エンジンルーム内やボンネットじゃなさそうですね。
続いて助手席側のドア周りなんですが…。
はい、ありました。こちらの車のモデルとかエンジン型式とかが書いてあるシールに ”COLOR 202” と記載されています。
これがこの車のカラーコードになります。なので補修用の塗料を買いに行くってなったら、202を買う必要があるといった感じです。
次は粗品さんが動画で「自分の車のカラーコードを教えてください」 って言っていたので実際に調べてみます。
それで本当に間違いないのは車を見ることなんですが、調べてみます。
車両がUX250なのでGoogleとかで ”UX250 カラーコード” で検索するとUX250に使われてるカラーっていうのがブワーっと出てきます。
13種類!
それでホワイト系見ると、ソニッククォーツとホワイトノーヴァガラスフレークの2択です。だから車両を見てもらいたいって感じです。
ちなみに30ヴェルファイアはホワイト系が1種類しかないので、わかりやすい。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインでカラーコードが070です。
今回補修するのは30ヴェルファイアの方なので、070というカラーコードの補修用の缶スプレーを買いに行きたいなと思います。
それ以外に必要なものっていうのもあるので、実際にオートバックスで見てみようかなと思います。
スーパーオートバックスかしわ沼南店で買い物!
そうしたら、スーパーオートバックスかしわ沼南店にやってきました。今から実際に塗料を買おうかなと思います。
店内には色々あります。そう、白でもいっぱいあるんです。
日産車専用のホワイトとかトヨタ車専用のホワイトとかダイハツとかマツダとか色々あります。
それでこれが缶スプレーなんですが、タッチペンというペンタイプの奴もあります。これも色がメチャメチャあるんです。
白だけでもたくさんあるので、全部含めてアンミカホワイトみたいなとこあるんだろうね。色々あるんですが必要そうな物を買って帰ろうと思います。
粗品さんの状況を再現
そうしたら色々買ってきたので実際に補修を行っていきたいと思います。
このパーツはトヨタの30ヴェルファイアのフェンダーなんですが、色はホワイトパールクリスタルシャインでカラーナンバー070です。
使用する缶スプレーのカラーナンバー068なので違うホワイトです。だけどこのホワイトを使って塗ってみて、どれだけ色の差があるのかっていうのを見てみたいなと思います。
それでまずは粗品さんと同じような形でやっていくんですが、まず粗品さんは白を買ってきて、傷がここにがあるので塗ります、といった感じで塗った結果こういう感じになっていました。
これにも色々と失敗してしまった理由っていうのがあるんですが、まず塗る時の距離が近過ぎます。近過ぎるとこういう風に塗料が付き過ぎて垂れてきてしまうんですよ。
まず初対面の人に対して、初めましての場合はある程度距離を保つと思うんですが、粗品さんはその日初めて使う物に対して近距離でいってしまったんです。
そうすると近過ぎるってなりますよね。
なのである程度距離をうかがう必要が、人相手でも物相手でもあります。
その為にも段ボールとか要らない物で、スプレーの距離感を一旦見てから使わないと失敗しちゃうので、また補修する場合は気を付けてもらいたいなと思いました。
それで見てわかる通り、同じ白の筈ですが色が違います。
やっぱり自分の車とまったく同じホワイトじゃないと、こういうことになってしまいます。それで傷のところにバーっと吹きかけたんですが綺麗に補修するってなると、塗るところにペーパーをかけたり、サフェーサーといって密着度を良くするものを塗ったりとか、もっと色々なことをしていかないといけないんです。
そうじゃないと、乾きましたってなってもあとからペリペリ剥がれてきてしまうんです。なので下処理というのは必要になってくるといった感じです。
近くでどうなったのかを見ていきたいと思います。
まず近過ぎて空気みたいなのが入っちゃっているのと、色はついているけど線が残っている状態になっています。
傷を均していないからこういう風になってしまいます。これはこれで一旦乾かします。
あと粗品さんは養生していませんでした。プシューっと直接吹きかけていたんですが、塗料はかなり細かいミストなので色々なところにまき散らすんです。
なので養生をしておかないと塗りたくないところまで塗料が飛んでしまう危険性があるので、養生はしておいた方がよかったのかなと思いました。
塗装の流れ
ということで傷が残ったまま色を入れても傷は残ったままで、ボコボコが出てしまうので綺麗にしましょうということでここまで来ました。
そして今、傷を紙やすりで削って傷がほとんどわからない状態になっています。なので塗装の下の鉄板が見えているという状態です。
これは傷の深さによって変わってくるんですが、ここまでしないと滑らかにならなかったという状況です。
そして補修の方法は色々あるんですが、凹みとかが大きい場合はパテを盛ったり色々するんですが、今回は全体的に均してそこから塗装をしていくといった感じです。
そうしたら、まずプラサフというプライマーサフェイサーを吹きます。
プラサフは塗料の密着度を高めたり錆を防止する効果があります。これを1番最初に塗ります。それで塗り終わったらサンドペーパーで軽く均してそのあとに下塗りです。
今回のボディ色は下塗り・上塗り・クリアの3つの工程が必要なので、下塗りをまず塗っていきます。
これも1回だけでなく2回、3回と乾かして塗ってを繰り返していきます。
終わったら続いて上塗りです。パールも1回塗るのと2回塗るのではパールの具合が変わってきます。
たくさん塗り過ぎてもくすんでしまったりするので難しいんですが、いい塩梅になるまで塗ってください。
それで上塗りが終わったら続いてクリアです。クリアも1回だけではなく、2回3回塗って乾かしてを繰り返していきます。
そして最後にコンパウンドで磨いて終了といった感じです。
ここまで綺麗になりました。大体この辺に傷があったんですが、パッと見傷の方は確認できません。
ちなみに粗品さんと同じような感じで補修したところはもう少し左側の部分、勿論傷っていう色味だけでいうとかなり目立たなくなったんですが、元の色と少し違うしボコボコ感っていうのはどうしても残ってしまいます。
補修結果
かなり時間をかけて頑張ったんですが、これでも全然納得いっていない部分はいっぱいあります。
僕も補修のプロじゃないので仕方ないんでしょうけど、やっぱり環境的な部分っていうのかな? 少しホコリが入っちゃったりとかもしています。
パッと見は綺麗なんですが、あれだけやっても完璧にはならないっていう。
これが補修の難しさです…。
まとめ
といった感じで以上になります!
今回、僕が粗品さんに伝えたかったことは車の補修はすごく難しいっていうことです。時間もかかるし、ただ塗るだけじゃ綺麗にならないんです。
粗品さんがどこまで求めているか正直わからないんですが、元通りにしたいってなると自分でやるのはすごく大変です。自分の車の色を自分で調べて、その缶スプレーをただ塗っただけでは元通りにはなりません。
そこは注意しておいてもらいたい部分かなと思います。
なので、粗品さんには再度借金をして車屋さんに持って行って補修してもらう。もしくは再度借金をしてパーツを新品で買うのがいいと思います。
そして、レクサスのUX250のフロントバンパーの値段調べました。傷が付いた右側部分だけ交換だと色付きで3万5000円ぐらいで意外に安い。
ただ、それを取り付けてもらうってなると工賃とかかかってくるので、トータルで5万~6万円ぐらいするのかな。だから再度借金するしかないのかもしれない。
だけど粗品さんは借金してでも直すと思うんだよね。
仮に借金するのが嫌だと思った場合は、色がわかれば僕からその部品をプレゼントします。それに取り付けまで責任を持ってやらせていただきます。
とりあえず、この動画・記事が粗品さんに届くかどうかはわかりません。なのでこの動画・記事を見ている方、もしよろしければ粗品さんに届けてもらいたいなと思います。よろしくお願いします!
そいじゃ、また!
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