はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
皆さん、こちらを覚えていますか?
アイリスオーヤマの『リンサークリーナー RNS-300』という6000~7000円で購入できるリンサークリーナーです。
以前ご紹介したこの商品ですが、その時の印象をまとめると、コンパクトで使いやすく、1万円を切る高コスパ。
でも、リンサークリーナーの特徴でもある水の射出がスプレー式(手動)のため疲れてしまう。13000~15000円になっても自動が良いな…というものでした。
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…そうしたら、なんと登場したんです。自動射出タイプのリンサークリーナー、『アイリスオーヤマ RNS-P-10-W』。
価格は15000~16000円ほどなので手動タイプと差別化が図られています。
アイリスオーヤマの新型リンサークリーナーを開封してみた
早速開封してみました。
外箱を見た感じでは結構大きい感じがしたのですが、半分以上が梱包資材でクリーナーのサイズは前回同様にコンパクトでした。
ただし形状は大きく異なる印象です。
以前、『リンサークリーナー』ではビッセルとケルヒャーのものを使用したことがあります。ビッセルのものはまだ小ぶりだったのですがケルヒャーのリンサーはかなり大きく場所を取ってしまうものでした。
保管のことを考えても、アイリスオーヤマのクリーナーは良心的だと思います。
持ってみた感じ、重さは新型の方が軽い印象。タンクが左右に分かれていて、右が清水タンクで左が回収タンクになっています。
従来品はクリーナーの取っ手部分に清水タンクが点いていたので、クリーナーヘッド部分もかなりスッキリしました。
右が従来型のハンドツール、左が新型のハンドツールです。
以前のものは清水タンクが付いていてかなり大型でしたが、新型はスッキリ、扱いやすくなっています。
また従来型を使用した際に気になった、ヘッド吸い込み部の引っかかりも、新型は角度が付いて改良されている様子。ブラシの質も良くなり、吸い込み口の形状も変わりました。
清水タンクに水を入れてみました。ここには水かアルカリイオン水以外は入れられないそうです。間違っても洗剤を入れてしまわないようにしましょう。
新型は、ここに入れた水を自動で噴射することができます。従来型はスプレーがヘッドについているだけといった印象だったので、ここでの使用感の違いがどのくらい出るのか、実際に使ってみたいと思います。
従来品との違いについて
左が新型『 RNS-P-10-W』、右が従来品の『RNS-300』です。
まずはこちらが従来型。ヘッド部分に散水用のスプレーが付いているイメージで、トリガーを引くことで施工面に水をかけることができるようになっています。
ただし、持ち手の形状とスプレー部分の固さがあって非常に疲れます。また、タンク内の水が減った際にノズルを縦にすると水が出なくなるため、垂直面に施工しづらい難点も。
こちらが新型に実装された自動散水機能。本体上部真ん中あたりにあるスイッチを入れて、トリガーを握るとヘッド部分から自動で水が出てきます。
水の勢いはそれほどありませんが、これは非常に便利。
ただし本体の駆動音がかなりうるさいなと感じました。こちらは給水部分が本体側にあるのでノズルを縦にしても散水に影響なし。垂直面への施工もできそうです。
吸引力に関しても並べて比較してみたところ、印象としては新型の方が強い印象です。ヘッドの大きさも違うため、小回りが利くこともあり、新型の方が使いやすそうです。
実際に使ってみた
今回はこちらの車、先日内装を綺麗にした旅人ガヤさんの軽自動車のシート部分を綺麗にしたいと思います。
機械がどこにあるかというと運転席の足元部分。アイリスオーヤマのリンサークリーナーはコンパクトなので車内に置いて使うことができます。
ケルヒャーくらいのサイズになってしまうと、大きいし重いので車内への持ち込みが難しく、取り回しに制限が出てきます。その点コンパクトなのは非常に便利ですね。
今回洗浄には水で希釈した重曹スプレーを使用します。
このクリーナーは、回収タンク内が泡でいっぱいになってしまうとダメなので、泡立ちやすい洗剤は向いていません。なるべく泡立ちの少ない洗剤を使用しましょう。
重曹スプレーをかけた場所をブラッシングし、汚れを浮かせたらリンサークリーナーで吸い取りを行っていきます。
以前はこの吸い込み時にハンドツール先端部分に「引っかかり」を感じたのですが、今回はスムーズな印象。滑りが非常に良くなっています。
続いて、いつも内装清掃で使用している『ルークリ洗剤』を使用してみました。
重曹と同様にブラッシングしたのちに吸い上げます。
この吸い上げ時に洗剤を残さないようにするために水をかけながら吸い上げを行うのですが、やはり自動と手動では雲泥の差です。
スプレーだと握る瞬間しか水が出ないのでムラも出ますし、何より疲れます。散水が自働になったことでかなり使いやすくなっています。
続いてシートの足元部分にも施工してみました。こういった汚れが染み込んだままになっている部分にリンサークリーナーは非常に効果的です。
一見汚れていないように見えても、掃除した場所としていない場所では大きな違いが出てきます。
こちら、運転席側のシートです。座面にガムの跡のような汚れが付いてしまっています。この汚れが落ちるのか試してみたいと思います。
『ルークリ洗剤』を汚れにかけてブラッシングした上、リンサークリーナーで汚れと水分を吸い取るのを繰り返し行っていきます。
作業してみて感じたことは、ホースの長さが若干短くて可動範囲が狭いこと。
本体を近くに置けるのはいいのですが、それでもホースがもう少し伸びればもっと楽なのに…と感じてしまいました。ないものねだりでしょうか。
シート生地が傷まないようにほどほどでやめました。完全に落ち切ったかわかりませんが、施工前よりかなり目立たなくなったと思います。
吸引力も以前のものより若干強くなっているのではないかと感じます。
最後に、ガヤさんが貼り変える予定の天井も試験的にやってみました。
天井にリンサークリーナーを使用する際の注意点としては水が垂れてくるということ。
特に『RNS-P-10-W』が噴射する水は細かい霧状という訳ではないので吸い込む前に垂れてきます。
天井などに使用する際は水を噴射せずに使用した方が良さそうです。
ホースも足りなくなるので機材を高い位置に置くようにしましょう。
他の場所と同じように、洗剤を付けてブラッシングを行ったらリンサークリーナーで水分と汚れを吸い取っていきます。
覚えておいてもらいたい点としては、リンサークリーナーを使ったからといって完全に乾くわけではないということ。施工後はしっかりと乾燥させる必要があると思います。
リンサークリーナーをかけた部分だけ白くなりました。これが元の色です。
全体的に汚れてしまっていて気づきにくいのですが、相当汚れていたんだなと気づかされますね。
注意点としては、部分的に綺麗にするだけだと逆に目立ってしまう事。全体的に綺麗にしてあげないといけないのでかなり根気がいる作業になります。
作業をするのであれば時間をたっぷり用意しておきましょう。
最後に回収タンクの中を確認してみました。
今回の掃除量では満水にはなりませんたが、泡が満水付近まで来ていました。
回収タンクの中身はこまめに開けた方が良さそうです。それにしてもこの汚れ…。毎回ですがゾッとします。
普段掃除できない部分にはこれだけの汚れが溜まっているという事を覚えておきましょう。
まとめ
今回は、アイリスオーヤマのリンサークリーナー 『RNS-P-10-W』を使ってみました。
正直な感想は、メチャメチャ良かったです。1年前に従来型の『RNS-300』を使った時に感じた不満点が全て解消されていました。なんなら僕が気になったところより更に上をいっていた印象です。
1つ目はやはり自動散水。これがメチャメチャ楽です。
でも勘違いしてもらいたくないのが高圧洗浄機の様な威力ではないということ。この散水機能の目的としては汚れや洗剤を吸い取りやすくするためのものだという事は覚えておいてもらいたいです。
続いて清水タンクが本体側に移動したためにハンドツールがスマートになったのもポイント。小回りは利くし、手元が軽くなりました。今回は私用しませんでしたが、別形状のヘッドも付属しているので今後使用してみたいと思います。
使いやすくなったためか、気になった点としてはホースの長さ。
車用の商品ではないためそこまで対応する必要はないとは思うのですが、オプションで延長用のホースなどがあると尚使いやすいだろうなと思いました。
総評になりますが、今まで僕が使ったビッセル、ケルヒャー、アイリスオーヤマの『RNS-300』と比較しても一番使いやすかったと思います。
それで価格帯が15000円、コスパもバッチリだと思います。今回使ったリンサークリーナーですが、普段落とせない汚れを落とせて非常に面白い商品ではあります。気になった方は一度試してみてはいかがでしょうか。
そいじゃ、また!
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