【検証】簡易コーティング剤(キラサクGP)も施工後24時間は雨・水に当たらないようにしないといけないの?
はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は僕が気になっている簡易コーティング剤に関する検証です。
先日紹介したウイルソン 『ツヤエキスパート』やワコーズ 『スーパーハード』を含め、硬化型のコーティング剤には「仕上後24時間は雨・水に当ててはいけない」と記載されている商品が多くあります。
そのため硬化型のコーティング剤を施工した後は、天気予報を見たり冬場は朝露に気を付けないといけなかったり、色々と考えることが多くなってしまいます。
では、簡易コーティング剤はどうなのでしょうか。僕がよく使う『キラサクGPコーティング』のパッケージには特に書かれていません。
以前、施工後24時間後の方が施工直後よりも撥水力が上がるという検証をしたことがありましたが、その間に水が付いてしまった場合に効果が変わるのかを検証したことはありませんでした。
現時点での僕の予想としては次の通りです。
- 簡易コーティング剤は水に濡れても大丈夫。(濡れちゃいけないって書いてないから)
- 濡れてもいいけど、施工後にだんだんと効果が上がっていく。
なので、今回は簡易コーティング剤に24時間時間を置かずに水をかけた場合に効果が変わるのかについて検証してきたいと思います。
この記事の目次
※番外編
スーパーワックスプラスレジンの施工後2週間
今回はこの車で検証を行っていこうと思います。以前『スーパーワックスプラスレジン』を施工した車です。真ん中にマスキングの跡があって左右にスーパーワックスレジンを施工しました。
施工後2週間強経っていますが、現時点でも艶が出ています。
一度洗った後の撥水状態がこちら。
2週間以上経っているのに、現時点でもきちんと撥水効果が残っていました。若干撥水が甘くなってきている部分もありましたが、半月経過していることを考えると十分な撥水効果だと思います。
これが拭き上げた後のボディです。マスキング部分と比較して、両サイドの方が黒色が深い感じがします。2週間経って洗車をした後でもこれだけの違いがありました。気になった方は是非といった感じです。
今回の検証
この車で今から「簡易コーティング剤は施工直後に雨に濡れても大丈夫なのか」を検証していきます。
検証方法としてはマスキングテープでボディを二つに分け、片側だけ『キラサクGP』を施工して24時間置き、『キラサクGP』の一番効果の高い状態を作ります。
そこから残り半分の面にも『キラサクGP』を施工し、施工直後から30分間隔くらいで時間を見ながら水をかけて効果を比較します。
僕の予想が正しければ、はじめは後から施工した『キラサクGP』の方が効果が低いはずですが、時間が経つにつれて差が少なくなり、最終的には水を施工直後に水をかける「後から施工した『キラサクGP』」も同じだけの撥水力を出すようになると思います。
それでは早速施工していきましょう!
キラサクGPを施工、1日定着させる
『スーパーワックスプラスレジン』はしっかりと効果を発揮してくれていましたが、今回の検証のためにコーティングはすべて落としました。
今回はこのすっぴん状態のボディで検証を行っていきます。
ボディ中央をマスキングテープで区切り、右側部分に『キラサクGPコーティング』を普通に施工しました。
今回の施工方法は乾式で、乾いたボディに直接『キラサクGPコーティング』をスプレーして乾いたクロスで拭きとるだけです。
右側部分に『キラサクGPコーティング』を施工し終えました。
ここから1日時間を置き、翌日反対側にも同様にキラサクGPを施工。すぐに水をかけて撥水力の違いを確認し、それが時間を置くことで濡らさずに時間を置いた面と同じような撥水力になるのかを確認。
時間が経つにつれて撥水力はアップしていくのか、それに水が関係してくるのかを見ていきたいなと思います。
翌日、反対面にもキラサクGPを施工
ボンネット右側部分に『キラサクGP』を施工して1日が経過しました。
一応洗車して、水をかけて現時点での撥水力を確認してみました。やっぱりバチバチの強撥水です。
今日は左側部分にも『キラサクGPコーティング』を施工していきます。
施工方法は右側部分と同様の乾式施工。ボンネットの水気を取り除いてから、『キラサクGP』をボディに塗り込んでいきました。
これが左右両方に『キラサクGP』を施工したボディです。
真ん中のマスキングテープ部分、未施工箇所に比べて両サイドの方が艶が出ていることが分かります。この時点の見た目では左右に違いは無さそうです。
施工が終わったのですぐに水をかけていきます。想定しているのは、施工後すぐに雨に降られてしまった状態です。
施工して24時間乾燥と施工直後の撥水力比較
あれ? 撥水するとは思っていましたが、予想以上にしっかりと撥水しています。
当初の予想では時間を置いた右側部分に比べて、左側の施工直後部分は撥水力が弱いと思っていたのですが、差を感じません。
確かに中央の未施工部分は親水状態になっているので差がありますが、両サイドとも綺麗に水を弾いています。
今回の検証では、この時点で出ている差が時間を置くことで少なくなるのか。
濡らさずに24時間放置した右側の面の撥水力に、施工直後に水をかけた左側の面の撥水力が追い付くのかを30分おきに水をかけて検証したかったのですが、差が分からないので検証にならなそう。
となると、以前やった24時間後の方が効果が高いという検証結果がおかしなことになるんだけど…
艶に違いがある?
撥水力に大きな違いはありませんでしたが、艶に関しては違いが見られました。
両サイドとも艶は出ているのですが、水をかけた後のボンネットでは右側の時間を置いた方が艶が深い気がします。これも仮説ですが、施工後の水濡れは撥水力より艶に影響が出やすいのか? う~ん…難しい。
まとめ
といった感じで、今回は『キラサクGPコーティング』を使い「簡易コーティング剤は施工直後水に濡れても大丈夫なのか」という検証をやってみました。
なぜこの検証をやったのかというと、硬化型のコーティング剤には「24時間水に濡れないように…」と書かれていることが多いので、簡易コーティング剤の場合はどうなんだろうという疑問からでした。
今回は「水に濡れても時間を置きさえすれば同じくらいの撥水力になるのではないか」という仮説のもと検証を始めたのですが、24時間置いたコーティングと施工直後のコーティングの撥水力に差が見られなかったので途中で検証を終える形になりました。
お蔵入りにするか迷ったのですが、過去に24時間時間を置いたものの方が効果が高いという検証をしたことがあったので、今回の結果も記録として公開することとしました。
今回の検証では撥水力に大きな違いは見られませんでしたが、艶に関しては違いが出ていました。
施工後に時間を置いた方がいいのは「艶の持続力に違いが出るから」や「見た目にムラが出てしまうから」などの理由があるのでしょうか。また今回の検証では検証できていませんが、コーティングの耐久性に差がある可能性もあります。
いずれにしても、現状では確実なことはわかりませんでした。
今回使用したような簡易コーティング剤は、翌日の天気や季節・気候それほど気にしなくてもしっかりと効果を発揮してくれるのが大きなポイント。
初心者の方でも簡単に施工できるのでおススメです。気になった方は一度使用してみてください。
そいじゃ、また!
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