はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はTwitterでリクエストを頂いた、『ガラス撥水剤を施工した状態でフロントガラスが凍ってしまった時に使うスプレーを使ったら、ガラス撥水剤は無くなってしまうのか。もしくは効果が低下してしまうのかどうか。』という検証をやってみたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
そして今回用意したのは、ガラコの『解氷スプレー』。
ちょっと準備中に気づかなかったのですが、これはエタノールとシリコンが入っていて強力解氷+撥水コート。コーティングを上塗りしてしまうかもしれないので、これはダメかもしれない…(もっと早く気付くべきだった…)
今回はこちらの解氷スプレーしか用意していないので、こちらを使用したことで撥水効果に変化があるかを確認していくことにします。
ちなみにこの解氷スプレー、蓋の内側がギザギザになっており、スクレーパーとしてガラス表面の氷を削り取ることができるようになっています。
…さすがに使いたくはないですが。
今回、予めガラスに施工しておく撥水剤は『超ガラコ』。
ソフト99、同メーカー同士にしようと思います。1度撥水剤を施工して、翌日撥水剤が定着したころに解氷スプレーを使って、
撥水力がどのように変化するのかを確認していきたいと思います。
ガラス撥水剤を施工する
本日は一旦、『超ガラコ』を施工したいので今の撥水剤を落として行きます。
今回は、『水アカ取りパッド』を切らしてしまったので、『水アカ取りパッド』に『キイロビン』を付けてガラスを磨いていきます。
油膜や古いコーティングが取れると、このような親水状態になります。
古いコーティングや油膜が残ったままの状態で撥水剤を施工すると、本来の効果を発揮できなかったり、持続期間が短くなる可能性があるので施工前の下地作りはしっかりと行いましょう。
ガラスが乾くのを待って、『超ガラコ』を施工していきます。
フロントガラス全体に『超ガラコ』を塗ったら、5分~10分間乾くのを待ちます。
季節や天候にもよりますが、10分ほど経過するとガラス表面が白っぽくなり、撥水剤が乾いたことを確認できるようになります。
この状態を確認したら拭き上げていきましょう。
ちなみに、今回の拭き上げには綿のタオルを使っています。
『超ガラコ』は乾いてから拭き上げなので、マイクロファイバークロスでも大丈夫だとは思うのですが、この後に24時間定着させることを踏まえて、若干吸水力の弱い綿の方がいいのかなと思って綿のタオルを使ってみました。
拭き上げが若干大変になりますが、しっかり拭き上げができているのかの確認がしやすい印象でした。拭き上げが終わったら、コーティングの定着を強くするために1日放置します。
施工から2日後、定着させる工程を終えて水をかけた様子がこちらの画像です。しっかりと撥水していることが分かります。こちらのガラスに『解氷スプレー』を使用すると撥水状態に変化が出るのかを見ていきたいと思います。
今回使用する解氷スプレー
今回使う解氷スプレーがこちら、ソフト99の『ズバトケガラコ解氷』。
このオレンジのスプレー缶です。これは前途の通りシリコンが入っていて、施工することによって撥水効果も得られるというタイプ。
今回は撥水コーティングを施されたガラスに解氷スプレーを吹きかけたらどうなるのかという実験なのですが、撥水効果を得られる解氷スプレーでは変化が分かりにくい可能性があるので、もう一つ解氷スプレーを買ってきました。
こちらは、ジョイフルの『解氷・霜取りスプレー』。
ホームセンターで300円くらいで販売されていました。成分を見るとグリコール類とアルコール類しか書いていないものになります。
量販店で確認したのですが、大体1000円近くするのが撥水効果も得られるタイプ。
500円以下で買えるのは大体撥水剤が入っていないものといった印象でした。水を弾くと謳っているタイプは、どれもシリコンが入っていました。
今回はこの2つを使って、コーティングに変化が出るのかを確認していこうと思います。
解氷スプレーをかけてみる
フロントガラスにマスキングテープを貼っておきました。
中央だけ残して、運転席側にガラコの『ズバトケガラコ解氷』、助手席側にジョイフルの『解氷・霜取りスプレー』を施工して、撥水効果に変化が出るのかを確認していきます。
今回は凍らせることが出来ないので完全に同じ状態には持っていけないのですが、解氷スプレーを使う時は直接ガラスに吹きかけるのではなくガラス表面の氷に吹きかける思うので軽くガラス面を濡らしておきました。
濡れた状態のガラスに、解氷スプレーをそれぞれ吹きかけていきました。
解氷スプレーをたっぷり吹きかけたガラスに水をかけてみたのがこちら。
若干弱まったかな?とも一瞬思いましたが、解氷スプレー施工前と大きな変化はない様子でした。数回施工することで変化が出る可能性があるので、再度スプレーを吹きかけてみます。
今度はスプレーを吹きかけたうえで、クロスで拭き上げて(塗り込んで)みようと思います。
液剤が付いた上に、クロスでの摩擦が加わることによって、コーティングは取れてしまうのでしょうか。
再度水をかけてみましたが、やはりどちらも大きな変化は見られません。
数日時間を置くことによって変化が出る可能性もあるので、2~3日施工を同じように繰り返してみて違いが出るかを一旦見てみたいと思います。
数日間、解氷スプレーを使い続けてみた
検証から1日経過しました。
もう一度解氷スプレーを使って、『超ガラコ』の撥水力が弱まるかを確認していきます。マスキングテープに関しては、運転するために剥がしてしまいましたが、コーティング剤はそのままになっています。
若干撥水成分入りの『ズバトケガラコ解氷』の方が、水をはじいているような気もしますが、非常に微妙な差。大きな差はありませんでした。
なので、今日も解氷スプレーを吹きかけていきます。
こちらが本日の様子。
気持ち、ガラコ『ズバトケガラコ解氷』の方が弱くなってきているような気がしました。考えられることとしては、ガラコの解氷スプレーに含まれるシリコンによって、撥水効果が上書きされているかもしれないということ。
しかし、そんな大きな差ではありません。
ちょっと勿体ないと思いましたが、もう1回解氷スプレーを吹きかけてみました。スプレーの勢いはガラコの『ズバトケガラコ解氷』の方が強い印象。
ジョイフルの『解氷・霜取りスプレー』はガラス面に近づかないと施工が難しいと感じました。施工のしやすさで言うと、ガラコの『ズバトケガラコ解氷』の方が上だと思います。
再度水をかけてみましたが、やはり大きな差はありませんでした。
しかし、水を止めた後でも流れている水滴の量としてはガラコの『ズバトケガラコ解氷』を掛けた方が多い気がします。
変化が出てきているのか、気のせいなのか…また後日確認していきたいと思います。
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また数日が経過しました。雨がなかなか降らないので、今回も水をかけて撥水力確認してみます。
こんな感じです。真ん中が『超ガラコ』のみ、運転席側がガラコの『ズバトケガラコ解氷』使用した部分、助手席側がジョイフルの『解氷・霜取りスプレー』を使用した部分です。
正直、全然違いがわかりません。
再度施工しなおしてみましたが、やはり大きな変化はありませんでした。
運転席側に施工したのは、ガラコの『ズバトケガラコ解氷』シリコンが入っている解氷スプレー。
助手席側にはジョイフルの『解氷・霜取りスプレー』アルコール類のみの解氷スプレーを使用してきましたが、どちらも変化が無いようです。
正直に言います。もう本当に全然わからないし、僕は変わらないと思います。
まとめ
今回は『超ガラコ』を使って、ガラス撥水剤の上にガラスの凍結を溶かすスプレーを使ったら、撥水剤の効果が無くなってしまうのかを検証してみました。
本当はもう少し時間をかけて検証したかったのですが、3回目で打ち切りとさせていただきました。その理由は、3回目で全然もう変わらなかったっていうところで、これ以上やっても意味が無いのだろうという結論に至りました。
実は、3日ぐらい前にプライベートでゴルフに行ったんですよ。その時丁度夜に雨が降っていて、撮影はできなかったのですが3面どれも撥水の様子は変わらなかったです。
ギラつきがある感じもないし、『超ガラコ』を一面施工してあるような様子でした。そのため、解氷スプレーを施工しても撥水剤に影響はとりあえず無さそうだということにしました。
今回使った解氷剤はこのガラコとジョイフルの2本。
2本の違いはこのガラコの方には撥水する成分が入っていて、ジョイフルの方は入っていないということ。これらをどういう風に選べばいいのか。
ガラス撥水剤を普段施工していない人の場合は、少々値は張りますが、シリコンが入っているガラコの解氷スプレーを使えばいいのかなと。
今回の検証では、氷の上から撥水剤を施工した場合にどの程度撥水効果が付与されるのかわかりませんが、単体で撥水効果も出してくれるという事なのでこちらがお勧めです。
撥水剤を施工している人の場合は何も入ってない方が金額も安く、撥水剤への影響も無さそうなので、シリコンなどが入っていないただの解氷スプレーを使用するべきだと思いました。
これらがどれだけ氷を解かすかという検証はしていないので、どちらが良いかが今のところまだわかってないので、今後どこかで検証していきたいと思います。
以上、そいじゃ!
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