はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回はピットワークの強力鉄粉除去クリーナーを使って、車の鉄粉を除去していこうかなと思っております。
まぁ、鉄粉除去といったらしのピーでしょ?と自負しています。
……そんなことないか。
鉄粉除去剤は過去に何回かやったことはあったのですが、最近はあまり取り上げて来ませんでした。その間にも「鉄粉除去やってください」というリクエストも多かったのですが、やって来ませんでした。
その理由は、鉄粉が刺さっていている部分を綺麗にしたとして、鉄粉の表面に出ている部分が無くなっているのか、それとも刺さったもの自体も無くなっているのかの判断がしにくいから。
実は、色々顕微鏡みたいなものなどを使って試してみたのですが、すごくわかりづらい結果だったりしました。
しかし、鉄粉で悩んでいる方も多いと思うので、今回はピットワークの強力鉄粉除去クリーナーを使って鉄粉の除去を行ってみます。
商品価格はAmazonで1100円位です。落ちたかどうかの判断に関しては、手で触ってみての判断になってしまいますが、その辺はご了承ください。
鉄粉除去と言えば、こういったクリーナーか粘土による除去が一般的なのですが、目に見えてわかるものでもないので、僕としては鉄粉除去クリーナーで十分なのではないかと思っています。
今回は、スプレーの出方や匂い。鉄粉に反応してどのように変化していくのかをレポートしていきたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
用意するもの
今回、鉄粉除去剤を使用するにあたって用意したものは次の通りです。
●小さめのバケツ
●ジーオン ホイールブラシMサイズ
●シュアラスター ウォッシングスポンジ
●アズーリプロデュース 洗車ブラシ
こういった道具を用意しておくことで、ホイールなども洗いやすくなるのでおススメです。
ボディの鉄粉を除去してみる
今回は、鉄粉の反応した色がわかりやすいように白い車に施工していこうと思います。
まず、どのような時に鉄粉が付着するのか。
ホイールの場合は、主な理由としてはブレーキを踏むことでブレーキディスクが削られ、その粉が付着すること。
ブレーキダストが主な原因ですね。
ボディで言うと、走行中に道路に漂っているブレーキダストはもちろん、線路付近に住んでいる方は、電車が走った際に線路と車輪が擦れた際に出る鉄粉なども付着していると思います。
そういった場所で発生した鉄粉が、ボディーの塗膜に突き刺さる。それによってボディに鉄粉が付くという訳です。
今回は、まずボディに使っていこうと思うのですが、鉄粉除去剤を使用する前には必ず一度洗車を行ってください。
ざっとでも良いので、ボディ表面に砂埃が無い状態で使用していきます。
ボディが綺麗になったら、ビニール袋やビニール製の手袋などでボディを触ってみましょう。洗ったはずなのにザラザラしている感触があれば、それは恐らく鉄粉です。
また、鉄粉の付着がひどい車であれば、洗車の際のスポンジが引っかかる場合もあります。
ボディを綺麗にして鉄粉の確認が出来たら、鉄粉除去クリーナーを吹きかけていきます。
普通にボディに吹きかけて、優しく伸ばしてあげるような感じで大丈夫です。
ピットワークの『強力鉄粉除去クリーナー』の場合は、ガラス・ゴム・プラスチック・メッキ部分などに付着しても大丈夫なので、どんどん吹きかけて行って大丈夫です。スプレーはストレート系の飛び方でした。
ピンポイントで噴射されるので、広い面への施工は難しく感じますが、霧系の噴射の場合は風で遠くに飛んでいきやすく、近所迷惑になる可能性もあるので、僕としては使いやすく感じました。
今回の鉄粉除去クリーナーの場合は、紫色に反応している箇所が鉄粉です。
ドアノブ周りでもかなりの量が付着していたことが分かります。鉄粉だけでなく、鉄がむき出しになっている箇所やさびている箇所でも同様に反応します。
施工時の注意点としては、鉄粉除去剤が乾かない様にする事。炎天下の中での施工などを行う場合には特に注意してください。
また、液剤が鉄粉に反応し始めると強い臭気を放ちます。今回の商品の場合は塩グリコール酸アンモニウムというものが入っているため、アンモニアっぽい匂いがしました。
暫く置いて鉄粉への反応が進んだら、軽くスポンジで撫でてあげます。
あまりゴシゴシ磨いてしまうと、傷が付いてしまうかもしれないので気を付けて施工してください。
今回使用しているピットワークの『強力鉄粉除去クリーナー』は、洗車しながら使う事が出来ますよというのがウリ。
洗車のついでにできるので、ちょっと施工が楽になります。
鉄粉除去剤を使用することによって、ボディに付着した鉄粉は、朽ちるというか溶けるといった感じで流れ出してきます。
ドアノブ付近などは、内部の鉄とも反応しているのか、暫くの間は紫色の液体が出てくるのでしっかりと洗い流してください。
暫く置いても紫の液体が出てこなくなれば、洗い流しは完了です。
洗い流した後にボディを触ってみると、施工前とは感触が変わります。
ザラザラ感が消えて、ツルツルになっていると思います。鉄粉除去クリーナーを使う際には、ボディが乾いた状態での施工が好ましいと僕は考えています。
理由としては、表面に水の膜がある状態で吹きかけても、鉄粉に直接液剤が付かないからです。そうなれば効果としては半減、もしくは効果がない可能性があるので、乾いた状態での施工をお勧めします。
気になるようであれば、一度施工した後にもう一度施工してみてください。
紫色の反応が無くなれば、それが完全に鉄粉を除去できたという事になると思います。
スポンジを使わずに施工してみた
次に先ほどと似たリアドア周りを使って、スポンジで擦らなくても鉄粉を洗い流せるのかを検証していきたいと思います。
鉄粉はボディに刺さっているという事なので、スポンジで撫でてあげる事によって、スムーズに除去ができると考えていましたが、鉄粉が溶けるとしたら洗い流すだけでも取れるかもしれません。
リアドアにも鉄粉除去クリーナーを吹きかけてみると、やはりリアのドアノブ付近にも大量の鉄粉が付いていました。少し時間を置いて、液剤を反応させていきます。
少し時間を置いて、水でしっかりと洗い流していきました。この際にスポンジで擦ったりすることはしません。
もしかしたらスポンジで擦る事によってボディに傷が付いてしまう可能性もあるので、洗い流すだけでも良いのであれば、リスク回避にもつながるかもしれません。
一度施工した後に、もう一度鉄粉除去クリーナーを吹きかけてみましたが、施工前と比べると、かなり反応する数が減っていました。
スポンジを使わない施工でも十分に鉄粉を除去できているようなので、傷が気になる方は、水で洗い流すだけの鉄粉除去にしてもいいかもしれません。
ホイールの鉄粉を除去してみた
次に、ブレーキダストの発生源のすぐそば。ホイールの鉄粉を除去してみました。
ホイールの内側に見えているのが、ブレーキローター。左側に見える赤い部分、キャリパーで挟み込むことによって、タイヤの回転を止めることで、車にブレーキがかかります。
その際にブレーキローターが削れることによって発生する鉄粉がブレーキダストです。ホイールはその周りに位置しているので、車が走る限り、常に鉄粉にさらされている箇所と言えるでしょう。
鉄粉除去を行う場合は、全体にまんべんなくスプレーしてあげましょう。
やはり、ホイール周りの鉄粉の量は非常に多く、液剤に反応して紫色の液体が噴出してきます。やり残しが無いように、反応を確認しながらまんべんなく全体に吹きかけてください。
ブレーキローターに関しては、鉄がむき出しの状態なので、吹きかけると全面が反応します。ここに施工をした場合、ブレーキローターが若干錆びたような状態になるのですが、少し走行してブレーキを使用すれば、元に戻ります。
その際にギィーギィーとブレーキが異音を出すかもしれませんが、それは仕方がない事なので頭に入れておいてください。
内側のブレーキローターに近い場所ほど鉄粉が溜まりやすくなっています。
スポークの脇の部分などには大量の鉄粉が付いていることがあるので、重点的に綺麗にしてあげるといいと思います。
スポーク側面やホイールナットなどの穴の部分に関しては、用意しておいた洗車ブラシが役に立ちます。
硬めのブラシなので、ボディにはあまり向きませんが、毛が立ってくれるのでこういった立体的な部分の掃除が非常に楽になります。
ホイールの内側奥面など、手の届かない場所に関しては、ジーオンのホイールブラシが活躍してくれます。
ホイールの内側に関しては、泥などの汚れも多かったりするので、ブラシを時々洗いながら施工できるといいと思います。
これらの道具なない場合や、ホイール形状が特殊で洗いにくい場合は、軍手を濡らして擦ってあげると良いと思います。
スポークの間などは力が入りやすいので非常に洗いやすいです。ただし、この鉄粉除去クリーナーは傷などについてしまうと非常に染みて痛みます。
肌が弱い方などは、手袋を必ずしてから施工した方がいいと思います。
軍手を使って施工する場合は、スポークの角などで手を切ったりしない様に注意しながら施工してください。
全体が洗い終わったら、大量の水で洗い流しましょう。
ナットの穴部分などは、長時間紫色の液体が出てくることがありますが、こちらも色が無くなるまでしっかりと洗い流してください。
ストレートで奥まで水を当ててあげて、水が噴出してくるのを利用すると、意外と早く洗い流せたりするので試してみてください。
この後は、出来ればカーシャンプーなどを使ってスポンジで綺麗にしてあげるといいと思います。
また、油分が取られたような見た目になったりすることもあるので、最後にコーティングなどで仕上げてあげると、綺麗さが長持ちします。
広い面の鉄粉を除去する
最後に広い面、ボンネットの鉄粉を除去してみたいと思います。
こういった広い面だと、ピットワークの『強力鉄粉除去クリーナー』のようにピンポイントで噴射するタイプのスプレーは施工が非常に大変になってしまいます。
そのため、こういったボンネットなどへの施工の場合は、ある程度吹きかけたらスポンジで塗り伸ばしてあげるといいと思います。
まばらに、多めに噴射した後、スポンジを使って塗り広げていきます。
乾かない程度に時間をかけながら、スポンジで液剤を動かして反応させていくことで、節約にもなると思います。
洗い流した後のボンネットはツルツルの状態になっていました。
結果的には顕微鏡などで確認したわけではないので、すべての鉄粉を取り除けたのかは分かりませんが、鉄粉除去クリーナーでも、ある程度の鉄粉は除去できることが分かったと思います。
鉄粉粘土は、施工後に磨きの作業をすることを前提としているものの様なので、実は施工のハードルが高い商品です。
それを考えると手軽に施工できる鉄粉除去クリーナーで終わらせるのも、僕としてはアリなのではないかと思いました。
まとめ
っといった感じで今回は、ピットワークの『鉄粉除去クリーナー』を使って車に刺さった鉄粉を除去してみました。
使ってみて感じたことは、臭いは結構きつめです。
またスプレーはストレートの噴射で、広い面への施工は大変ですが、飛び散らずに済むのは良いと感じました。鉄粉に対しては紫色に反応して、表面のやつは間違いなく落ちているっていうことがわかったと思います。
また、擦らなくても『鉄粉除去クリーナー』で落とせるみたいなので、洗い流すだけで大丈夫です。
吹きかけるだけの簡単施工で効果を発揮してくれたので、非常に気持ちの良い検証となりました。
今後は、鉄粉除去クリーナーを使うことで、ボディの水の流れ方が変わるのかなどに関しても検証してみたいと思っています。
気になった方は、購入してみてください。
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