はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は、先日紹介したBMWにETC車載器を取り付けて行きたいと思います。
今時、高速道路を走る際にETCが付いていないとやっぱり不便な感じがしてしまいますよね。ETCがあれば割引も受けられますし!
そこで今回購入したのが、ちょっと型落ちの商品なのですが、パナソニックの『CY-ET925KD』(アンテナ分離型)というETC車載器になります。
金額的にはAmazonで5000円程度です。今回のETC車載器の取り付けにあたって、他に必要になるのはセットアップとETCカードの用意になります。
今回僕がやるのは、ETC車載器の取り付けまで。専用の機材が必要になるセットアップに関しては車屋さんにお願いしたいと思います。
今回のETC車載器
こちらが今回用意したETC車載器です。
実は僕、今回が初めての取り付けになります。(取り付け方法に下手な点があってもご容赦ください。)
実はETCにはバージョンがあり、現行は2.0。2.0のETC車載器を使用しているば場合、カーナビなどに連動させて、旧バージョンのETCより多くの割引を受けることができます。
今回取り付けを行うのは残念ながら2.0の物ではありません。でも首都圏の方や高速道路を頻繁に使用される方には2.0がオススメですので気になる方は調べて見てください。
内容物はこちら
・ETC本体
・アンテナコード(3.5m)
・ブラケット
・結束バンド/ネジ
・説明書
内容を確認したら早速取り付けて行きます。
まずは車載機の取り付け位置を決めていきます。
今回はステアリング脇のコインポケットの位置に取り付けを行うことにしました。車外から車載器が見えない様に、コインポケットの上部に這わせて取り付けを行うことにします。
ブラケットを使えばカードを入れるための厚みも確保できることでしょう。取り付け位置を決めたら、実際に取り付けを行っていきます。
アンテナの取り付け
まずはアンテナを取り付けて行きます。
場所はフロントガラス上部のルームミラー付近。ガラス上部から10cm以内ガラス中心部から左右30cm以内。角度としては20°~50°以内の面に取り付けます。
注意点としては車両の金属部分から20mm(2cm)程度離すこと。
これらを守って取り付けて行きます。
結線が必要な配線は3本。常時電源とACCとアースです。あとはカプラーを車載器と接続するだけです。
アンテナ側は位置を決めたら、ガラス面に両面テープを使ってアンテナを固定します。
線が見えてしまうと格好悪いので、あとは線を天井とピラーの中に隠しながら、車載器の位置まで通していきます。
Aピラーの中を通すことがほとんどだと思いますが、ここにはエアバッグがある事が多いので、気を付けながら作業を行ってください。
配線がピラーの中を通って車載器の裏まで来ました。あとは車載器に繋がるカプラーと電源を繋いでアンテナの配線は完了です。
車載器の設置
次は車載器の取り付けを行うためにインパネを加工していきます。
配線を通すための穴をあける加工をしたいので、まずはパネルを取り外していきます。今回のパネルは鉄のピンで固定されていました。
ツメを外して取り外しを行います。
こちらが取り外したパネルです。
配線を通すための穴については、見えてしまうと格好悪いので、パネル天面の車載器の後ろ側に空ける事にしました。今回は車載器の位置を確認したうえで25mmのホールソーで穴を空けていきます。
穴が開いたらパーツクリーナーで施工面を綺麗にして、今回は25mm用のゴムブッシングを使って穴を隠しました。
このゴムに切れ目を入れて、配線だけが通る穴にしたいと思います。
配線を通して車載器に接続したら、パネル天面に両面テープを使用して車載器を固定します。
プラケットを使用したことでカードをスムーズに入れられるだけのクリアランスの確保もしっかりとできました。初めて作業したにしては結構綺麗に取り付けられたと思います。
電源の取り出し
次はETC車載器に接続する電源を取ります。
電源の取得はヒューズボックスから行いたかったのですが、今回の車両は使われているヒューズがちょっと特殊でした。
よく分かっていなかったのですが、輸入車のヒューズは国産車に比べて1.5倍くらい大きなヒューズが使われているようです。
この大きさの電源取り出し配線は量販店で見たことが無かったので、作戦変更。オーディオ裏から電源を取る事にしました。
ちょっとオーディオ周りのパネルの取り外しに手間取りましたが、なんとかオーディオを取り外すことが出来ました。
このオーディオ裏から出ている配線から、常時電源とACCを取っていきます。
電源テスターで配線を判別していきます。まずはOFFの状態でも電気が流れている配線、常時電源を探していきます。
常時電源の確率が高いのは太い配線です。色としては茶色や赤などが使用されている場合が多いです。
キーを回していない状態でも通電が確認できれば、そこから常時電源を分岐していきます。
常時電源が見つかったら、次はACC電源を探していきます。
OFFの状態では流れていないけれど、ACCの状態で電気が流れるようになる配線であれば、そこからの取り出しが可能になります。
複数本ACC電源にあたる配線があるかと思いますが、その中から1本を選んで電気を取り出しましょう。
今回はエレクトロタップを使用して電気を取得したいと思います。
今回使用するのは、エーモンから販売されている『電源取り出しコネクター』です。
エレクトロタップからギボシの付いた配線が出ているものになります。このエレクトロタップを先ほど確認した配線それぞれに接続していきます。
配線をいじる事になるので、この時はしっかりバッテリー端子を外しておく様にしてください。
先程選んだ配線をエレクトロタップに挟み込んで、カラス(ウォーターポンププライヤー)で挟み込んでいきます。
エレクトロタップは接触不良を起こしやすいと言われますが、しっかりと接続できていれば、問題なく使用できます。
簡単に配線を分岐する際には非常に便利ですね。
電源取り出しコネクターを取り付けたら、ギボシを接続してしっかりとスリーブをかぶせておきましょう。
スリーブの大きさが合わない場合は、エーモンのスリーブに合わせてスリーブを交換してしまうとピッタリになります。
残るはアースのみです。
オーディオ裏の配線にもアース線がありますが、アースは配線から取らないほうがいいです。自動車はボディ全体がアースの役目を果たすので、アースに関してはボディに配線を接続しましょう。
ボディアースの前には、接続する鉄板部分でしっかりアースを取れるのかを電源テスターで確認できるとベストです。
今回はETCのアース線にクワガタ端子取り付けて、オーディオ裏のボルトに挟み込んでアースを取りました。
動作チェック
全ての配線を接続したら動作チェックを行います。キーを回してETCが動作すれば、配線もOKです。今回の車載器からは「セットアップされていません」という音声が流れました。ここまで確認出来たら、パネルを全て戻して車載器の取り付けに関しては完了です!
セットアップ
セットアップに関しては特別な機材が必要になるため、車屋さんにお願いします。
インターネットで「ETC セットアップ」の様に検索するとセットアップをしてくれる店舗などを調べることができます。
まずは店舗を調べて問い合わせて、金額確認と場合によっては予約を済ませましょう。
セットアップの依頼時に必要になるのは車検証とETC車載器の管理番号です。
今回の車載器の場合は説明書に管理番号が書かれていました。この2つを必ず用意して依頼しましょう。
今回は近くのイエローハットでセットアップをしてもらいました。時間としては20分程度。金額は3000円程度でした。予約をしてから行っているのでストレス無く作業してもらえました。
まとめ
ということで、今回はETCを使えるようにしてみました。
今回は取り付けを自分でやってみましたが、難しいと感じた方は、もちろんお店に依頼することもできます。これも金額はマチマチですが、5000円~6000円ほど。輸入車になると若干高くなると思いますが、大体1万円以内で収まると思います。
実際に取り付けてみた感想としては、配線を取らないといけないのが常時電源/ACC/アースの3本だけなので、そんなに難しくないと思いました。
アンテナの取り付け位置などに関しても説明書に記載されているので、初めての方でもしっかりと取り付けは出来ると思いました。
皆さんに知っておいて欲しいポイントとしては、ETCを使用する前には必ずセットアップを行う必要があるということ。
中古車を買ったとしてもセットアップは再度行っておいた方が良いです。
理由としては、その車の前オーナーが何らかの不正を行っていて、普通車に対して軽自動車のセットアップを行っていたりした場合、そのまま使用してしまうと不正通行で刑事罰の対象になる事があります。
ETCにはそういったリスクもあるということ。そしてそのリスクを確認するのもオーナーとしての責任だということを知っていただければと思います。
まぁ車にETCも付いたので、早速高速道路でドライブでもして来ようと思います。
そいじゃ、また!
ウチの商品を使ってくれ!という方は、上記のお問い合わせフォームよりご連絡お待ちしております!