『ウェットコート』が『ハイブリッドストロング』より撥水するという噂を聞いたけど本当!?
はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は2つの商品を用意しました。
クリンビューの『ハイブリッドストロング』とジーオンの『ウェットコート』です。
理由としては、『ウェットコート』をガラスに使うと『ハイブリッドストロング』よりも撥水するという話を耳にしたからです。
僕としては、今のところガラス用コーティング剤では『ハイブリッドストロング』が一番撥水力が高いと思っています。
それよりもボディ・ガラス両用の撥水剤の方が撥水するなんて信じられません。
過去に『キラサクGPコーティング』(ボディ用撥水剤)をガラスに使用してみたことがあるのですが、強撥水のキラサクといえどもガラスではほとんど力を発揮できませんでした。やはりボディ用とガラス用では「別物」だと思います。
『ウェットコート』の方が撥水効果が高いと言っていた方がどこまで試したことがあるのかわかりませんが、『ハイブリッドストロング』の撥水効果は本当に強い。
だからこの噂に白黒つけてやろうということで、今回は実際に施工して比較してみたいと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
コーティング剤を施工する
今回はこちらの車のフロントガラスで検証を行います。
現状は『水アカ取りパッド』で古い油膜やコーティングを落として完全な親水状態です。水をかけても弾くことなく、水の膜がガラス全体を覆う状態です。
この親水状態、停車状態であれば水の膜が均等に張られているため、比較的視界がいい状態です。
しかし少しでも車を動かしたり、ガラスに風が当たるようなことがあれば、一瞬でガラス全体が波立ち視界はゼロになります。
そのためフロントガラスには撥水コーティングが必要になってくるんですね。このガラスをしっかり乾かしたうえで施工を行います。
ガラス中央にマスキングテープを貼り、右側に『ハイブリッドストロング』、左側に『ウェットコート』を施工していきます。
僕はこの『ハイブリッドストロング』を凄い撥水剤だと思っているのですが、こういったガラス用コーティング剤をすべて「ガラコ」と呼ぶ人がいる気がします。ちなみに「ガラコ」はソフト99が販売しているガラス用コーティング剤の商品名です。『超ガラコ』もかなりの強撥水。効果も非常に高いです。
ただ、僕は『ハイブリッドストロング』の方が強いと感じているので、今回は『ハイブリッドストロング』と比較していきます。
ガラスに『ハイブリッドストロング』の液剤を塗り込んでいきます。
過去の検証の結果、直線的に塗り込むより円を描くように塗っていく方がいいことが分かりました。
ガラス全体にまんべんなく塗ったら、乾かした後に拭き上げを行います。
左側には『ウェットコート』を施工していきます。
今回はガラスに吹きかけた後に乾いたタオルで拭き上げる方法で施工を行っていきます。
この『ウェットコート』、施工が非常に簡単なのはいいのですが、臭いがちょっとキツイ。お酢のような酸っぱい臭いがします。
ガラス一面分施工してみましたが、曇りやムラが出ることもなく無事に施工できました。このガラスがどれだけ撥水するのか…
しばらく経って『ハイブリッドストロング』が乾燥したので、濡らして硬く絞ったクロスで拭き上げていきます。
この拭き上げを行う際、拭き上げにくいと感じている方が多くいると思います。その場合は拭き上げるクロスの面を変えてみると綺麗に拭き上げることができます。こまめにクロスの面を変えるのがコツですね。全体的に2回くらい拭いてあげることで、綺麗に拭き上げることができます。
これら2つのコーティング剤は、定着のため1日時間を置いて明日撥水効果を確認したいと思います。
翌日、撥水効果を確認する
コーティング施工から1日経ちました。
今日はそれぞれのコーティング剤の撥水効果を確認していきたいと思います。
こうして施工後に1日置いているのは、過去の検証で施工直後よりも、定着するだけの時間を置いてから水をかけた方が撥水効果が強いことを確認したからです。おそらく今日はそれぞれベストな状態の撥水効果になっていると思います。
それぞれの施工面に水をかけてみました。こちらは『ハイブリッドストロング』を施工した面です。さすがの強撥水です。
水がかかった瞬間、小さい水滴の段階でどんどん水が流れていきます。
続いて『ウェットコート』を施工した面です。
こちらもしっかり撥水しています。普段はボディに使っている撥水剤とは思えないくらいの撥水と言ってもいいでしょう。
これが乾燥させる工程などなく、ただ拭き上げて拭いただけで効果を発揮しているのは素晴らしいと思います。
ただ純粋に撥水力だけを比較して考えた場合には、『ハイブリッドストロング』の方が上だと感じました。
画像は水をかけるのをやめた瞬間です。注目していただきたいのはガラス面に付着している細かい水滴の数。そして流れる水滴の尾の長さです。
撥水力が高く、水が吸い付くことが難しくなるほど細かい段階で水は流れ出し、水滴の尾の長さも短くなります。撥水力の違いはここから見て取ることができると思います。
こちらは車の中からの映像です。どちらもしっかりと撥水していると思いますが、少しだけ違う点があります。
比較してみると、強い水が当たった際にできる水の塊が『ウェットコート』の方が若干大きいと感じました。
また、同時に水をかけて止めた後に残る水の量は『ウェットコート』の方が多い。やはりガラス面での撥水力は『ハイブリッドストロング』の方が上だと感じました。
まとめ
今回は、ガラス用撥水コーティング剤の『ハイブリッドストロング』と、ボディ・ガラス兼用のコーティング剤『ウェットコート』を、それぞれガラスに施工して撥水効果を比較してみました。
結果としては、ガラスの撥水力では『ハイブリッドストロング』の方が上だと感じました。『ウェットコート』も撥水していたのですが、水滴の滑りや水残りなど、撥水力を示す部分で差が出ていたかなと思います。
この違いは、走行中は画面で見るよりも大きな違いに感じられると思います。
しかし、『ウェットコート』もガラス専用ではないのにあの撥水力。
以前『キラサクGP』をガラスに施工した時と比べれば、はるかに強い撥水力です。やはりコーティング剤も適材適所なのでしょうが、オールマイティーにあの撥水力を出せるのは、魅力であると言わざるを得ません。
また、機会があれば走行映像なども撮影したいと思いますので、続報をご期待ください。
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