マツダ株式会社が、足でペダル操作することが困難な人を対象とした手動運転装置付車を「ロードスター RF」「マツダ ロードスター」「アクセラ」の3車種に設定し、2017年9月21日 (木) から販売を開始した。
マツダは、2017年8月に発表した「サステイナブル “Zoom-Zoom” 宣言2030」に基づき、身体の不自由な人の移動手段不足を「社会」の課題と捉え、「運転する楽しさ」「走る歓び」を体験できる機会を提供することで、ユーザーとの間に特別な絆を持ったブランドになることを目指し手動運転装置付車を開発してきたという。
手動運転装置付車の主な機能は、センターコンソール横に引くと加速、押すと減速する「コントロールグリップ」が装備されており、左手で「アクセル」「ブレーキ」「ウインカー」「ホーン」など、ステアリングの操作以外の各操作をほぼ片手で行うことができるようになっている。その他にも、運転席への乗り降りをスムーズにする「乗降用補助シート」や、車椅子を助手席に収納するための「車いすカバー」などがオプションとして用意されている。
ロードスター RF(手動運転装置付車): 3,385,900円 ~ 3,695,900円
ロードスター(手動運転装置付車): 2,965,900円 ~ 3,275,900円
マツダ アクセラ(手動運転装置付車): 1,996,900円 ~ 3,371,900円
また、9月27日 (水) から29日 (金) に東京ビッグサイトで開催される「第44回 国際福祉機器展 H.C.R.2017」に「ロードスター RF(手動運転装置付車)」が展示される予定だ。