日産自動車株式会社が、9月6日 (水) に新型「日産 リーフ」を初公開した。新型「日産 リーフ」は、ゼロ・エミッションである事に加え、電動パワートレインならではのパワフルな加速、そして低重心を活かした軽快なハンドリングを実現し、さらに進化した自動運転技術を始めとする先進技術を合わせ持ち、電気自動車として魅力ある1台になった。
航続距離は400km!
新型「日産 リーフ」には、新型「e-パワートレイン」が採用されており、「最大出力:110kW」「最大トルク:320Nm」を発揮し、電気自動車ならではの加速性能を更に向上させている。気になる航続距離は、初代「リーフ」が “280km” に対し、新型「リーフ」は “400km” と約4割長くなったため、従来よりも少ない充電回数でより遠くまでドライブすることができるようになった。
充電時間(普通充電):16時間(3kW)/ 8時間(6kW)
充電時間(急速充電): 40分(約80%)
最新の自動運転技術が採用!
また、駐車するときに必要な操作(アクセル・ブレーキ・ハンドル・シフト、さらにパーキングブレーキまで)を自動制御するシステム「プロパイロット パーキング」や、新型「セレナ」新型「エクストレイル」で好評を得ている高速道路単一車線での自動運転技術「プロパイロット」など最新の自動運転技術が詰め込まれている。
ドライバーの運転時の負担を軽減する「e-Pedal」
他にも、回生ブレーキと通常のブレーキの両方を自動的に制御し、アクセルペダルの操作だけで「発進」「加速」「減速」をコントロールすることができる「e-Pedal」も搭載されている。「e-Pedal」をONにすれば、運転に必要な90%の減速をワンペダル(アクセルペダル)で操作することができるため、足を頻繁に動かすことがなく運転手への負担が軽減される。
日産の代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の西川廣人は発表会で「新型 『日産リーフ』 は、今後の日産のコアとなる実力を持ち、当社の将来の成長に向けた重要なブランド戦略である『ニッサン インテリジェント モビリティ』をけん引する車です。そして今、まさに世界が本格的なEV (電気自動車) の時代に動きだしたところ、このタイミングで『技術の日産』の粋を詰め込んだ新型『リーフ』をお届けできること、素晴らしいチャンスをいただいたと思っております。」と語っている。
実際に環境規制強化を背景とした世界的なEV (電気自動車) 市場拡大化は進行しており、メキシコシティ、アテナ、マドリードでは2025年までにディーゼル車の走行を禁止、オランダでは2025年以降、電気自動車以外の車を販売することが禁止される法案が可決されている。そのため、今回発表した新型「リーフ」は世界的に注目を浴びることとなった。
新型「日産リーフ」は、日本で10月2日に発売され、2018年にバッテリー容量とモーター出力を更に向上させた「ハイパフォーマンスモデル」を発売する予定だ。
価格:3,150,360円 ~ 3,990,600円