国土交通省は、ハイブリッド自動車等の走行音について、自動車基準調和世界フォーラム(WP29)における「静音性車両に係る協定規則(第138号)」の採用を踏まえて、新たなる基準を発表しました。
ハイブリッド車などの、電力で作動する原動機だけで走行することが可能な自動車は、歩行者などに自動車の接近を知らせる車両接近通報装置(AVAS)を備え付けなければならないというものだ。
実際にハイブリッド車が静かすぎて、近くにきても気付かなかったという人も少なくはないと思う。歩行者からの意見だけではなく、視力障害者団体からも静かすぎて危険を感じるなどの意見が多く寄せられおり、新たに基準を設けることにした。
検討委員会の委員は、視覚障害に関する専門家や視覚障碍者団体、消費者団体等の委員から構成されている。車両接近通報装置は、停止させるような機能を設けることもできない。
適応時期は、新型車が平成30年3月8日から、継続生産車が平成32年10月8日からとなっている。