著作者:raneko
米国運輸省道路交通安全局は、自動運転機能が作動している際に死亡事故が発生したことを明らかにした。自動運転機能中に発生する死亡事故は初めてだという。
今回、事故を起こしてしまった車両はテスラモーターズの「モデルS」。
フロリダ州の高速道路で自動運転機能(オートパイロットモード)を起動させて走行していたところ横切るトレーラーを認識することができずトレーラーに衝突し、モデルS運転していた男性が死亡した。認識できなかった原因は、日差しが強く自動運転機能もトレーラーを認識することができなったのが、原因とみられている。
この事故ではブレーキ痕も見つからなかった為、運転手も日差しが強くトレーラーに気付かなかったのか、自動運転を過信して完全に目を離していたかのどちらかになる。
テスラ側はオートパイロットモード中でも運転手は、常に車を運転できる状態でいることを求めており事故の責任も運転手側にあるとしている。
実際にテスラの公式ブログにも、手放し運転は、道路交通法70条の安全運転義務違反に該当する可能性あるとの記載があり、「交通規則を守るのはドライバーご自身です。」とも書かれている。
テスラ自体は、自動運転に約2億kmの走行実績があり、非常にまれなケースだという。
そして、この事故を受けてテスラモーターズのCEO、イーロン・マスクは哀悼の意を表しています。
Our condolences for the tragic loss https://t.co/zI2100zEGL
— Elon Musk (@elonmusk) 2016年6月30日