こんにちは、しのピー( @shinopp_yu )です。
愛車をキレイに艶出ししたいと思う気持ちは、少なからず皆さんお持ちではないでしょうか?
以前は車の艶出しには、カーワックスが定番でしたが、1980年代にポリマー系コーティングが登場してから、ガラスコーティングへとシフトしてきました。さて、ガラスコーティングとは一体何なのでしょうか? 今回はその魅力に迫ります!
この記事の目次
ガラスコーティングってなんだろう!?
現在の車のコーティング剤の種類は、大きく分けてポリマー系とガラス系の2種類あります。
ポリマー系コーティングは、1980年代から開発されて市販されている車のコーティング剤で、今でも比較的安価で強い艶を出せるタイプとして、多くの方に支持されています。ただポリマー系は、耐久性が弱く、傷がつきやすいということと、効果の持続期間が3~6ヶ月間程度と、比較的短いという欠点があります。
その欠点を補う車のコーティング剤が、ガラスコーティングです。
一度ガラスコーティングすれば、1年以上効果が持続するため、安心して車を使用することができます。艶や光沢が長く続いて、日常的な手入れも非常に楽になるという点において、おすすめのコーティングと言えるでしょう。
ガラスコーティング?ガラス系コーティング?
一言に「ガラスコーティング」といっても、色々な種類があります。世間では「ガラスコーティング」と「ガラス系コーティング」が存在すると言われており、ガラス系コーティングよりガラスコーティングの方が良いと思われていますが、これは間違いです。
ガラスコーティングとガラス系コーティングの違いとは?
ガラスコーティングとガラス系コーティングの大きな違いは、ガラス成分を使っているか使っていないかです。ガラス系コーティングに使われている成分は「ケイ素系化合物」が含まれていて、このケイ素系化合物がガラスと同じ強度を成形することができるので、ガラス系コーティングと呼ばれる商品でも硬度8Hなどを実現することができます。
ガラスコーティングのメリットとは?
出典:磨き屋さんブログ
車のメンテナンスにかける時間があまりない方や手間暇かけたくない方でも、一度ガラスコーティングをしておけば安心です。
ガラスコーティング メリット1:長持ちする
カーワックスをかけていなくても濡れたようなツヤが持続し、見た目にもとてもキレイであり、ガラス皮膜は酸化しないのでコーティング効果が長持ちします。
ガラスコーティング メリット2:ガラスの被膜で傷が付きにくい
車を綺麗に保つ理想としては、洗車時に付く洗車傷を極力減らすことです。洗車をすると丁寧にやっても洗車傷というものは付きます。ガラスコーティングを施工していれば、硬化した被膜のおかげで洗車キズなどが軽減されます。
ガラスコーティング メリット3:艶が出る
ガラスコーティングを施工していれば、ワックスがけをしなくても濡れたような艶が持続します。
ガラスコーティング メリット4:手入れが簡単
ガラスコーティングは硬い皮膜を形成しますので、商品によって多少違いはありますが、洗車キズが軽減されるとも言われ、汚れの種類によっては軽い水洗いだけで簡単に落ちてくれる為、普段のお手入れは断然楽になります。
ガラスコーティングのデメリットとは?
もちろん、メリットがあればデメリットもあります。メリット、デメリットを両方を比較してガラスコーティングを施工するかを考えましょう。
ガラスコーティング デメリット1:施工費が高い
ガラスコーティングのデメリットの一つは、カーディーラーや専門業者にガラスコーティングを頼む場合、施工費用が6万~10万程度となり、かなり高額です。
ちなみに自分でガラスコーティング剤を施工した場合、 市販のガラスコーティング剤は数千円~と手頃な価格ですので、カーディーラーや専門業者の値段と比較すると、かなりお得です。
ガラスコーティング デメリット2:硬化までに時間がかかる
ガラスコーティングはワックスと違い、徐々に硬化していくので完全硬化するのに24時間から数週間かかります。硬化している途中でダメージを受けた場合は施工し直しになるほど繊細なものになります。施工時間は塗装などと同じで気温や湿度で大きく変化します。
ガラスコーティングの硬度
ガラスコーティングの商品ページを見ると、6Hや8Hなど書かれているのですが、どういう意味か知っていますか?
この表記は硬度、つまり硬さを表しており、数字が大きくなるほど硬くなります。ガラスやコーティング業界で使用されているJIS規格になります。
三菱UNI鉛筆を使ってひっかいてどの鉛筆まで傷が付かないかを試験し、その結果8Hの鉛筆でも大丈夫なコーティングを用いて作られたものだけが「硬度8H」を名乗ることができるのです。
ちなみに、5回の試験で2回以上傷が付けば一つ下の硬さになるので、全く傷が付かないというのは間違えになります。
硬度で気をつける点
硬度9Hなど表記することは簡単です。ガラスコーティング自体、多く出回っているので試験をせずに9Hと記載しているところもあるので、試験結果表が添付されているところがより確実です。
ガラスコーティングの耐久性
耐久性はメーカーによって違いますが、1年~3年ぐらいが、ガラスコーティングの耐久性です。この耐久性については勘違いをする人が多いのですが、あくまでも硬化した膜の耐久性のなるので撥水が1年~3年間保たれるという意味ではありません。撥水効果のあるケイ素等は洗車や雨なので落ちます。しかし、硬化した膜は残っている! そのように思っていたほうがいいですね!
撥水効果は3ヵ月から6ヵ月程度、ガラスコーティングの膜が1年から3年ぐらいになります。
ガラスコーティングをした車の洗車方法
必ず手洗い洗車をすること。
ガラスコーティングのメリットは洗車の数を減らせることです。せっかく施工したのに洗車機に入れてしまうと劣化が早まります。手で軽く洗ってあげましょう。
シャンプーは、付属されているものやメーカーで推奨されているシャンプーがある場合は、そちらを使いマイクロファイバークロスを使って拭き上げするのが理想です。
ガラスコーティングの上からワックスをしても大丈夫?
基本的にガラスコーティングにワックスは禁物です。コーティング剥がれ等の要因にもなりますので、ワックスは掛けずに手洗いのみにしましょう。
ガラスコーティングといえど、汚れは付く!
ガラスコーティングといえど、「洗車をしなくても良い!」と言うわけではありません。放って置けば汚れもつきますし、雨が降れば雨染み(ウォータースポット)も付きます。
水洗いだけで汚れが落ちやすく、ワックスがいらないと思っていたほうがいいでしょう。
ガラスコーティングの価格ってどのくらい?
ディーラーやガソリンスタンド等の専門家に頼むと保証なども付いてくるので、平均価格は6万~10万程度します。さすがに高いという人はガラスコーティング剤を買って自分でやるのがお勧めです。
相場的には5,000円~10,000円程度です。注意点としては、安いから良い! 高いから良い! というものではありません。謳い文句だけで巧妙に売っている物もあるので、しっかりと信頼出来る商品か調べてから購入しましょう。
おすすめのガラスコーティングは?
世の中、ガラスコーティングと呼ばれる商品が多数存在します。硬度〇hという記載をよく見ますが、書くことは誰でもできるので証明書があるかどうかが重要になってきます。今まで使ってきた、おすすめのガラスコーティングを紹介したいと思います。
パーフェクトドロップ
ここのガラス系コーティングは、あいち産業科学技術総合センターで検査して硬度8Hの証明書があり、スマホコーティングで有名な「パワーコーティング」とコラボして作られたコーティング剤です。私が買ったときはメンテナンスシャンプーも付属されており、撥水性能が低下してもシャンプーで上乗せすることできます。一番のおすすめできるガラスコーティングです。
バリアスコート
ワコーズのベストセラー商品です。高密度ガラス系ポリマーとオリジナルポリマーレジンがガラスのようなクリスタルな輝きを実現してくれます。ちゃちゃっと済ませたい時に使用しています。利便さでいったら、おすすめの商品です。
ロクエイチ
こちらのガラスコーティングも、しっかり証明書が添付されていました。6Hだと若干不安かもしれませんが、車の塗装が5Hぐらいなのでガラスコーティングとしては十分です。ロクエイチも使ってみて、施工しやすかったのでおすすめできるガラスコーティングです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ガラスコーティングが気になった方は、早速コーティング剤を探して、ガラスコーティングを施してみるのもいいですし、プロの方にお任せするのもよし。
艶出しした愛車に、更に愛着が湧く事は間違いなしですよ!