クルマをいじるならLED化は欠かせない!!
カーカスタムの邪魔になりがちなのが、いじっていない車の象徴のように見えてしまうハロゲンバルブの淡い光。
最近の新車では、最初からLEDになっていたり、車購入時にLEDに変えられる方もいらっしゃいますが、まだまだハロゲンの車が圧倒的に多い!だからこそLEDがカッコよく見えるんですけどね!
今回は、アフターパーツでLEDバルブを購入する前に知っておきたい、LEDチップの種類についてご紹介します。
この記事の目次
LEDチップの種類
砲弾型タイプ
リードフレームと一体化形成したカップ内にLEDチップを実装し、カップ内に蛍光体を分散させた樹脂を封入して、その周りを砲弾型にエポキシ樹脂でモールドした構造。
ポイント:古くから存在しているLEDであり、安価。前方のみに光を照射。
LEDの始祖!始まりのLEDとも言えるこの発光ダイオード。結構昔のおもちゃなどにも赤く光るこいつがついてるのを見かけませんでしたか?最も昔から合ったのがこの発光ダイオード。
赤・黄緑・橙などは1990年以前から実用化されていました。(白色LEDができたのは1996年以降なんですが…)
少ない電力で、瞬時に最高輝度の光を発するこのLEDは今では生活の様々な場所で活躍していますね!
FLUXタイプ
正方形型の本体形状に4本の端子(リードフレーム)を持つLED。4本の足で本体を支えることによって基板への安定性を向上、光量を増しても持った熱を確実に放熱できる放熱性に優れたLED。
ポイント: 青みがかった柔らかい光を放ち、拡散性に優れます。
ここで基板に対して並べて配置することに向いたFluxLEDの登場!!しっかりと本体を支え、放熱性を確保する足と素子と蛍光体を覆い光を拡散するモールドが非常に特徴的ですね。発光体の周辺をカバーしている透明の樹脂が美しく輝くので、このLEDのファンの方も多い?様々な環境下で安定した発光ができますが、リードフレーム部分が劣化するとダメ。
表面実装(SMD)タイプ
セラミックや樹脂などで成型したキャビティの中にLEDチップを実装し、キャビティに蛍光体を分散させたエポキシやシリコーンなどの樹脂を封入。キャビティ内側の面には反射板の機能があり、多くの光を取り出せる構造。
ポイント:直線的で鋭い光。少ない面積で大きな光量を得られる。市場に多く流通。
現在市場に一番多く出回っていて、目にする機会が多いのがこのタイプ。表面実装(SMD)とはプリント基板に直接チップを設置できるようになっているということ。このLEDの登場で基板上に大量にチップを並べてもかさばらなくなったため、光量が劇的にアップ。しかし光量の上昇とともに敷き詰める分熱もますので、半田の融解による故障も起きやすくなっています。一般的にLEDシーリングライト(お部屋のLED)はこれを使用しています★
COB(チップオンボード)タイプ
多数のLEDチップ(発光体)を基板に直接実装した構造。基板に合わせて専用のタイプを作っている為決まった形状がない。
ポイント:用途に合わせて設計されているため、最も最適なものができる。但し多少高価
チップオンボードの名前のとおり、基板に直接LED発光素子を設置して作られるのがこのCOB。用途に合わせて基板だけでなく、発光形式もつくられるため、最も思った通りの光を生み出せるのが特徴。最も使いやすく光量も色も自在!市場で見かける「スクエアチップ」とか「HPW」とか「面発光」とか言われるのはこの部類。贅沢なLEDですね★
LED商品の種類
バルブ型
使用箇所:純正ハロゲン球の付いている場所
ハロゲンバルブと交換して使用するタイプのうち、球を模した形をしているもの。取り付けも、球交換と同じようにできるので比較的簡単にできます。規格さえ間違えなければ簡単に安価に買えるのもポイントです。
テープ型
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使用箇所:電源の取れる場所ならどこでも
テープ状の土台にLEDを配置したタイプ。設置箇所に合わせて自由に変形させることができるので、電源さえ取得できればどんな場所にも取り付けられるのもポイント。SMDを使用しているタイプが多いので光量も十分です!
基板型
使用箇所:基本的に室内灯
ルームランプなどに良く使用されるのがこの基板タイプ。広い面から1方向に光を発するため、光を無駄にせず、周囲を明るく照らせるのがポイント。LEDとしては理想的な使用法はこれですね!
ユニット型(ASSY)
使用箇所:テールランプ、ヘッドランプ、フォグ・デイライト、ナンバー灯などの既成品ユニット
純正商品としてLEDを扱うものはこのタイプが非常に多いです。特に車種専用で作られたASSYはアフターパーツならではのかっこよさが有ります。デザインも特徴的なものが多く、高価ですが一番スタイルを出せるのではないでしょうか。
まとめ
その他にも色々な形があるのですがここではご紹介しきれないのでまた今度!
使用箇所に合わせてLEDを選べるようになった今の時代。専用タイプのLEDをアフターパーツで付けるのが一番かっこいい!!と私は思いますw
みなさんもLEDの種類をしっかり理解して、製品価値を比べる材料にしてみてはいかがでしょうか。
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