こんにちは、しのぴーです。
みなさん、風邪をひいているのに「風邪ぐらい平気!」と思って車を運転していないですか? 体調が悪いのに無理して運転をすると罪になることがあるので注意してください。
かぜ薬を飲んで運転すると違反になるの?
道路交通法の中に過労運転等の禁止という項目があります。
どういうものかと言うと、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない。服用すると眠くなるおそれのある風邪薬を飲むことは、「病気、薬物の影響により正常な運転ができないおそれがある状態」に該当するので、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
風邪をひいている状態での運転は飲酒運転と同等!
イギリスのカーディフ大学で行われた研究結果によると、風邪をひいた状態で運転をすることは、ビールを約2リットル飲んで運転するのと同じぐらい危険という研究結果が発表されています。
実際に風邪をひいている男女50人で、風邪をひいてる時とお酒を飲んでいる時の「反応速度」や「注意力」を比較してみた結果、お酒を飲んでいる時は、通常時よりも “0.015秒” 反応が遅れ、風邪をひいてる時は通常時より “0.036秒” 反応が遅ることが分かったのです。つまり、お酒を飲んでいる時よりも風邪をひいている時の方が反応が鈍るということになります。
くしゃみをしたら3秒間の前方不注意!
他にも、運転をしながら「くしゃみ」をすると “約3秒間” 前方を見ないという結果が出ています。たったの3秒間と思う人もいると思いますが、時速100kmで走っているときの3秒間は距離に換算すると “84m” です。そう考えると1回のくしゃみが非常に危険だということが分かります。
まとめ
飲酒運転はもちろんのこと、体調が悪いと思ったときは運転を控えましょう。風邪ぐらい平気だと思ってはダメです。事故になる確率は確実に上がっているので風邪をひいているときは車ではなく電車などを使うようにしましょう。