こんにちは。マントヒヒです。
HIDを買うときに、形状とは別にケルビン数という選択が必ずあります。
数字が大きい=明るい
と思って買おうとしていませんか?それは間違えです。ケルビン数は車検などにも関わってくるので理解して購入しましょう。
この記事の目次
ケルビン数ってなんだろう?
ケルビン数とは、熱力学温度の単位で、国際的に定められた単位になります。このケルビンは色温度の単位としても使われています。
HIDなどに使用されているケルビン数は、色温度と覚えてください!
色温度とは、熱を色で表したもの!
刀を作るところを見たことありますか?
鍛冶屋さんは高温に熱した鉄をハンマーなどで打ち、刀を作っていきます。刀を作る際に金属を変形させるために高温で熱し、鉄が溶ける前の段階まで熱くします。そうすると鉄は真っ赤になり、ハンマーで打ち伸ばす事ができるようになるんです。
何を言いたいかというと、鉄を熱した時に鉄が赤い光を放っているというところに注目していただきたい。物体を熱すると光を放つようになるんです。
そうなんです!
どんな物質も、高熱を加えると、その温度によって様々な波長の光を放射するようになります。その色は、物質ごと、温度ごとに異なりますが熱量に合わせて同じように変化していくそうです。
出典:wikipedia
その色は、赤系統の暖色からはじまり、温度が高くなるに連れて白くなり、そして青みがかった寒色になっていきます。
これが色温度!
色温度って何のために使うの?
普段使わない言葉なので必要性がわからないと思いますが、実は私たちの生活と色温度は密接に関わっています。この数値がないと、写真やテレビ、パソコンのモニタなどで正確な色の再現をすることができなくなってしまうんです。
実は気づいていない、日本のテレビは青かった。
出典:住む居る
写真撮影では、スタジオ撮影のライトが 3200k、太陽光線が 5500k と想定されており、フイルムはこの色温度の照明下で最適な色再現ができるよう作られている。
そう、撮影時の状況に合わせて現像することで初めて私たちの目で見た通りの写真や映像が作られます。テレビなどの色彩工学では「標準の光D65」(6500ケルビン)が標準と定義されている。だからアメリカのカラーテレビ(NTSC)では色温度標準は6500kに設定されているが、日本のテレビ(NTSC-J)は9300kを標準として設定されている。
めっちゃくっちゃ青いじゃないか!!
これもクールジャパンなんだろうか??
クールに使用としすぎて寒色を使いすぎたのかもしれない。まぁ、設定を変えればケルビン数の変更が可能なので、長時間の視聴などをする場合には、温和な6500kや5000kなどに変更したほうが見やすいですよ。
そもそも通常が6500kですからね!我々の目が青っぽいのに慣れすぎているだけですからね!
HIDで言われる色温度
出典:wikipedia
ちょっと話が脱線してしまったのですが、車に使用されるHIDも「ケルビン」で色を表します。
正直、別の言い方で表記してくれたほうがわかりやすいのにって思いますが、一般的にケルビン数で比較しているのがほとんどです。
例えば、白とか青とか黄色とか…
けど、白とかにするとメーカーごとに色の違いが出てくるから、きちんとした単位で表現しているのだと思います。
色温度と見やすさ・目の疲れの関係は、テレビもヘッドライトも同じです。
日中と同じ視界を得たいなら6500k相当!それ以下なら目にやさしいし、それ以上ならクールでカッコいい!
まとめ
結果:ケルビン数=発光色
と考えてもらって大丈夫です!だから、ケルビン数が高いから光も強いという考えは間違えです!
車検対応のケルビン数は、一般的には6000ケルビンと言われています。
車検に通らないということは、走行に支障をきたすからでしょう。安全面を考え適正なケルビン数を選びましょう。
出典:wikipedia
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