はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
前回、シエラにカロッツェリアのタブレットカーオーディオシステム『FH-7600SC + SDA-700TAB』を取り付けました。
このセットを選んだ理由は、バックカメラを連動できるタブレットタイプのナビとして使えるからです。
今回は、Amazonで購入したバックカメラが届いたので、取り付けを行っていきたいと思います。
バックカメラにもいろいろな種類があります。
Amazonだけでも様々な画素数の物やその他の特徴のあるもの。金額も幅広く、正直どれを買っていいのか僕もわかっていないところがあります。現在は形などを見て、フィーリングで購入しています。
実物は届いて初めて目にすることになるので、フタを開けてみたら思っていたよりチープな時も……。なので、今回はカメラのレビューも同時に行っていこうと思います。
それじゃ、やっていこう!
この記事の目次
カメラの取り付け位置について
バックカメラの取り付けはナンバープレート上の穴になっている部分にしようと思います。
おそらくバックカメラ取り付け用に用意されている部分だと思うので、ここを使用して綺麗に収めたいと思います。
今回購入したカメラは四角タイプになるのですが、あまり出っ張ってしまうとナンバープレートにかぶってしまうので気を付けたいと思います。
配線ルートについて
配線のルートですが、ラゲッジスペース下部にあるジャッキなどの工具収納スペース下に、ゴムキャップで塞がれた外部に通じる穴を見つけたのでここを利用したいと思います。
ここからバックカメラ配線を内部に引き込むとして、ここから前方のオーディオ位置まで配線を引いていきます。
今回は車両左側のパネル内に前方まで伸びている配線を見つけたので、この配線に沿って、オーディオ位置まで配線を引いていこうと思います。
配線作業(パネルの外し方)
まずはクォーターパネル裏から外していきます。後面を止めているクリップ5か所を外します。
内張剥がしや、養生した後マイナスドライバーなどを使って引き抜きます。
柔らかい内張剥がしだと作業しにくいので、硬めの物か専用のクリップ外しを使った方がいいと思います。
前方は少し大きめのクリップ1つで固定されています。
隙間が少ないので内張剥がしなどが使いづらい部分ではありますが、隙間に指を入れてパネルを持ち上げると外れるので、やりやすいやり方で外してください。
6か所のピンが外れたら、パネル上部のツメを外しながらパネルを剥がしていきます。
この際に力を入れすぎるとパネルが傷んで白化してしまうので注意しましょう。
前面部分はステップとくっついているので、ステップも同時に外してしまいましょう。
ステップと後部パネルはツメでくっついているだけなので、後ろからツメを外すか、くの字に曲げて外してあげましょう。
これでパネルが取り外せるようになりますが、シガーソケットがある場合は配線がつながっているのでカプラーを外すのを忘れないようにしましょう。
先ほど外したパネルの裏を通っている配線がこちらです。
この配線に合わせてオーディオ部分まで配線を通していきます。
使用する配線は映像線と電源線です。
映像線はオーディオユニットに差し込む必要があるので車両前方まで引っ張ります。
電源線はバックランプからの電源取得を想定しているのか短いのですが、今回はオーディオユニット部分ですべての配線を行いたいので、延長して映像線同様に前方まで引いていきたいと思います。
配線を引く際には残っているシートベルトの内側を通してやるなど、邪魔にならないように注意しましょう。
今回の場合はすでに引かれている配線に結束バンドを使って固定していきます。
あまりガチガチに留めてしまうと修正するときに大変なのですが、あまり遊びを持たせすぎると今後トラブルの原因になる可能性があるので注意が必要です。
作業を進めて助手席足元まで来ました。
ここまでかなり順調に進んできたと思います。ここからセンターコンソール裏部分まで配線を上げていくのですが、まずは助手席足元のパネルが邪魔になるので外していきたいと思います。
このパネルを外すには奥面にある留め具を外します。
ねじ止めになっているので、手で回転させることで留め具を外すことができます。
その後、手前にパネルを引いて取り除きましょう。このパネル裏部分で配線を立ち上げ、オーディオ裏へ引き込みます。
続いてグローブボックスを外します。
両脇部分にツメがあるので、一方ずつへグローブボックスをずらしてツメを外します。
ツメが外れたら、グローブボックス下部のヒンジ部分の外れる位置があるので、位置を合わせてグローブボックスを引き抜きましょう。
前回取り付けたオーディオユニットを一度外し、針金を使って配線を引き込みます。赤黒線が電源、黄色の端子がバックカメラの映像端子になります。
配線の接続・動作チェック
引き込んだ配線をオーディオユニットに接続していきます。今回接続するのは「R.C IN」と書かれている部分。
ここにバックカメラの映像端子を挿し込みます。
電源線に関しては、ナビ裏のバック信号線(紫白)の配線に接続します。
※配線関係を弄ることになるので、念のためバッテリーのマイナス端子を外してから作業を行いましょう。
今回はエーモンの二股ギボシ端子を使って接続を行いました。
ギボシの接続を一度外して、間に二股端子を挟み込みます。新しく分岐された部分に赤色の電源線を接続します。アースはナビ裏のボルト部分から取りました。これで配線は完了です。
カメラ配線の接続
オーディオまでの配線を完了したら、後ろ側に戻ってきてカメラ配線を接続します。
センターコンソールまで伸ばした電源線・映像線とカメラを接続しましょう。あとはバッテリーのマイナスを繋ぎなおして動作チェックを行うのみです。
動作チェックをしてみたけど……
パネルを戻す前に動作チェックを行いました。しかし、リバースにギアを入れても映像が移りません。配線はきちんとしてあるはずなのに……。なんで?
まずは電源を確認してみました。カメラに接続している配線を外して、電源テスターを繋げてみたところしっかりと電源は来ているようです。という事はカメラは動いているはず……映像の線も繋がっているので、あとはタブレットの設定でしょうか。
映像が切り替わらなかった理由
映像が切り替わらなかった理由は、またしてもタブレットとオーディオユニットの連動設定にありました。
前回も苦戦したBluetooth設定の中に「パーキングアシスト」という部分があり、単純にこの機能がOFFになっていました。
僕の検索不足なのか、どこにそんな説明があるのか全く分からなかった……。(パイオニアさん、もっとわかりやすく作って!)
これで画面切り替えは解決。しかし、もう一つ問題が起きていました。
画面を切り替えても映像が全く映らない。青い画面に変わるだけです。
試しに以前ティーダに取り付けたバックカメラに変えてみると普通に映像が映るようになります。……カメラも不良だったんですね。
もう手元に他のカメラもないので、移るカメラに交換して取り付けを続行したいと思います。
バンパーの取り外し
動作確認を終えたカメラをバンパーのナンバープレート上の位置に取り付けていきます。まずはバンパーを固定しているボルトとクリップを外していきます。
まずは、リアドアを開けた部分で確認できる2つのクリップと4つの10mmボルトを外します。
続いてタイヤハウス内、バンパー裏面のボルトと上面のボルトを外していきます。左右両方とも同じように作業を行ってください。
最後にバンパー下部、フックの部分を固定しているボルトを左右とも外します。
忘れずにバンパー裏でつながっている配線のコネクタも外しておきましょう。
バンパー裏面のボックスの中でカプラーが繋がっているので、ボックスのフタを開けてカプラーを外してください。
ここまでくるとバンパーの固定具が無くなり、グラグラの状態になります。しかし、ナンバープレートが引っかかる状態になっているので、ナンバープレートに気を付けながらスライドさせて引き抜きましょう。
カメラの取り付け
カメラ取り付け予定位置をよく確認してみると、プラスチックのカバーがあって奥までカメラが入りません。
ここはナンバープレートの上部にあたる部分なので、あまりカメラがはみ出るとナンバープレートにかぶってしまいます。
そこで、今回は邪魔になっていた樹脂部分を切り取り、ステーを使ってカメラを取り付けることにしました。
樹脂部分は折れ曲がるようになっていたので、折れ目に合わせてカッターで切り取りました。
ステーはホームセンターで買ってきた「マルチ金具」を使ってみました。(穴部分の幅が?)7mmのものになります。
ギリギリというか、結構無理やり気味です。両脇の二つの穴を使ってビスで固定する予定です。
カメラはボルトとワッシャーを使って固定します。ステーにしっかりと固定できるものであれば、なんでも大丈夫だと思います。
バンパーにステーを固定するビスは太さ5×長さ12mmの物を選びました。
元々用意されていた固定部分にビス止めしてカメラ固定は完了です。カメラの台座部分は可動式になっているので、取り付け後に角度調整は行っていきます。
カメラの取り付けが完了したので、外した時と逆の手順でバンパーを戻していきます。しかしここで問題が発生しました。
元々想定していた穴を使って配線しようとした場合、マフラーが近くて遠回りの配線が必要。
また、バンパー取り外しの際に配線箇所が分かれてしまってメンテナンス性に欠けるので、元々あったカプラーのカバー付近で配線を接続することにしました。
そのため、外に配線を逃がす穴は、左側のパネル内の穴を使用することにします。
やはり配線などは集中していた方がメンテナンスしやすい物です。
リアバンパー裏のボックス内に配線を引き入れ、内部で結線を行いました。
ボックス内に入れておけば泥などもかぶりにくくなるので安心です。
取付完了!
これでバックカメラの取り付けが完了しました。
配線に関しても、元からある配線に沿って這わせたので非常にスッキリしていて、クォーターパネル裏のパネルを外さないと配線が見えない状態にできました。見た目上は結構満足しています。
カメラ根本のビスはキツめに固定しましたが、若干の角度調整は利きます。
これがバックカメラ映像です。今回のタブレットの場合は本体とのBluetooth接続が確立されてからバックにギアを入れる必要があります。
エンジンをかけてすぐに使用できない点はネックかもしれませんが、エンジンをかけた時だけなのでそんなに問題にはならないと思います。映像も悪くないので満足です。
まとめ
といった感じで、今回はジムニーシエラのバックカメラの取り付けを行いました。結構時間がかかりましたが、それなりに拘ってやったので満足はしています。
今回のように『FH-7600SC + SDA-700TAB』を使用したケースでの注意点は、バックカメラを取り付けたらオーディオユニットの設定でバックカメラをオンにしないとしっかり切り変わらないという事。ナビ側で設定が必要な場合があるので注意してください。
また、拘った部分で言うとバンパー裏でのカメラの接続部分。今回最終的に行った配線方法であればメンテナンス性も高く、板金屋さんなどに車を預けても安心です。
今回の配線方法はジムニーシエラだけでなく、ジムニーもほぼ同様に使えるものになるので、バックカメラをこれから取り付けようと考えている方は参考にしてみてください。
PS.
姉妹チャンネルの「旅人 –たびゅうど-」で、ガヤさんとチキン対決をすることになりました。良かったらそっちもチェックしてみてください!
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