はい! こんにちは、しのピー(@shinopp_yu)です!
今回は先日『タッチガン』で補修したところを塗装屋さんに診てもらった時に『タッチアップペン』のちょっとしたテクニックを聞いたので紹介しようと思います。
通信量に余裕がある方は、動画をご覧ください。
用意するもの
今回使うのは『タッチアップペン』とヒートガン (ドライヤーでも可) と、ちょっとした容器と爪楊枝です。
まず容器にタッチアップペンの中に入っている塗料を入れます。
この時に塗料を少し触るとシャバシャバしている状態です。これが垂れる原因でもあり、何回も塗らないといけない原因でもあるみたいです。
ヒートガンで塗料を温める
そこで1回ヒートガンかドライヤーで塗料を温めます。
温めるとシンナーが揮発して少しドロッとした感じになります。
少し分かりづらいのですが、爪楊枝でチョンと触ると糸を引くような感じになります。
試しに缶に塗ってみました。左下の小さい点がヒートガンで温めた『タッチアップペン』の塗料です。真ん中の垂れている塗料は何にもせず『タッチアップペン』で塗りました。雲泥の差です。温めた方は厚みを持たせても垂れてきません。
これは使えるぞ!
実際に傷を補修してみた
そうしたら外にやってきました。
こちらは以前世界で1億本売れている『メタルスクラッチリムーバー』を使ってみたところなんですが、まだ傷は目立っています。
中央付近の塗料が剥がれて黒くなっている部分に『タッチアップペン』の塗料を乗せていこうと思います。
まずはコンパウンドで目立たなくなるような傷もあるのでコンパウンドで磨いていきます。
コンパウンドだけで、ここまで傷が目立たなくなりました。
しかし、塗装が剥がれている部分は黒いままです。これは完全に剥がれているのでコンパウンドではどうにもありません。だから『タッチアップペン』を使うのです。
まず脱脂をします。
脱脂が終わったら『タッチアップペン』の塗料をヒートガンで温めます。
爪楊枝でチョンチョンと触って糸が軽く引くぐらいでストップします。
やりすぎても塗料が固まってしまうので注意してください。
あとは爪楊枝で塗料を乗せていくだけです。
筆と違って爪楊枝は先端が細いので小さい傷でもピンポイントで塗ることができます。しかも塗料がドロッとしているので多めに盛っても垂れてきません。
かなり楽です。
側面から見た状態です。かなり盛れています。タッチアップペンを何もせずに使ったら5回ぐらい重ね塗りしないとここまで盛ることはできないと思います。
左の黒い点も気になるので塗っています。
こんな小さな傷でも難なく塗ることができました。
遠目からみた感じです。十分ですよね?
・・・
ここで重要なことを思い出しました。このマーチなんですが、これ以上の作業を進めることができません。何故かというと明日解体屋さんに出さないといけないんですよ。ちょっと悲しいんだけど抹消登録をしないといけなんです。
そうなるともうこれ以上の作業は続けられない。けど 僕はこれでも十分だと思います。あとは どこまで許せるか人それぞれだと思うんですが、1番最初にやったパールホワイトの車 (ティーダ) 、あの時の “塗った感” っていうのは無くなったので筆で塗るより少しヒートガンでシンナーを飛ばして今回みたいに爪楊枝でピュッピュピュッピュ塗って行った方が使いやすかったです。
まとめ
といった感じで以上になります。
今回はタッチアップペンを使って塗装屋さんが教えてくれたテクニックを駆使して傷の補修をしてみました。
実際にやってみた感想でいうと普通に使うより温めて爪楊枝で塗った方が格段に楽です。
『タッチアップペン』の筆を使って塗った時は塗料を削ぎ落して削ぎ落して筆の先っちょに付いた塗料をチョンチョンチョンチョン地道に塗っていたのですが、この方法なら1回で盛ることができます。あとマスキング (養生) をする必要もありません。
傷の種類は、大きい傷より飛び石など小さい傷の方が効果的だと思います。それとドライヤーで温めてシンナーを飛ばすことで盛れるし垂れないし良いことだらけです。『タッチアップペン』での補修を考えている人は、この方法で1度試してみてください。
そいじゃ、また!
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